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1550号 2018年5月15日

世界が打算的に見えるのは、自分が打算的だからではないか、と考える

(本日のお話 1350文字/読了時間1分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

ならびに夜は、
サムライ塾の師匠と奥様と共に、
深いお話をいたしました。


見る人から見れば、
自分の弱さも、甘さも、
全てお見通しなのだな、と感じると共に、

ありのままの自分が違って感じられるように、
一歩ずつ成長していきたい、

などと思った次第。



さて、本日のお話です。

私の好きな言葉であり、
実際の世の中の原則に関わる言葉として

「パラダイム(ものの見方)」

というキーワードがあります。

今日はこのお話について、
思うところをお伝えさせていただくと共に、
学びを皆様にご共有できればと思います。


タイトルは、


【世界が打算的に見えるのは、自分が打算的だからではないか、と考える】


それでは、どうぞ。



◼︎『7つの習慣』のコヴィー博士の言葉に、



「私たちは世界をあるがままに見ているのではない。

 私たちのあるがままに世界を見ているのだ。」



という名言があります。


”事実は一つ、解釈は無限大”、

などとも言いますが、

「本当の事実」が何か、ということは関係なく、

「そう思ったこと(解釈)が、事実になってしまう」

ということが起こるのです。


◼︎例えば、以前の会社で、
私は厳しい上司に対して、
こう思っておりました。

いつも、自分ばかり叱られる。
怒られる。詰められる。

そうして、いつしか、


「あの人は私のことを嫌っているのだろう」


と、私の中で「決めて」いました。

だから、私の目からは、
厳しく、私のことを好きではない上司というのが、

「私にとっての事実(本当は解釈)」

になっており、そうすると、
上司がやることなすことすべて、

「愛情がない」

というように見えて、
むしろ、そんな側面ばかり気になって、
ますます「私にとっての事実」が
色濃く、固まっていったのでした。


◼︎しかしながら、
今振り返って思うと、
不思議なものです。


「あのときの上司は、
 ”愛情”を持っていってくれていた」


と思えるのです。


それはきっと、
当時の自分が、


「好きな人には優しくて、嫌いな人には冷たい」
 という行動をしている幼い精神性


だったからではないか、
と思うのです。


しかし、少ないながら時間を経て、


『好き嫌い関係なく、
 相手のためと思って厳しいことを言う』


ということが、
世界にはあると思えるようになったし、 
そうすると、

「厳しさの中の愛情」

という世界が、”実際に存在すること”を、
知り得るようになった、


と感じます。



◼︎自分が浅はかに、

「きっとこうだろう」

世界に対して見えていることは、

”自分が今そういう人間だから”

である、というのは事実でしょう。


・世の中は皆、打算的である

・世界は皆、敵である

・世の中はお金がすべて


と”見える”としたら、
それは、「自分がそうしているから」である、
という証明です。



■だからこそ、
己の見える世界を絶対と思わず、
自分自身を見つめ続ける事が重要なのでしょう。


そしてそのために、

”自分より上位の視点を持っている人”

”酸いも甘いも知り尽くしている師匠”

を持ち

「自分の”世界の見方”を是正してくれる機会」

を持ち続けることは、
とても大事なことではないか、

と思うのです。


繰り返しになりますが、


【世界が打算的に見えるのは、自分が打算的だからではないか】


そう、捉えることが、
自らを振り返り、育てることです。


自分の小さな物事の捉え方でなく、
それをより広く、
大きなものとして捉えていくこと。

それが、自分自身をより大きく、
広く育てていく上で、大変重要なことではないか、


そのように感じた次第です。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

本当の旅の発見は新しい風景をみることではなく、
新しい目をもつことにある。

マルセル・ブルースト

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