”ネガティブなことが起こらないことを望む”より、”ネガティブと感じなくする努力”をしたほうが、心健やかに生きる近道かもしれない
(本日のお話 2678文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびにこれから実施する研修の打ち合わせ。
お世話になっている講師の方とのランチなど。
5月頭からの開業にあたって、
勉強会を通じてお世話になっている社長から、
大きなお花をいただき、本当に嬉しく思った次第。
まだ、私と妻の小さな会社ではありますが
「株式会社カレッジ」の影響も、
少しずつ大きくしていきたいと、
気持ちを新たにいたしました。
(T社長、ありがとうございました!)
*
さて、本日のお話です。
昨日、ランニングをしながら、
ちょっとギョッとすることがありました。
今日はそのお話から思った、
大切にしたい”気持ちの持ち方”について、
思うところをお伝えしたいと思います。
タイトルは、
【”ネガティブなことが起こらないことを望む”より、
”ネガティブと感じなくする努力”をしたほうが、
心健やかに生きる近道かもしれない】。
それでは、どうぞ。
■9日後に迫った、
100キロウルトラマラソン。
言い訳がましいですが、
今年は全く練習ができておりません。
しかしながら、地味に体重を減らし、
できうる限りの最後の練習として、
22キロのラン(そしてムエタイ)を昨日、
実施をしたのでした。
*
ちなみに、私は自宅が、
北区王子周辺ですので、
「荒川沿い」
を走るのが私の定番のコースとなっています。
ひたすら大宮方向に向かって、
走る、走る。
そうすると、大宮との中間位を折り返すと、
ちょうど20キロくらいになります。
しかし、一つ難点があります。
それは、夜は
「あまりにも暗すぎる」
ということ。
特に、夜はほとんど人がいないため、
そして、ある場所からは、建物もなくなってしまうため、
月がない夜などはほぼ、真っ暗闇。
そこで、ヘッドライドをつけて、
チカチカさせながら走るわけです。
最初は、
見えてはいけないものが見えそうで(汗)、
なんとなく怖かったですが、慣れました。
そして、昨日もそんな風に、
練習をしていたのでした。
、、、
■場所は、大宮と王子の間くらいを、
ひたすらタッタと走ります。
私はヘッドライドをつけて、
道の真ん中を走っていました。
そうすると、自転車が対向から走ってきます。
結構、飛ばしている様子。
こちらもヘッドライドをつけているので、
気づいているだろうな、と思いきや、
どうやら、私の事に気が付かず、
自転車を飛ばしていたようでした。
そのため、直前で、気づいたようで、
ぶつかりはしないものの、
自転車の人はかなり驚いた様子。
そして、一言、
こう叫んだ(ように聞こえた)のでした。
それは、
「すみっこ走れ!ボケ!!」
という、あまり
気持ちよくない言葉でした。
■正直、その時は、
「イラッ」とするわけです。
言われた内容よりも、
その言い方に、です。
しかし、そう思うのもつかの間、
あっという間に相手は通り過ぎて、
遠くへ消えてしまいました。
(別に何かをするわけではないのですが)
*
そして、そのまま
誰もいない道を普通に走り続けるのですが
なんとなくモヤっとします。
あんなに一方的に言わなくてもよいのに、
あんな言葉の使い方をする必要はないだろう
きっと性格が悪いに違いない、
などと、ふと思ったりして、
気持ちよくない時間がすぎるのでした。
■しかし、ふと思うのです。
「なぜゆえに、顔も見えない、
しかも全然関係ない人に腹を立てるのか?」
と。
そして、同時に思うわけです。
事実、確かに自分は、
道の真ん中を走っていた。
そして「左側走れ!」と怒鳴られた。
気持ちは、よくない。
でも、冷静に考えると、
自分にも否がある。
確かに、左側通行をしないと、
双方にとって危ないのです。
それを忘れて、走っていたから、
指摘はごもっとも、なわけです。
加えて、この出来事は、
イラっとすることがない自分が
イラっとしたから、忘れないだろう。
ということは、
”「左側通行」という安全のための習慣”
が刻まれた、ということも、
できるのではなかろうか、
などと、思おうとすれば、
思えるだろうな、、、
などと考えたのでした。
■『7つの習慣』の”第1の習慣 主体的である”において、
【刺激と反応の間にはスペースがある】
という言葉がありますが、
”自分の思考について、
どのパターンでいくのかは、
「自分に選択の余地がある」”
というルールがある、
ということを伝えています。
これ、本当にそうだな、
と改めて思うのです。
*
例えば、今回の出来事。
個人的には、
”気持ちよくないことを言われた”
という意味では「ネガティブな出来事」です。
そこに対して、
・あいつもそんなに左側走ってなかったじゃねーか
・そもそも暗い道であんなにスピードをだす自転車のほうが悪い
・向こうのライトも小さく、見えづらいのに、
よく言えたもんだな、バカヤロウ!
と、相手を攻め、
腹を立てることも自由だし、
逆に、
・腹は立つけど、自分が「左側を気をつけて走る」
きっかけになったのであれば、よかった
と、腹を立てつつ、
(ちょっと強引でも)プラスに変換することも自由。
どちらがいい悪いではなく、
『ただ、選択の自由がある』
ということは、確かだと思うわけです。
■考え方や、価値観が違う中で人が生きていると、
すれ違いや衝突は、なんだかんだで起きるものです。
または、自分が予期しない、
仕事上、身体上、プライベートなトラブルは、
避けようと思っても、避けられないもの。
万人に、ある程度の割合で、
「ネガティブな出来事(好ましくない出来事)」
は起こってくるのでしょう。
そういうときに、
つい心を疲弊させてしまう。
そして、時に
人生を楽しくなくしてしまうのかもしれません。
*
そして、そんな文脈から考えて、
改めて、こう思うのです。
それは、
”「ネガティブな出来事(好ましくない出来事)」
が起きないように、骨を折る”
よりも、
”「ネガティブな出来事を、
さしてネガティブと思わないように変換する思考習慣」”
を身に着けたほうが、
心、健やかに日々を過ごすことができる、
のではなかろうか、
ということなのです。
■パワフルな人は、
ポジティブな人が多いと思います。
何があっても、
ちょっと強引なようだけど、
プラスに変換してしまう、
「ポジティブ変換アダプター」
のようなものが、
頭の中にあるように見えます。
そして、面白いことに、
これらのことは、「思考習慣」なので、
望めば鍛えることができる、
ということ。
(実際、私もそのように鍛えてきて、
だいぶできるようになった気がします)
そんなわけで
【”ネガティブなことが起こらないことを望む”より、
”ネガティブと感じなくする努力”をしたほうが、
心健やかに生きる近道かもしれない】
などと思った次第。
何事も捉え方です。
言ってると、そんな気がしてくるものです。
まあ、腹が立つものは立ちますが、
そういう考えもある、
というお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
=========================
<本日の名言>
いつも楽しく暮らすように心がければ、
外的環境から完全に、
あるいはほとんど解放される。
スティーヴンソン
=========================