メールマガジン バックナンバー

1547号 2018年5月13日

高みを目指すなら、「出し惜しみ」をせず、持ちうるカードは全て使い切るべし

(本日のお話 2154文字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。

ならびに、夜からは、
「メルマガ交流会」の実施でした。

実に2年ぶりの開催でしたが、
合計30名ほどの方々にお集まりいただきました。

参加者も実に様々で、

・経営者
・大企業の人事
・公認会計士
・エクセルのプロ
・何冊も本を出している執筆家
・広告代理店の企画
・看護師
・コンサルタント

など、本当にバラバラ。

ただ、共通点としては、

”「出会いと学び」に対して、
 貪欲な方ばかりであった”

ということでしょうか。

そんな方々の考えが混ざり合い、
非常に充実し、楽しく、刺激的な場になりました。

ご参加いただいた皆様、
本当にありがとうございました!



また、今後のイベントの案内については、

メルマガのfacebookページにて、
告知をしてまいります。
(実は、そんなページがあるのです、、、)


ご興味がある方は、ぜひ、
「いいね!」をお願いいたします。

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メルマガ公式facebookページ「未来習慣」

https://www.facebook.com/futurehabits/

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さて、本日のお話です。

話は変わるのですが、
約3週間前の空手の稽古のダメージが、
ようやく癒えてまいりました。

しかし、ランニングもですが、
空手についても、やる気が高まっています。

今日はその理由を考え、思ったことを
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【 高みを目指すなら 「出し惜しみ」をせず、持ちうるカードは全て使い切るべし】。


それでは、どうぞ、



■今年に入って、
ふとしたご縁から参加させていただいた、
クローズドな空手稽古の場があります。

東京大学の准教授であり
数学者である師範(極真5段)。

そして、極真空手黒帯の先輩から始まったこの道場。

そして、底に集った
体格も経験も違う、”素人”の人々。


不思議な集まりですが、
本当に「ガチンコ(本気)」で戦うため、

毎回ケガ人が続出する、
というなんともクレイジーな(魂をぶつけ合う)
集まりなのでございます。



■しかし、私はこれまで、

「大学時代ボクシングをやっていた」

という”昔取った杵柄”、
(とまでは言えないけれども)
ちょっとだけアドバンテージがありました。

ですから、2ヶ月くらい前までは、

・相手のパンチを上手くかわす、とか、

・打たれないようにさばく、とか

・相手にパンチを当てる みたいな

ことは比較的できた”ほう”だったのです。


だから、ある意味、
真剣にやっていたけれども、
全力でぶつけるのはよくないのではないか
(一応経験者だし)と思い、

「出し惜しみ」

をしていたのでした。



■ですが、2ヶ月くらい前から。

仲間たちが劇的に成長をし始めるのが、
目に見えてわかりました。

自分の速いだけのパンチでは、
全然、脅威にならない。。。

私の技は「学習」されてしまったのです。


そんな背景がありましたから、
先月は極真黒帯の先輩に、

「今自分が持っている全力で、
 倒す気でやろう」

と思い、今までになく、
「本気」で思い切り打ち込みにいったのです。


そして、結果、どうなったか。


結論からすると、


「完全に返り討ちにあった」


のでした。

自分の速いパンチを当てても、
黒帯の相手には、効かない。

ラッシュをしても、
相手は止まらない。

加えて、黒帯の先輩の”突き”は
異様に重く、喰らうと、体に食い込むよう。

そして膝蹴りをもらったときには、
完全に動けなくなりました。

、、、


ボクシングの技術は、
その場では、全く通用しない。

そのことが、身に沁みて
わかったのでした。


そして同時に思ったことが、


『今の自分を手放さなければ、これ以上は強くなれない』


ということだったのでした。

、、、

■そして、このことを通じて、
思うことがありました。

それは、

「まだ、自分には、出してない武器がある」
 
というような、

”己に余裕をもたせた状態では、
 大きな成長は見込めない”

ということでした。


人は、自分がかわいいものです。
ですから、つい

・まだ出しきっていない

・自分には使っていない武器がある

・これを出せば本当はいける

・この条件が整っていたら、勝てた

、、、

という「言い訳の余地」を残しておきたい。

自分が本気でやって、
それが全く活用できないと、
ショックですので、心のどこかで、

「本当の実力はもっとすごいし」

と思ってしまうこと、
思おうとしてしまうこと、

あると思うのです。


■しかし、そう思っているうちは、

”新たな成長”

は見込めないのです。

なぜならば、

まだ出していないカードがある、
という余裕を感じているからであり、ゆえに、

『今の自分を手放すことができない』

という状態になると思うのです。




思うのですが、
人が本当に成長するときというのは、


『自分が持てるあらゆるカードを出し尽くし、
 それでも、何もできなかったとき』


なのです。


今の自分の100%をぶつけてダメだった時に、
厳しい現実ですが、人は自分の能力の限界を感じ、
そして自分を生まれ変わらせることができる、

そのように思うのです。


だからこそ、
暑苦しい考えのようかもしれませんが、



【高みを目指すのであれば、
「出し惜しみ」をせず、持ちうるカードは全て使い切るべし】



と思う次第です。


”「出し惜しみ」は厳禁”です。

打ち砕かれつつ、
そしてまた新しい自分を、
楽しく、創造していきましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

自分の限界を認めることで、
はじめてその限界を超えることができる。

プレンダン・フランシス

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