「0点をとる勇気」さえあれば、人はいくらでも成長できる
(本日のお話 1556字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は某企業にて、
5件の個別コーチング。
管理職の方向けに行った、
”ストレングス・ファインダー・ワークショップ”
のフォローアップとして、
皆さまの課題などを伺い、
一緒に解決のために頭を使っておりました。
こういう事を言っては失礼かもしれませんが、
色々な方のお悩みを聞けば聞くほど、
自分の中に、多くの方の
思考と解決策がストックされ、
より皆さまのお役に立てる能力が身に着くと感じています。
今月はコーチング月間。
楽しみです。
*
さて、本日のお話です。
最近読んだ本に、
『才能の正体』(著:坪田 信貴)
というものがあります。
これは、一時期話題になった
『ビリギャル』
(=偏差値30だったギャルが、猛勉強して、
1年で慶應義塾大学に入った、という実話)
の主人公のギャルを1年間、
教え、導き、そして結果を出した
塾の先生が書いた本です。
その中に書かれていた内容で、
『知らないことに出会うこと』
について、
大変前向きにとらえられる内容が書かれていましたので、
本日はその内容について、皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「0点をとる勇気」さえあれば、人はいくらでも成長できる】。
それでは、どうぞ。
■世の中には、
”知らないこと”
が山のようにあります。
最近、自分の中で、
「教養」
(=歴史、国際情勢、政治、経済、科学など)
などの本を読むことが増えたのですが、
いかに自分が偏って情報をとってきたのか、
ということを思い知らされます。
色々と知れば知るほど、
「わからないことだらけだなあ、、、」
と身につまされるのです。
ちょっと、凹むくらいです(汗)
■しかしながら、
先日読んだ、先述の著書、
『才能の正体』
では、こんな事が書かれていました。
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「100点のテスト」と「0点のテスト」、
どちらを喜ぶべきでしょうか?
答えは、「0点のテスト」。
0点のほうが、自分にとってありがたく、
価値があるものです。
理由は、0点のテストは
「自分が、まだ答えを知らない問題に、
出会うことができた」
という証明だから。
”知らないこと”に出会い続けて、埋めていけば、
”知っていること”はだんだんと多くなります。
そうすれば、成績も伸びていきます。
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、、、そんなお話でした。
■当たり前といえば当たり前。
しかし非常に重要な
”考え方”である、思うのです。
勉強だけでなく、仕事でも、
「あー、こんな事も知らない、、、
恥ずかしい私、、、(涙)」
となる瞬間とは、
【自分の未知の領域を埋めているプロセス】
と考えることもできます。
しかし、逆に、
「自分に知らないことは何もない。
いつも100点をとっている」
という状態が続くしたら。
それはすなわち、
”自分は未知の領域に挑戦していない”
”「自分の安心領域」でしか生きていない”
ということになるのでしょう。
■しかし、これだけ広い世の中で、
”自分が全部知っている”なんてこと、
まずありえません。
なのに、
「俺はいつも100点だ!」
などと言っていたとすると、
それはただ、”攻めていない”にすぎないのです。
そうすると結果的に
「既得権益だけ享受して、
のっかっているだけの偉い人」
とか、
「過去の実績だけで生きている
今はただのおじさん」
と揶揄される人物に、
なってしまうかもしれない、、、
そんなことを思ったのでした。
■知らないこと、恥を書くことは、
確かに短期的に、”痛み”を伴うことがあります。
しかし、
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」
ともいわれるように
いくつになっても、どんなときでも、
「未知の世界」
を拡げ続けることは大変重要な
生き抜くための「基礎スキル」であると思います。
「0点」こそが自分の視野と、
力量と、経験を増やしてくれます。
だからこそ、
「100点」に気持ちよくなるのではなく、
【0点をとる勇気】
を持つこと。
そのことが、大変重要だと思います。
それこそが、己が成長させ、
価値を高めていくスタンスであり、
「100年時代」と呼ばれる、
今の世の中に必須である、
”変身資産”
(=変わり続けられる、という能力)
を持つことに相違ない、
そんなことを思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしき1日になりますように。
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<本日の名言>
長い間、海岸を見失うだけの覚悟がなければ、
新大陸を発見する事はできない。
アンドレ・ジット
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