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1582号 2018年6月16日

妻の銭湯バイトの体験談から学んだ、「イヤな人」は自分が勝手に生み出している、という話

(本日のお話 2303文字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

2日前に実施した「極真空手」の稽古により、
脚がアザだらけで、パンパンになっております。

自らのフィジカルをもっと強固に鍛えねば、
と脚を引きずりながら思った1日。



また、昨日はある建設会社の管理職の方へ、
『7つの習慣』研修1日版の実施。

ならびに、夜からは、府中にて、
あるIT会社の中堅の皆様に実施している
『7つの習慣』研修3日版の懇親会へ参加でした。

どちらの会社でも、
トップの方がお話されていたことが、

「7つの習慣は、本当に良いことを言っている。
 しかし、やるのは難しい。
 でも、”1つだけ”でいいから続けることが大事」 

というようなお話。

聞きながら、
「本当にそのとおりだよな」
と深く共感しました。

1つ、2つでよいので、
心に響いたことをやることで、やり続けることで。
毎日が必ず変わると確信していますし、

それが「自らを変える」唯一の方法である、と
信じております。

ご参加頂いた皆様の、
益々のご活躍を、心よりお祈りしております!


結局、行動しなければ、
何も変わりません。



さて、本日のお話です。

私の妻の話なのですが、
最近、

「あるアルバイト」

を始めました。

決して時給も高くはないバイト。

「お金」ではなく「経験」を買うために、
始めたバイトとのこと。

内容は、友人が経営している、

『銭湯の番台』

のお仕事。

その名の通り、
「銭湯」にいるあの番台さんです。

その経験をする中で、
面白い気づきがあった、

と話をしてくれて、
その話が、私たちの日常の中でも、
とても大事な話だよな、と思いましたので、

本日はその内容を
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【妻の銭湯バイトの体験談から学んだ、
 「イヤな人」は自分が勝手に生み出している、という話】。


それでは、どうぞ。



■妻が

”銭湯の番台”

のバイトを始めたきっかけは、
「2つの理由」があったそうです。

1つ目は、

「色々な人に触れてみる機会を作りたい」。

下町の銭湯にくる、様々な人間模様を見てみたい、
という思いがあったようです。

そしてもう一つが、

「高校時代のアルバイトのリベンジ」

だと言っていました。



というのも、
高校時代、スーパーのレジをしていたときに、
当時、ものすごく無愛想だった高校時代の妻は、
レジの対応も、よろしくなかったそう。

ある時、買い物に来ていたおばさまから、

「アナタ、横柄よね。」

と言われたそうで、
若かりし頃、ショックを受けたそう。

今でもその時のことが忘れられない、、、。

だから、「今は違う!」と
高校時代の雪辱を果たすべく、
接客業に再チャレンジしてみたい、

というのがもう一つの理由だそうです。



■さて、妻がそんな経験をする中。

先日の番台のバイトの最中に、
ある出来事が起こったそうです。


それは、

”ある親子のお客さん”

との間で、こんなことがあったそうです。


その親子のお客さんとは、
中学生くらいの息子と、
お父さんという組合わせ。

銭湯台は二人で920円。

ですから、お金をもらって、
お釣りを渡そうとすると、
そのお父さんが、こういったそうです。


「お釣りの金額、違うよ」


と。

えっ、と妻は思いました。

確かめて、間違っていない。

だから、同じ額のお釣りを渡そうとしました。

そうすると、そのお父さんはいいます。


「だから、”牛乳だ”っていってるじゃないか」


そして、隣いる息子に向かって、

「俺、牛乳って、何回もいってたよなあ」

と、不機嫌そうにつぶやいていた、

という出来事があったそうです。


■どうやら、
妻は聞き取れなかったようですが、
そのお父さんは、

「牛乳をくれ」

と、何度も言っていたようなのです。


しかし、妻はこんな感じで
ネガティブに思ったそう。

(とはいっても、
 そんな態度を取らなくてもよいじゃないか。。。 
 この人は、「イヤな人」に違いない)

、、、と。


しかし、しばらくして、
その親子二人が、銭湯から出て、
帰ろうとした際、妻が努めて

「ありがとうございました~」

というと、一変して、


「おう、ありがとね」


と返してくれたそう。


そして、その時に、妻は、

(結構いい人じゃん)

と、思ったとのこと。


■少し前まで、「イヤな人」と
思っていたのが、一変、実はいい人かも、と思った。

その事実に気づいた時に
はっとしたそうなのです。

それは、


【「イヤな人」に仕立て上げていたのは、実は、”自分”であったのでは】


ということでした。


■確かに、「事実」だけ考えると、


「だから、”牛乳”っていってるじゃないか。
 俺、牛乳って、何回もいってたよなあ」


という苦言を、
ボソリとつぶやいていた、
ということだけ。

そこに「解釈」を加えたのは、
紛れもなく自分だったのです。


・きっとこういうことを言う人は、性格が悪いに違いない

・感情的な人だから、職場でも上手くいっていないんだろう

・こういうイヤな人も、世の中にはいるよね

、、、というように。


一つの出来事を大きく拡げ、

”「イヤな人」という解釈をし、
 ストーリーを作っていた”

と気づき、そして言うのが、


『実はこのような「解釈」を、
 勝手にしてしまっているのかもしれない』


と思ったそうなのです。


そして、その話を来た私も、
「確かに、そういうこと、あるよな」
と深く納得したのでした。


■人は「事実」を見ているようで、
実は、見ることができないもの。

実際、たくさんの”思い込み”で、
自分の世界を作り上げている。


だからこそ、


・実際に起こった「事実」は何か。

・自分が行った「解釈」は何か?


この2つを冷静に分けつつ、
己の気持ちと行動に向き合ってみることが、

心健やかに、真実を見て生きるために
大変大切なことではなかろうか、

そのように思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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<本日の名言>

私たちは世界をあるがままに見ているのではなく、
私たちのあるがままに世界を見ているのだ。

スティーブン・R・コヴィー

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