~ 稲盛さんとコヴィー博士の共通点 ~
■おはようございます。
先日でJALの稲盛さんが3月末で退任されるようですね。
色々と記事を読ませていただきますが、その都度感銘を受けます。
まだまだ、エゴだらけの自分ですが、
おじいちゃんになるまでには、
稲盛さんの100分の1でよいので、多少の人格者になっていたいものです^^;
■さて、稲盛さんとコヴィー博士、実は以前
ビジネス誌上で対談されたことがありました。
その紙面の内容を見ると、
お二人とも言葉が違うだけで言っていることは
とても近いものがあるように見受けられます。
■例えば、稲盛さんは著書「生き方」で以下のように言っています。
『人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力』
※能力は、才能や知能(健康・運動神経など)
熱意は、ことを成そうとする情熱や努力する心
考え方(これが一番大事)。これ次第で人生は決まってしまう。
なぜならば、これにはマイナスポイントがあり、
ネガティブにすえば、世の中にマイナスの影響すら与えてしまう。
■そして、コヴィー博士は「第8の習慣で」以下のように表現しています。
『活力ある生き方=ビジョン、自制心、情熱、良心』
※活力ある生き方とは、最高に偉大な影響を人に及ぼした人物、
意義ある貢献をした人物、何かを成し遂げた人物の特徴です。
ビジョンは、自分に何ができるかという可能性。
自制心とは、ビジョンを実現するために犠牲を払えること。
情熱とは、内面の炎であり、確信に基づく力。
良心とは、何が正しく何が正しくないかを知る道徳観念。
■そして二人とも最も大切な要素といっている、考え方と良心については、
例えるならば、ヒトラーとガンジーの違いではないでしょうか。
求心力があり、カリスマ性もあり、大きな影響力を発揮した人物、
という意味では同じなのですが、それぞれ信念としていた部分(考え方・良心)が
違っていたため、一方では虐殺、一方では平和という全く違った結果を
生み出したのではないかと思います。
仕事でもプライベートでも、何をするか、という根底にある
考え方や動機が最も大切なのでしょうね。
今日も皆さまにとって、よい一日でありますように。