今週の一冊『才能の正体』
(本日のお話 2102字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日は、朝から埼玉県狭山市にて、
「酵素ジュースづくり」へ行きました。
国産の果物、旬の野菜などを10キロひたすらカット。
果物が持つ「酵素」を、酵素のもとと砂糖を混ぜ育て、増やし、
「酵素ジュース」にするという作業です。
”酵素”というのは、一説によると
体に良いと言われていますので、ご興味がある方は、
ぜひチャレンジしてもよいかもしれませんね。
(ネットで調べると作り方が出てきます。
結構簡単ですね)
また、夜からは、
『野火』
という映画を鑑賞。
戦争小説の有名作を映画化した話ですが、
人間存在について、諸々考えさせられました。
かなり重たい話ですが、
知っておくべきお話でもあるな、思った次第です。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『才能の正体』(著:坪田 信貴)
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でございます。
■この著者の、坪田氏。
一時期、本や映画で話題になった、
『ビリギャル』
のモデルとなった生徒を育てた先生です。
彼は、1300人の生徒と向き合い、
「偏差値を40以上上げて、慶應義塾大学に合格する」
というような生徒を、
「ビリギャル」の主人公以外にも、
幾人も育てているのです。
そんな彼が、
・「才能」とは何か?
・「才能」を伸ばすために、必要な考え方とは?
・「できる人」になるために必要な行動とは?
・「人を育てる」ための秘訣は?
、、、
について、ご自身の経験から得た
”人を育てる”
”自分を育てる”
根本的に大切なことを、
塾の先生らしい、わかりやすい
平易な言葉で伝えてくれている本が、
今週ご紹介の『才能の正体』です。
■私(紀藤)は、半年ほど前、
「ビリギャル」のモデルである、
”小林さやかさん”
の講演を聞く機会がありました。
その時に、小林さやかさんが言っていた話で、
印象的だったことがあります。
それは、こんな話でした。
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最初に、自分が慶応大学に行くといったとき、
「絶対、お前が慶応に受かるはずがない」
「お前には、”才能”がないのだ」
みたいに、皆から口々に言われた。
でも、実際に慶応大学に受かった瞬間、
「やっぱり元々、”才能”があったんだね」
と”才能”のせいにして、片付けられた。
尋常じゃないほどの努力をしたからなのに、
出来たら「才能があるから」になり、
出来なかったら「やっぱり、ほら見たことか」になる。
本当に、勝手だと思った。
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そんな内容の話だったと記憶しています。
その話が、すごく感情がこもり、
怒っているようにも聞こえて、
今でも印象に残っていたのでした。
■そして、その先生であり、
『才能の正体』の著者でもある坪田氏も、
そのことについて、強く著書の中で語っていました。
・「才能がある」なんて話は、
結果を出した人に対して、後付けで言われることだ
・「あの人は才能がある」と片付けるのは、
自分が努力をしないことに対する言い訳でしかない
・それを言った瞬間、”思考停止”になるから
絶対に「才能のせい」にしてはいけないのだ
、、、と。
人の能力などは、本当にそんなに大きな差はない。
努力、忍耐、知恵、工夫、、、
むしろ、日常の時間の使い方、
愚直に続けられるかどうかという気持ちの強さこそなのに、
そういったものすら、全部「才能」のせいにしてしまう。
歯を食いしばって成し遂げたのに、それを
「あの人には”才能”があったから」
で済ませてしまう。
それは実に、ラクである。
そう言えば、「(才能がないから)自分にはムリ」
と諦める口実ができるから。
■でも、実際に多くの生徒を見てきた坪田氏は、
”そんな「才能」についての考えの多くは、
まやかしでしかない”
と断ずるのです。
その言葉に、本質を垣間見た気がしたのでした。
全ての問題を簡単に「才能」で片付けるのは、
自分の可能性に対する裏切りである、
そのようにも思わされます。
きっと誰しもが、
まだまだ可能性を持っているものだし、
その可能性を花開かせたいものでしょう。
そんな、”可能性の種”を、
たくさん花咲かせた先駆者が語る本が、
『才能の正体』
である、そのようにと感じます。
だからこそ、
・人を育てる立場の方、
・自分をもっと育てたい方、
・お子さんをお持ちの方、
などにとっては、
参考になる話がたくさんあると思っています。
以下、本の内容の紹介です。
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<内容紹介>
「ビリギャル」が偏差値40アップ&難関大学合格できたのは、
もともと才能があったから? ――「地アタマ信仰」をただちにヤメよう!
「自分には才能がない」は、努力をしない人の言い訳です。
すべての人に“才能の芽"はあります。
その“芽"を、どうすれば見つけ、花開かせることができるか?
やるべきは、今ある状況の「認知」、
目的へ向かうための「動機づけ」、
そして「正しい努力」です。
自分自身も、子どもも変わります!
部下が変わり、組織がみるみるエネルギーに満ちてきます!
「ダメな人」の能力をみるみる開花させ、成功に導いてきた著者が教える
どんな人でも“自分の才能で輝ける"ようになるための、驚異のメソッド。
※引用:AmazonBOOKデータベースより
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よろしければぜひ。
きっと、前向きな気持ちになれるはずです。
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<今週の一冊>
『才能の正体』(著:坪田 信貴)
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