「当たりの客」と言うか、「当たりの営業」と言うのか。考え方が結果に違いをもたらす、という話
(本日のお話 1554文字/読了時間1分半)
■おはようございます。
新入社員のシーズンです。
昨日は、静岡県朝霧高原にて、
ディスカバリーの実施立ち会い。
約150名の新入社員の皆様に、
研修を実施の機会をいただきましたが、
本当に真っ直ぐで、知的な方ばかりで驚き。
人数合わせでワークに入らせていただき、
これは自分も、うかうかしていられない、
と危機感を覚えました。
今日も引き続き2日目。
皆様、よろしくお願いいたします。
*
さて、本日のお話です。
新入社員研修、といっても深いものです。
研修をみながら、私(紀藤)自身、
「どれほどできているか」と問うてみると、
「なかなかできていないなあ(汗)」
と毎回気づきがあるものです。
そんな中、講師が研修中に、
ふと話をしていた言葉が大変、
胸に刺さりました。
本日はそのお話について、感じたこと、学んだことを
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【「当たりの客」と言うか、「当たりの営業」と言うのか。
考え方が結果に違いをもたらす、という話】
それではどうぞ。
■世界3000万部売れている、
ビジネス書『7つの習慣』では、
”パラダイム”
という言葉があります。
「パラダイム = ものの見方、考え方」
という意味。
その人自身が
人、仕事、趣味、世の中の出来事など、、、、
・あらゆることに対して、どの様に考えているのか、
や、はたまた、
・あらゆることに対して、どの様に行動するのか
これらは、全てこの
「パラダイム」
が影響している、と言われています。
(要は、「人は、自分が考えた通りに行動する」ということですね。)
*
だから、自分がどんなパラダイムを持っているのか、
客観的に見つめて、
修正するような工夫をしないと、
根本的な行動は変わらないですよ、
、、、
そんなことを、先日の研修でもお伝えをし、
参加者の皆様と、共に考えてきたのでした。
■そんな中、営業経験が豊富な講師が、
こんなことを話していました。
営業にまつわる、あるお話です。
「営業をやっているとき、
良いお客さんに出会うことを、
”当たりの客”に出会う、
なんていうことがあります。
・”当たりの客”に出会わないかな。
・同僚の彼は”当たりの客”を掴んだから羨ましい。
・”当たりの客”を見つけよう。
「普通の営業」は、そうやって言うんです。
でも、トップの営業は違った。
常にトップだったある営業は、こんなことを、
いつも言っていたんです。
「『当たりの客』を探すんじゃなくて、
僕は、自分がお客様にとっての『当たりの営業』になりたい」
って。
おそらく、こういう考え方が、
彼を常にトップにさせていたんだろうな、
と思うんですよね」
、、、そんな話でした。
■「言葉」は「思考」の表れです。
『当たりのお客さん』を見つけるのか、
『この営業は”当たり”だった』と言われる存在になるのか。
この違いは、雲泥の差をもたらしそうです。
10分も共に話をしていれば、
・その人が普段どういう事を考えているのか、
・どのような価値観を持っているのか、
・すなわち、どのような「パラダイム」を持っているのか、
何となく感じ取れるものです。
きっと
「『当たりの客』に出会えたらいい」
という言っている人のパラダイムはきっと
・「客」という顧客を疎かにする考えや、
・「ラッキー」で出会う偶然に期待する
みたいな考えが根底にあるかもしれません。
それらは行動にも影響を与え、
当然、結果にも影響を与えるのでしょう。
逆に、
「お客様にとっての『当たりの営業』になるのだ」
というパラダイムをもっていれば
違う行動、結果になるのでしょう。
・自分の努力(知識、スキル、人間力)がベース
・他責でなく、自責
になってくる。
さすれば、結果も当然
変わってくるのでしょう。
■今回の例は、
【「当たりの客」と言うか、「当たりの営業」と言うのか。
考え方が結果に違いをもたらす、という話】
でした。
しかし、きっとこのように、
”日常使っている言葉”
が皆様自身のパラダイムを表し、
気づかぬうちに、何かしらの結果を生み出していること、
あるのではないか、と思うのです。
普段、なかなか考えないことではありますが、
時に、自分がどんな言葉を使っているのか見直し、
どんなパラダイムを持っているのか見つめてみること。
思わぬ気付きがあるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
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【本日の名言】
よく調べもせずに、簡単に悪と決めてかかるのは、
傲慢と怠惰のせいである。
ラ・ロシュフコー
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