「その時」よりも、「終わった後」に何が残るかのほうが、100倍大事
(本日のお話 1303文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
本日は、3件のアポイント。
ならびに、朝はコーチング(受ける方)、
そして、夜は勉強会(実施する方)。
学んだり、伝えたり、
学びが凝縮した1日でございました。
と、同時に、勉強会後の飲み会で、
色々語り、質問をいただく中で、
「いかに、たくさんの人に、
変化・変容のきっかけをつくるか」
ということを考えた時に、
自分の力量、時間の足りなさを、強く感じたり。
焦りばかりが募りますが、
まずは目の前のことに一歩一歩、
価値を提供していきたいと思います。
着々と。
*
さて、本日のお話です。
先日、名古屋にて
『7つの習慣』の研修を行っていた際に、
その様子をオブザーブしながら、
研修プログラムの開発責任者と共に
「研修効果」について、話していました。
その内容が、
「学びを行動に、そして結果につなげるために、
とても大事なことだな」、
と思いましたので、
本日はその内容について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「その時」よりも、「終わった後」に何が残るかのほうが、100倍大事】。
それでは、どうぞ。
■世の中の多くの研修の中には、
色々な手法が開発されています。
一言に研修と言っても、
・ミニゲーム、
・ペアワーク、
・グループワーク
・ディスカッション、
・映像、
・インタビュー
実に様々な「やり方」があるのです。
*
ですから、こんな事を言うと、
大変、乱暴なのですが、
様々な手法を駆使すれば、
「(研修のその場を)盛り上げることはたやすい」
ともいえるのです。
■しかし、
「ただ盛り上がればいいのか?」
というと、そんなはずはありません。
特に研修効果を期待する、
人事のご担当者様、経営者などは
強く感じることでしょう。
たとえ、その時、盛り上がったとしても
「変化・変容を求める研修」
が根本にあるはずであり
その研修を通じて、何かが変わらなければ、
時間とお金を投資した意味はない、
とも言えるかもしれないのです。
ですから、
「盛り上がった風の研修」に対しても、
その終わった後に、
「何を学んだのか?」
「どんなことが印象に残ったのか?」
「どのようなキーワードが頭に残ったか?」
などを問うてみてどんな答えが出るのかこそが、
非常に重要である、といえるのでしょう。
■ですから、研修の「その時」は、
実はさしてテンションも上がらず、
でも「終わった後」に
ただ盛り上がったという感覚もないけれども、
「学んだ内容が、何か思い出されている」
ほうが、盛り上がってすぐに忘れる研修より、
10倍、20倍、100倍の価値がある、
そのように思うわけです。
■感情も、もちろん大事。
でも、盛り上がらなくてもいいから、
「粛々とできる地味なアクション」
が頭に刻まれていたほうが、
日常の結果を変えるために圧倒的な力を誇るもの。
と、いうことで、ぜひ、
・皆様も、学びを提供する側、になったとき
・学びを吸収する側になったとき、
いずれにせよ、感情的な盛り上がりではなく、
日々粛々と思い出せる状態になっているか、
この1点に、意識を集中させることが、
変化・変容のために、大事ではなかろうかと思います。
ということで、
当たり前の話ながら、
【「その時」よりも、「終わった後」に何が残るかのほうが、100倍大事】。
と思った次第です。
その時の高揚感も良いものですが、
こと「学び」について言えば、
それだけに惑わされないようにしていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、
なお残っているもの、それこそ教育だ。
アインシュタイン
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