何かを成し遂げる喜びを味わいたければ、「サンドバッキング」ではなく、「ムーンショット」を目指すこと
(本日のお話 2149文字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日月曜日は、1件のアポイント。
ならびに夜は、「zoom」というウェブ会議システムを使ったセミナーに参加など。
また、先日ご案内いたしました
『ストレングス・ファインダー・ワークショップ』
おかげさまで満席となりました。
(お申込みいただいた皆様、ありがとうございました!
ここまでお申込み頂いた方は追って詳細をお送りいたします。)
*
さて、本日のお話です。
先日日曜日より、カレッジとしての
「選択と集中」
を行うために、パートナーの妻と共に、
7-9月の四半期の「最重要目標」の設定と、
それを測るための「指標(マイルストーン)」の設定をしておりました。
本当にありがたいことに、
色々と問い合わせをいただいており、
”何をやり、何をやらないか”
を選択することが非常に重要になっている、
と感じています。
そのためにも、
「これだけは絶対にやり遂げる!」
という目標を設定し、ぶれないことは
大変に重要である、と思っております。
そのためのツールとして
先日ご紹介いたしました、
Googleにて全社導入もされた目標達成システムである
『OKR』
https://seleck.cc/okr
の仕組みを活用しつつ、
アレンジをしてやっているのですが、
その「OKR」に書かれている記述が、
とても納得するとともに、共感する内容でしたので、
皆様にご紹介させていただきたいと思います。
タイトルは、
【何かを成し遂げる喜びを味わいたければ、
「サンドバッキング」ではなく、「ムーンショット」を目指すこと】。
それでは、どうぞ。
■一昨日の日曜日の15時。
妻とともに、シェアオフィスに行き、
「カレッジとしてこれから、
何に集中していくべきか?」
を模造紙を拡げ、書き出していたのでした。
面白いもので、
「あれもやりたい、これもやりたい」
と思考を拡げていると、
”やったほうがいいこと”
というのは、本当にいくらでも出てくるのです。
(これは、あらゆる仕事でもそうですよね)
ですから、それを絞るために、
「OKR」という仕組みでは、
1,「この3ヶ月で取り組むべきと思う目標」の
アイデアを書き出しまくり、そしてその後、
似ているアイデアを統合する。
2,3つほどにしぼった目標を、
それぞれ戦わせて、一番ワクワクする、
かつインパクトがある目標1つ(O=objective)に絞る
3,目標(O)が決まったら、
それを達成するための3~4つの
「定量的に測ることができる指標(KR=key result)」を設定する
とようなプロセスを作るのです。
■そして、これを、
毎週月曜位に見返して、進捗を確認し、
達成に向けて歩んでいくわけですが、
この『OKR』に、いくつかの注意点が書かれているのです。
そして、その一つに、
【「サンドバッキング」に気をつけよ】
というのがあるのです。
この「サンドバッキング」とは
”ダメな目標設定の仕方”の比喩のこと。
例えば、
”営業組織あるある話”ですが、
こんな話を聞くことがあります。
「目標を高く掲げると、
プレッシャーがかかるだけ。
だから、”目標を低くして”、
確実に達成出来るようにしよう」
、、、と。
(これを、「サンドバッキング」と呼ぶとのこと)
■しかし、その決定をした先に、
何が起こるかと言うと、
・楽をしようとする
・だから本気になりきれない
・新しい工夫も生まれない
・力量も伸びない
というような影響があり、
結果、「現状維持」になったりするのです。
世の中がより成長し、
前に進む中においては、
”現状維持”=”後退”
を意味します。
ですから、
「サンドバッキング」
になると、そもそも結果としてもよくない、
という話になります。
私はそう思うのです。
■加えて言うと、
個人の”感情”の話に
焦点を当ててみても、
(これは私の信念かもしれませんが)
『高い目標を目指してこそ喜びがある』
と思うのです。
これは皆様もそうだと思うのですが、
”出来るとわかっていることをやる”
ことは、確かに安心感はありますが、
ドキドキ、ワクワクはありません。
富士山の登頂を目指したり、
フルマラソンにチャレンジしたくなるのは、
「できるか出来ないかわからない」
からこそ、いざそれが出来た時に、
「心からの喜び」を感じることができる、
と思うのです。
*
私も、フルマラソンや100キロマラソンや、
トレイルランなどに(半強制的に)誘って、
その人が己の力量を越えて、
初めて完走した瞬間を何度も目の当たりにして、
性格などは関係なく、
「人は成長を感じたい生き物なのだ」
と思うに至っています。
■「サンドバック」のように、
ただできることを、気持ちよく、
ボコボコとやっているのではなく,
より高い目標を目指す。
それを、「サンドバッキング」の対比として、
【ムーンショット(=月を狙う)】
という比喩で表現します。
*
50年以上前、アメリカ大統領のジョン・F・ケネディは
次のように述べて、世界の夢をふくらませました。
「我が国は目標の達成に全力を傾ける。
1960年代が終わる前に、月面に人類を着陸させ、
無事に地球に帰還させるという目標である」。
こうして、【ムーンショット】(月ロケットの打ち上げ)という言葉は、
『非常に困難な取り組みで、
実現すれば大きなインパクトが期待できる壮大な課題、挑戦』
を意味する用語となったそう。
たしかに恐ろしいけれど、
そのプロセスこそ、面白みがあり、
自分を鼓舞してくれるのではなかろうか、
そんなことを、思うのです。
【 何かを成し遂げる喜びを味わいたければ、
「サンドバッキング」ではなく、「ムーンショット」を目指す】。
言うは易し行うは難し。
まさしくそんな言葉ですが、
だからこそ大切にし、命を燃やし、
日々やりきりたい、生き切りたい、
そう思う次第です。
私も粛々と邁進したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
大胆に挑戦すれば、世界は必ず譲歩する。
チャレンジし続けよう、困難のほうが屈服するまで。
ウィリアム ・サッカリ
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