心の中に、自分専用の「松岡修造」を持つ
(本日のお話 1554文字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、読書、ならびに、
溜まっていた事務作業などをひたすら
片付けておりました。
また夕方からは、本日月曜日から実施の、
『7つの習慣』研修のため、名古屋に移動でした。
今日、明日と、
某有名ホテルのコアマネジメントの皆さまと共に、
学びを深めております。
*
さて、本日のお話です。
最近ではよく知られるようになりましたが、
スポーツでもビジネスでも、
「メンタルの力」
が注目されています。
今日はこのお話について、
なるほどな、と思う話がありましたので、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【 心の中に、自分専用の「松岡修造」を持つ 】。
それでは、どうぞ。
■ちょっと前の例になりますが、
五郎丸の「五郎丸ポーズ」や、
イチロー選手のバットを前に掲げる姿が、
有名になりましたね。
これは、
”自分なりのルーティン”
を持つことが、
高いパフォーマンスを発揮する上で、
とても役に立つ「メンタルコントロール」として、
注目された例でした。
*
例えば、人前で緊張しないために、
・「人」と手の平に描いて飲み込む
とか、
・目の前の聴衆は、”じゃがいも”と思って話す
などなども、
広く捉えてみれば、
「メンタル・コントロール」
をする一つのテクニックなのでしょう。
■実際、これらの「メンタル術」というのは、
ちょっと怪しいテクニックなどではなく、
列記とした、
「ビジネス・スキル」
である、と私は思うのです。
なぜならば、
・何かトラブルがあるたびに、
気分が浮き沈みして、行動にブレがでるAさん
と、
・何かトラブルがあっても、
常に前向きな気持ちを忘れず、
一定以上の行動を担保できるBさん
では、やはり後者の方に、
ビジネス上でも軍配が上がるのでは、
と思うわけです。
*
人は、「感情」の生き物なので、
”やる気”も含めた感情(メンタル)を、
いかにコントロールするか、、、
これはとても重要な命題である、
とすら感じます。
だから、昨今では
『レジリエンス』(=立ち直り力)
というキーワードが注目されているのでしょう。
■と、そんな
”「メンタル・コントロール」の大切さ”
をお伝えしてきましたが、
ここに興味深い話があります。
それは、非常に簡単な、
自己暗示のテクニックの話。
*
緊張したり、勝負どころで、
「俺ならできる!」
「私ならできる!」
と言い聞かせる、
そして自己暗示をかけること。
これは一つの効果的な手法です。
(皆様の中で、プレゼンや試合など、
こういったテクニックを使っている方も、
いらっしゃるのではないでしょうか)
ただ、面白いことに、
この手法を越えて、もっと効果的な
「自己暗示」のテクニックがある、
というのです。
■それは、
【お前ならできる!】
【君ならできる!】
と、”自分自身”に向かって
言葉を投げかける、
ということなのです。
イリノイ大学のサンダ・ドルコス博士が、
2014年に「European Journal of Social Phychology」
にて発表した論文によると、
『自分自身にYOU(あなたは)の形で語りかける』
と、「I(私は)」で語りかけるより、
高いパフォーマンスを発揮することがわかったそう。
■つまり、
「自分の中にいる、無意識の自分
(=ちょっとビビっている自分)」
に、もうひとりの自分が、
「松岡修造」ばりに
「お前はできる!」
「お前はできる!」
「お前はできる!」
と投げかける、
そして勇気づける、という
そんなイメージ。
でも、これをするだけで、
自分に力が湧いてくるのです。
■単純で、何のひねりもない話です。
でも、こういう「テクニック」を何気なく、
日常で行うことができれば、
それはいざという時の力になるし、
自分の意識が、少しずつ、強靭に、
前向きに、ブレなくなっていく、
私はそう信じています。
、、、ということで、
ぜひ、事あるごとに、
【お前はできる!】
と「小さな松岡修造」を心に持つように、
自らに言い聞かせ続け、
セルフイメージを高める思考習慣を
持っていきたいものですね。
心の中に、自分専用の、松岡修造を持ちましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
たとえあなたが何をしていようとも、
それをしている自分を愛せ
タデウス・ゴラス
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