トライアスロン「鉄人レース」への参加が、人生にもたらす価値を考える
(本日のお話 2654字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
また、社内ミーティング。
夜は、講師としての先輩でもあり、
ランニングの友人でもある方と共に、
研修企画についての打ち合わせなど。
*
さて、本日のお話です。
特別企画としてお送りする予定だった
"日本の歴史をたどる旅 ~『日本国紀』から学ぶ~”
シリーズについてですが、明日より、
別枠のブログ形式(メルマガではなく)で発信いたします。
私は『永遠の0』や『海賊と呼ばれた男』など、
歴史をストーリーとして語る百田尚樹さんの本は、とても好きです。
そして、今回ご紹介してる
『日本国紀』
も、大好き。
とはいえ、どんな話も100%正解ということはなく、
賛否両論あるのも、重々承知しております。
、、、という文脈も加味して、
”ご興味がある方は読んでいただきたい”
というスタンスで、
ブログ形式で展開して参りたいと思っております。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
*
さて、本日のお話です。
私事ですが2019年6月、
『アイアンマンレース』
なるものに出ることにいたしました。
『アイアンマンレース』とは、
”トライアスロン”の一番長いロングレースのこと。
具体的には、
スイム 3.8km
バイク 180.2km
ラン 42.2km
という総距離226.2kmを走破するレース。
完走すれば「鉄人」の称号をもらえる、
そんなトライアスロン大会です。
最近、仕事が忙しいから、、、
という言い訳で、殆ど走らなくなってしまいましたが、
これを2019年の挑戦として、
チャレンジしてまいりたいと思います。
そして、多くの方は、
「なぜわざわざそんなこと、、、」と思うのではないか、
と客観的に思っておりますので、本日は
「なぜ、アイアンマンレースに出場を決めたのか?」
という理由とともに、思うところ、
考えていることを、皆さまにご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【トライアスロン「鉄人レース」への参加が、人生にもたらす価値を考える】。
それでは、どうぞ。
■フルマラソン(42km)。
ウルトラマラソン(100km)。
トライアスロン(226km)。
これらに参加している人は、
「変な人」と思われることが、多いようです。
私もよく、「変」と言われます。
*
ただ、その感覚、わかるのです。
私も、8年くらい前、
フルマラソンを走ったこともないときは、
「フルマラソンなんて走る人は、
頭のネジがどこか壊れているに違いない」
と思っていました。
「休みに、なぜわざわざ走る?」
「なぜ、お金を払って辛い思いをする?」
、、、そう、思った記憶があります。
■しかし、今では、
はるばる鹿児島の奄美大島まで、
仲間の経営者と共に、
「トライアスロンのレース」
に行くようにまでなりました。
そして、それは、
リラックスのための休み行事ではなく、
私の中では「人生の一大イベント」と思っています。
実際、どんな研修より、
「研修」としての効能、を果たすと思うほど。
、、、なんて書くと、
またまた「普通とは違う感覚だ」と、
皆さまにひかれてしまいそうなのですが、
真面目な話、本当に、
「チャレンジングな運動」というのは
”取り組むべき、れっきとした根拠”
がある、そう言えるのです。
■それは、なぜか?
私なりの結論をお伝えすると、
それは、私達は多かれ少なかれ、
”「成長感」を覚えたいから”
なのです。
心理学者・アブハム・マズローは
『マズローの欲求段階説』
という、大変有名な説を打ち出しました。
これは、
”「低次の欲求」から人は満たそうとする。
満たされると「高次の欲求」へと推移していく”
という話。
■例えば、「低の次欲求」は、
・生理的欲求(食べたい、寝たい)
・安全欲求(雨風をしのぎたい、健康でいたい)
・社会的欲求(仲間がほしい、所属したい)
というもの。
生きる上で、根源的な話です。
そして、今の世の中、
なんだかんだで多くの人は、満たされているようです。
そして、これが満たされると
「高次の欲求」として次の欲求が生まれる。
・尊厳欲求(他者から認められたい、尊敬されたい)
を覚えるようになる。
そして、欲求の最終段階では、
・『自己実現欲求』(=自分の能力を引き出したい)
となる、というのです。
■そして、今の物質的に満たされた時代。
そこには、
「自己実現欲求」
に移行しつつあり、
自己の成長感を大切にしたい、
そう思う人が増えている、
と言われています。
もちろん、100人中100人がそう思うとは限らない。
でもやっぱり、「成長感」を感じたい、
と思う気持ちは誰しもにあるのではないか、
そのように思います。
■しかし、一方。
”『自己実現』(自分の能力を引き出す)感覚を覚える”
ことには、時間がかかる。
特に、仕事においては、
「成長感」というのは、実はなかなか感じられなかったりする。
総合力を試される仕事では
その能力は、薄紙を積み重ねるように変化していくもの。
だから、「劇的な成長」みたいなものは、
ある意味、特殊な環境でないと、感じられないこともある。
あるいは、組織の役割で年齢が上になり、
次の世代にポストを譲る必要がある、というときもあるかもしれない。
そんな環境下で、「成長感」を感じるのは難しい、、、
ということもあるかもしれません。
■しかし、こと「運動」は違うのです。
例えば、ランニング。
3ヶ月、ある程度走れば、
”必ず”「成長」します。
関節など弱い、身体的に難しい、
という場合は別にして、
ランニングは、
何歳からでも、やりさえすれば
”必ず「結果が出る」”
のです。
短期間で、かつ、
汗をかいた分だけ、
自分に負けなかった分だけ、
前に進むことができる。
「練習は嘘をつかない」という究極の行為。
それが、
『運動のチャレンジ』
なのです。
■そして、仮に、自信がない人が、
「フルマラソン」を完走できたら、
その人の内的な世界は、ガラリと変わります。
(絶対無理だと思っていたフルマラソン、
走り切ることが出来た、、、)
そう思えると、「自己効力感」が高まります。
そして、不思議なことに、
”自己効力感に「転移」が起こる”
のです。
すなわち「やればできる」という感覚が、
ランニングだけでなく、別のこと、すなわち、
・人間関係
・生活習慣の改善
・仕事における取り組み方
などに「乗り移る(転移する)」と言われます。
ゆえに、
”チャレンジングな運動に取り組むことには価値がある”
そう、思うのです。
■人は、「思い込み」の生き物です。
「自分なんかダメだ、、、」と思っていたら、
やっぱりエネルギーは出ないし、
「自分はやれば出来る!」と思えたら、
エネルギーも、挑戦する意欲も湧いてくる。
単純な精神論のようですが、
”気持ち”というのは、全ての原動力。
車でいう、エンジンみたいなものです。
だからこそ、より、
「やればできる」
というスタンスを強化することができたら、
もっともっと前に進もう、と思えるし、
ゆえに、「運動のチャレンジ」(特にランニング)は、
素晴らしいものである、
私はそう思っています。
そして、私自身も、それらの学びを、
より高いレベルで皆さまにも共有すべく、
「アイアンマンレース」に取り組もう、
そう、ビビりながら思っております。
■と、いうことで、
【 トライアスロン「鉄人レース」への参加が、人生にもたらす価値を考える 】
と、それは、
『「自己効力感」を得ること。
そして、自己効力感の転移によって、「人生をより豊かにする」こと』
そんなことを思った次第。
あと半年。
私も、がんばります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今週も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
些細なことに不正直な者は、
大事に際しても同じことをする。
「新約聖書」ルカによる福音書
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