~ 四六時中、気分がよい自分でいるためのヒント ~
■おはようございます。
昨日は、週末と打って変わって、
また冬に戻ったような一日でしたね。
今日は、比較的暖かく過ごしやすい日になるようです。
季節の変わり目は天気も変わりやすく、
晴れだといいけど、雨の日だとどうも元気がでない、
というような声もしばしば聞きます。
(花粉の季節なので、晴れの方がツライ、という方もいらっしゃるでしょうが…)
■そんなお話とも絡めて、今日は、
「自分の天気を持つ」
というテーマについてお伝えしたいと思います。
7つの習慣の書籍を読まれた方はご存知かもしれませんが、
書籍の中に「刺激と反応の間のスペース」という表現が登場します。
『人間は4つの独特な性質「自覚・想像力・良心・自由意思」
を持っているため、自分自身を客観的に見つめることができ、
刺激に対する反応を自分で選択できる』
と本文で述べていますが、少しわかりづらいかもしれませんので、
ある興味深いエピソードをご紹介いたします。
■第二次世界大戦の最中、ユダヤ人の心理学者・ビクターフランクル、
という方がナチスの強制収容所に収容されました。
想像を絶する環境で、人体実験をされたり、
パンのかけらと、具のないスープで死と隣り合わせの労働をさせられる中でも
彼は人間としての尊厳を忘れませんでした。
身に降りかかる出来事を受け止めるときに、
彼は収容所から出て、大学の教師として講義をしている姿を思い浮かべ、
絶望して命を絶つ人も多くいる中、
希望を持ち続け、生還したというお話です。
※この話は「夜と霧」という17ヶ国語に翻訳され、
900万部を超える世界的ベストセラーになっています。
■この方のように、人体実験をされている中で…
というのは少し特別な話かもしれませんが、
人間には、刺激に対して「選択の自由」が許されている、
とも考えることができるのではないでしょうか。
例えば、
「お客様にクレームをもらった」
「部下が同じ失敗を繰り返す」
「家事を手伝ってくれない」
など、日常起こる様々な出来事に対してマイナスの感情を抱き、
ネガティブな発言をすることもできますし、
反面、チャンスととらえて前向きに行動することもできます。
そして、それは自分次第で反応を選ぶことができる、
とコヴィー博士は言っています。
■『相手の気分が悪かろうが、良かろうが(今日の天気が雨でも晴れでも)
常に自分は変わらず、穏やかでいる(自分はいつも気分がいい)』
そんな境地に達することができたら、
とても充実した毎日が過ごせそうですね。
(私も動揺しがちなので、偉そうなことは言えませんが…)
動揺したり、反応してしまいがちな時だからこそ、
一時停止をしてみると、
違った捉え方ができるかもしれませんね。
今日も楽しくがんばりましょう!