長期的な先延ばしは、自分を「人生の傍観者」にさせてしまう
(本日のお話 2149文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
ならびに、夕方は週末のトライアスロンに向けて、
東京体育館にて水泳の練習。
夕食は、お世話になっている職場の方とともに、
「餃子の王将」にて。
食べすぎてしまいました。
*
さて、本日のお話です。
昨日、「餃子の王将」でご飯を食べながら、
お世話になっている講師の方から、
ある興味深い動画を教えてもらいました。
TEDという世界的なプレゼンイベントがあるのですが、
その中でプレゼンをされ、非常に話題を集めた、
『先延ばし魔の頭の中はどうなっているか』(ティム・アーバン)
という動画です。
(※参考動画→ http://digitalcast.jp/v/24439/)
今日はこの話を聞き、
学んだこと、また感じたことについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【長期的な先延ばしは、自分を「人生の傍観者」にさせてしまう】
それでは、どうぞ。
■このタイトル、
『先延ばし魔の頭の中はどうなっているか』
これだけでも、ものすごく気になる方、
いるのではないでしょうか?
「すぐにやったほうがいいのは、わかってる、、、」
そう言いながらも、
つい先延ばしにしてしまう、この悲しさ。
この「先延ばし」の魔力というのは、
とてつもない力があるようで、
多くの方を悩ませているようです。
(私を含め、、、)
話の内容については、
詳しくは見ていただきたいのですが、
お時間のない皆様に端的にお伝えすると、
1、頭の中には、3人の住人が住んでいる。
2,”先延ばしをしない人”は、『理性的意思決定者』が、
船の舵をとっており、コントロールできる
3,”先延ばしをしてしまう人”は、『おサル』が船の舵を奪っている。
『おサル』はすぐに快楽・ご褒美が欲しい
4,『おサル』は言う。
「YOUTUBEみようよ、楽しいよ」
「携帯ゲームやろうよ、楽しいよ」と。
『理性的意思決定者』は抗うことができない。
5,しかし、”締切”などがやってくると、もうひとりの住人が現れる。
その名は『パニック・モンスター』。
6,締切が近づき、『パニック・モンスター』が現れ叫ぶと、
『おサル』は森に逃げていく。
そして『理性的意思決定者』が舵を取り戻す。
(そして、やるべきことを、”ようやく”実行する)
こんな構造が、
「先延ばし魔の頭の中」である、
というのです。
実際の動画は、かなりユーモラスに描かれていて、
つい笑ってしまうものです。
(詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
http://digitalcast.jp/v/24439/)
しかし、聞けば聞くほど
「本当にそうだよな」と、
「先延ばし」にしてしまうときは、
おサルに支配されているよな、
と、大変、理解、共感、納得できるのでした。
■ただ、結局
”締め切り”があれば、なんとか動き出せる、
というのは、一つの救いだと思うのです。
「明日までに提出しなければいけない」
「今週中にやらなければ、自らに甚大な被害が及ぶ」
となったら、人は”やる”のですから、
ある意味、締切がある仕事は、
まだよいのかもしれない。
(一応、質はともかく「実行」はされるから)
■しかしながら、この動画の
ティム・アーバン氏が、このように言ったことが、
非常に印象的だったのです。
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しかし別の種類の先延ばしもあって、
それには”締め切り”がありません。
個人事業家や、芸術家のような、
起業的な仕事の場合、
はじめのうちは”締め切り”がありません。
出かけていって何かをし、
軌道に乗って走り出すまでは、
何も起こらないからです。
また仕事以外で大切なことには、
”締め切り”のないものがたくさんあります。
家族に会いに行くとか、
運動し健康を保つとか、
人間関係を築くとか、
うまくいかない関係を解消するとか。
(中略)
”締め切り”がない状況では
パニック・モンスターは現れないのです。
目覚めさせるものがなく、
先延ばしの影響が限定されず、
いつまでも先延ばしし続けることになります。
*
そのような長期的な類の先延ばしは、
滑稽で短期的な”締め切り”のある先延ばしに比べ
目に付きにくく語られることもありません。
通常、ひとり静かに苛まれることになり、
長期的で大きな不幸や後悔の源になり得ます。
引用:『先延ばし魔の頭の中はどうなっているか』
(ティム・アーバン スピーチより)
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注目したいのが、この最後の行のこの言葉、
『長期的な類の先延ばしは、
目に付きにくく語られることもない。
通常、ひとり静かに苛(さいな)まれることになり、
長期的で大きな不幸や後悔の源になり得ます』
、、、と。
■”締め切り”がわかっている方が、
まだ行動できるから、ましなのです。
それよりも怖いのが、
「目に付きづらい、延々と先延ばしにされている大切なこと」
なのです。
それが、
家族との関係だったり、
仕事での新たなチャレンジだったり、
自分の中の密かな夢だったり、
人によって様々。
でも、そういったものは
”締め切り”がないから、
延々と先延ばしにされてしまう。
それが
「大きな不幸や後悔の源になる」、
というのです。
最後に、スピーカーの話者が言った、
言葉が胸に残ります。
【長期的な先延ばしは、自分を「人生の傍観者」にさせてしまう】。
自らの人生、いつ、
どこまであるか、わからない。
だからこそ、一瞬一瞬、
後悔のないようにしていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
心配ならば私たちは行動を起こすべきであって、
憂鬱になるべきではない。
カレン・ホーナイ
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