「縁を始める」より「続ける方」が100倍大切で、そして大変なもの
(本日のお話 1754文字/読了時間2分半)
◼︎こんにちは。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに夜は、「集客力アイデア50連発」なる、
集客に関するセミナーに参加してきました。
受講しながら、そうだよな、
しみじみ感じると共に、危機感を感じた次第。
本日はそのセミナーを受講しながら、
思ったこと、そしてそこからの学びについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは
【 「縁を始める」より、「続ける方」が100倍、大切で、そして大変なもの 】。
それでは、どうぞ。
◼︎昨日の集客セミナー。
主催者は、「シェアオフィス」を運営している
代表取締役の方でした。
その方が言っていた話で
とても印象的だった話があります。
それはこんな話でした。
「このシェアオフィスには、毎月20-30社の新規会員が申し込みされます。
しかし、毎月一定数、退会していきます。
そして、その理由は『廃業』です。
そして、なぜ廃業になるかというと、
お客様が継続的に集まらないから、
ただ、これだけなのです」
そして続けます。
「例えば、イベントをやっても、
最初の一回は難しくない。
だいたい友達とか、頑張って集客して集められる。
でも、それを二回、三回と続けていくのが、
たいへん難しいのです」
、、、と。
それを聞いた時、
今の自分に当てはめて、
ドキリとしたのでした。
◼︎奇しくも先日実家に帰って、
父母姉に近況報告をしていたときに、
母より言われた言葉が思い出されます。
(私が、6月9日の初セミナー、
上手くいったんだよ、というと)
「最初はビギナーズラックで上手くいくもんだからね」
と、返す刀で言われた、
という話。
*
最初は、興味を持って
いろんな人が声をかけてくれるもの。
しかし、それは、
”最初だけ”である、と。
そこから先は「地力」が試されるので、
自分で、あの手この手を
どんどん試していき、そして、
影響を拡げていかねばならない。
そんな事実を、
改めて考えさせられたのでした。
◼︎営業も同じで、「新規」のお客様と、
お付き合いを生み出すことは、かなり時間がかかります。
そこに至るまで、年単位の小さな預け入れ、
信頼関係の構築があって、繋がりが形になります。
それを作り出せることは素晴らしいのですが、
「売り続けられない営業」の典型は、
”新規を生み出しては、リピートがなくなり、
また新規を生み出してはリピートがなくなる。
そしてまた新規を生み出しては、、、”
という、「サバンナの狩り」
のような営業活動が軸になる場合です。
(もちろん、業種などにもよりますが)
*
新規をとる力はすごくても、
結局、”価値を提供”し続けられなければ、
その関係は続かないのです。
私が今まで見た「スゴい営業」は、
縁を繋げた人に、確実に成果を与えるがゆえに、
その人から、”無限にも見える連鎖”を生み出します。
適切な表現ではないかもしれませんが、
さつまいもの根を引っ張ったら、
”延々と伸び続ける根”に絡まって、
「芋づる式」にお客様が来てくれるようなイメージ。
そして、それはひとえに
『期待価値を超え、価値を提供し続けているから』
に他なりません。
◼︎「続ける」こととは難しいものです。
価値を提供しないと、
続かないから、大変なのです。
だから,「続けられる」ことは、
大変であり、大切だと思うのです。
*
こんな言葉があります。
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「千古不易」
弱肉強食 優勝劣敗
会者定離 生者必滅
松永和尚
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「千古不易」とは、
”太古の昔から、ずっと変わらないこと”のこと。
その”ずっと変わらないこと”とは、
・「弱肉強食」・・・強いものが弱いものを食べる
・「優勝劣敗」・・・優れたものが勝ち、劣ったものが敗れる
・「生者必滅」・・・生きとし生けるものは、皆、必ず滅びる
・「会者定離」・・・出会ったものは、必ず離れる、別れる
である、と。
生きとし生けるものが全て滅びる”ように、
出会った人も必ず離れるもの。
同じように、出会った繋がりは、
必ず、いつかなくなるのです。
「離れること」は前提だからこそ、
「続けること」を願うならば、
相応の努力をし続ける大切で、大変ではないか、
そう思います。
【「縁を始める」より、「続ける方」が100倍、大切で、そして大変なもの】
だからこそ、仕事をする上でも
圧倒的な喜びを感じていただき、
「誰かに言いたくなるレベル」で
喜びの声を集めることが大切である、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
小さな出会いを大切に育てていくことで、
人生の中での大きな出会いになることもある
千利休
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