「変えられうること」を一つずつアップデートすることでのみ、人生の航路は変えることができる
(本日のお話 1843字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、個別コーチング7件。
9:00~17:30まで、
ひたすらコーチングでした。
(お時間を頂きました皆様、ありがとうございました!)
またその後、仕事をいくつか終わらせたのち、
夜はムエタイジムへ。
疲れた頭を回復させるのは、
実は運動が一番だな、と改めて思った次第。
*
さて、本日のお話です。
昨日より、ある企業様にて、
コーチングを実施させていただく中で、
「キャリアの作り方」について思うことがありました。
今日はそのことについて感じたこと、
思ったことを皆さまにご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【「変えられうること」を一つずつアップデートすることでのみ、
人生の航路は変えることができる】
それでは、どうぞ。
■クランボルツ博士という、
スタンフォード大学の教授が提唱した、
『プランド・ハプンド・スタンス理論』
という理論があります。
これはキャリア理論で、
代表的な考え方の一つです。
日本語に訳すと
「計画された偶発性理論」
となります。
そして、この理論が言うことは、
”キャリアの8割が、予期しない出来事や偶然の出会いによって決定される”
というのです。
■キャリアの8割が偶然。
この事実は、皆さまにとって、
納得がいくことでしょうか。
しかしながら、よくよく考えてみると、
確かに、そのとおりかな、と思えます。
例えば、
・たまたま、新しい部署に異動になった。
・たまたま、部長が、
新しいプロジェクトに自分を推してくれた。
・たまたま出会ったお客様のおかげで
成績が倍増し、昇進した。
・偶然、出会った人との縁で、
何故か起業することになった。
、、、
みたいに、確かに自分のキャリアを思い返してみても、
”自分の努力”とは別の、何か不思議な力による、
「偶然の出来事」
によって、キャリアの8割もが
決定されるという理論は、頷ける気がします。
■そして、クランボルツ博士は、
続けてこう述べます。
”キャリアは偶然が8割”だからといって、何もしなくてよいのか?
というと、そういうわけではなく、
自分自身のスタンスとして、
・好奇心を持つ
・失敗しても続ける
・楽観的に考える
・こだわりを捨てる
・リスクを取る
ことで、「望ましい偶然」を引き寄せることができる、
、、、と。
そして、これこそが私が思う、
『プランド・ハプンド・スタンス理論』
のとても大事なところである、
と感じるのです。
■私自身、起業後、
コーチングに携わらせていただく中で、
本当に色んな事を考えさせられています。
これは、特に中小企業には多い話なのですが、
いくら「働き方改革」と言っても、蓋を開ければ、
・朝9~22時まで働く現状
・新しいことをチャレンジしづらい環境
・変えることが難しい組織体制
などなど、多くの、
”変えられないこと”
が存在しています。
それは、ビジネスの形から、
どうしてもそうせざるを得なかったりする。
変えようと思っても、
ビジネスモデルが許さなかったり、
法律が許さなかったり、
多くの人の意図ゆえ、なかなか変えられない、、、
そんな現状は、やっぱりあるのです。
”「偶然」を期待して待つ”
だけではあまりにも心許ない。
何かを取り組む、時間もない。
■では、そんな中、
私達が出来ることは何なのか?
例えば、朝9~22時まで働き、
平日は消耗しきって、休日は昼間で眠り続けるこの現状。
何か変えられることはあるのだろうか。
と思うのです。
しかし、そんな状況を考えても、
それでもなお、一つ言えることは、結局、
【変えられうることを、
日々少しずつアップデートしていく】
ことしかない、
そして、本当に変えたいのであれば、
時にはリスクを追うことしかない。
私はそう思うのです。
■例えば、「変えられうること」を、
些細なことでも考えてみると、
・通勤時間の時間の使い方
・普段のコミュニケーションのとり方
・日々の計画の仕方
・本の読み方
・移動中の過ごし方
など、ごくごくわずかなことでも、
見つかったりします。
でも、そういった小さいことの積み重ねで、
私達の1日は出来ており、私たちの1週間は出来ている。
それを、ちょっとずつアップデートしていく。
そして、自分の視野を拡げ、
チャンスがないか、アンテナを立て続ける。
それは、PCにダウンロードされたアプリケーションのように、
自然と自分の中で機能してくれる「習慣」になったりします。
地味なようですが、
そんな「プラスの習慣」がついて、5年10年経つと、
人生100年時代、結構なインパクトになるのでしょう。
■実際に世の中には、
”「変えられないこと」がほとんど”
です。
しかしながら、
だから仕方ないよね、と諦めればいいか、
というと、それはきっと違うはず。
「変えられない」事は殆どかもしれませんが、
それでもなお、「変えられること」もあるはず。
『プランド・ハプンド・スタンス理論』でも語られる、
・好奇心を持つ
・失敗しても続ける
・楽観的に考える
・こだわりを捨てる
・リスクを取る
という行動も、きっとその一つ。
そうして、微々たることでも、
少しずつ自分を変化させ、
予期せぬ偶然を味方にすること。
味方にしようとすること。
大変な現状でも、
【「変えられうること」を一つずつアップデートすることでのみ、
人生の航路は変えることができる】
私はそのように思うし、
そう、信じたいと思っています。
自分の飲食から始まり、
今、「教育」という道に至ったこれまでを振り返っても、
そんなふうに感じるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も、皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
たまには踏みならされた道からはずれて、
森のなかに踏み込んでみるといいでしょう。
そうすれば、今まで見たこともないものが発見できるに違いありません。
グラハム・ベル
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