「本来やるべき」となんとなく思っていることこそが、”埋もれた金鉱脈”である
(本日のお話 2158字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに夜は、オークラホテルにて、
個人的な学びの場である『サムライ塾』の仲間と会合でした。
その仲間の一人であり、
青山学院大学 山岳部監督の村上さんという方が
いるのですが、隊長として学生を率いて
『ヒマラヤの人類前人未踏峰の登頂』
に、この秋、挑戦します。
6960メートルの崖のような山であり、
人類で誰も登ったことがない山「ホワイトウェーブ」を、
文字通り命がけで登る、
というのが彼の今回のミッション。
とんでもない挑戦です。
※詳しい内容はこちら。プレスになっています↓
http://pressports.com/2018/04/17/%E9%9D%92%E5%B1%B1%E5%AD%A6%E9%99%A2%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E5%B2%B3%E9%83%A8%E3%81%8C%E3%83%92%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E5%89%8D%E4%BA%BA%E6%9C%AA%E8%B8%8F%E5%B3%B0%E3%80%8C/
(渡航費の寄付金を受付ていますので、
「挑戦」を応援したいという方がいれば、ぜひ)
そんな仲間を含めて、
「まだ、誰もやったことがないこと」
に、ビジネスでも、ヒマラヤ登頂でも、
分野は違えども挑戦している仲間がたくさんいて、
本当に刺激を受けます。
私も、頑張ります!
*
さて、本日のお話です。
昨日のアポイントの話。
「実行」をテーマにディスカッションをしている時に、
『本来やるべきことができない』
という話になりました。
このお話を通じて、
(特に仕事において)
”抑えておきたい思考習慣”
として、強く思うことがありましたので、
その内容について、皆様とご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「本来やるべき」となんとなく思っていることこそが、”埋もれた金鉱脈”である】。
それでは、どうぞ。
■皆様は、「手帳」など使って、
日々の計画立てなどされていますでしょうか。
(きっと読者の皆様は、そのあたり、
しっかりやられている方が多い気がします)
いずれにせよ、
時間管理とか、
タスク・マネジメントとか
週間計画とか、
いろんな言葉で注目で言い表されるように、
”毎日、何をするのか?”
”1日1日、どのように時間を作るのか?”
は、現代の(特にビジネスパーソン)において、
大変重要な「問い」であるように思います。
■そんな中、昨日のお客様とのディスカッションで、
こんなお話が出てきました。
「皆、”本来やるべき仕事”をわかっているけど、
つまり、”これをしたらより良くなる”とわかっているけど、
結局それが出来ていない、というのが現状なんですよね」
、、、そんなご相談でした。
”本来やるべき”と思っていること、というのは、
多くの場合、「7つの習慣」風に言えば、
【第二領域】(=緊急ではないが、重要なこと)
に分類されるものです。
*
皆様も、ぜひ考えて頂きたいのですが、
『これをやれば、今より、もっと良くなるだろう』
と感じること、深く考えてみると、
結構出てくると思うのです。
例えば、私の例で言えば、
・大型案件の提案書を、
業界分析を綿密にした上で提出する、とか、
・メルマガの会員が増える仕組みをつくる、とか、
・今後のより綿密な売上計画を立てる、とか、
・自社プログラムの汎用的な企画書をつくる、とか
・経費・会計周りを手がかからない体制をつくる、とか
・これまで開催した人事系イベントに参加頂いた方と、
ネットワークを作る
、、、
などなど。
どれもこれも、
『これをやれば、今より、もっと良くなるだろう』
と思うことです。
■、、、しかし、全部は出来ない。
なぜならば、
”「やるべき日常の業務」が降り掛かってくる”
から。
・メールに返信する。
・見積もりを作る。
・電話対応をする。
・緊急の案件に仕事を中断される。
・アポイントが思った以上に長引いた。
・一つの案件をやる内に、別の案件が追加された。
・トラブル対応が起こった、、、
みたいな話ですね。
この襲いかかってくる”タスクの洪水”を
打ち返すだけで「十分仕事をした」気がするのです。
しかし、恐ろしいのが、
このような「日常の業務」を繰り返すのは、
乱暴に言ってしまえば、
”ハツカネズミが回し車の上を走り続ける”
という表現が、まさにふさわしい、
『現状維持の活動』
でしかないわけです。
*
そして、「仕事」というものの定義を、
「こなす」ではなく「生み出す」、
「受ける」ではなく「発信する」、
「今よりも、より良くしていく」
と考えるのであれば。
すなわち、
『現状維持の活動』のみに振り回されている状況で、
”本来やるべきこと”を全くできず、
”ハツカネズミ状態”になっているのであれば。
それは厳しいようですが、
【仕事をしていない】
とさえ、言わざるを得ないのでは、、、
とも思うわけです。
■人は感情の生き物です。
「本来やるべし」と思っていても、
やりきることは、なかなか難しいもの。
ですから、皆できなくて、
「タイムマネジメント系」の本が、
売れるのでしょう。
『本来やるべきこと』
の前に、多くの人が壁の前で、
立ち尽くしているものからこそ、
『本来やるべきこと』をやる思考習慣、行動習慣
を手に入れた先には、必ずや
「金塊のごとき結果」
が待っている、とも思います。
■「仕事」とは、
”現状維持の活動”ではなく、
「本来やるべきと思うこと」をやること。
それは、なんとなく思っていることかもしれない。
でも、それこそが、現状をより良く、
前に進めてくれるものです。
だからこそ、
【「本来やるべき」となんとなく思っていることこそが、埋もれた金鉱脈である】
と、強く思う次第です。
ちなみに、
”手帳に「第二領域」(本来やるべきこと)に「★印」をつける”とか、
”別枠に記入する”
などすると、
「本来やるべき仕事」がわかりやすくなって、
とてもおすすめです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
本日も、皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
貧者は昨日のために今日働き、
富者は明日のために今日働く。
二宮尊徳
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