「素の自分」を、周りに受け入れてもらいやすくする工夫
(本日のお話 2456字/読了時間3分半)
■こんにちは。紀藤です。
私事ですが、本日誕生日を迎えました。
36歳になりました。
メルマガお目通しいただけている皆様、
いつも、本当にありがとうございます。
ますます、良質な気付きをお伝えできるよう
私自身、もっともっと学んでまいります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
*
さて、日曜日は、終日読書でした。
1月6日に開催する
「リベラルアーツを探求するワークショップ」に向けて、
本を読み漁っております。
今後、私自身リベラルアーツについてのワークショップにも参加しつつ、
自分自身をアップデートする予定。
世界が広がる感覚が、本当に面白いです。
”教えることが最大の学びである”。
このことを噛み締めつつ、今年の年末年始は、
ひたすら「リベラルアーツ」を探求してまいりたいと思います。
ご参加いただけます方、お楽しみに!
※お申込み、あと2名受付しております。
https://goo.gl/forms/OYHDkk5c6ZrKB7Lq1
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さて、本日のお話です。
企業でも、個人でもコーチングを行っていて、
気づいたことがあります。それは、
「ご相談の7割くらいが”人間関係の悩み”である」
ということ。
今日はそんな悩みにお答えすべく、
「人間関係についての悩み:を軽減する、
”ある工夫”についてお伝えできればと思います。
タイトルは、
【「素の自分」を、周りに受け入れてもらいやすくする工夫】。
それでは、どうぞ。
■「あの人、付き合いづらい」
そう思われるのは、
誰にとっても好ましくはありませんね。
ただ、なぜそう思われるか、と考えてみると、
「付き合いづらい」と思われる要因は、いくつかあるようです。
まず最初に、
・いつも愚痴ばかりである
・人の悪口を言う
・受け身で人のせいにする
というような、
”ネガティブ・オーラ&毒素を排出しまくっている”ケース。
この場合は、残念ながら、
本人の自助努力が必要になりますので、
出来る限り、「人間性」を時間をかけても磨いていただく必要があるのでしょう。
(今回は長くなるので割愛します)
ただ、今回取り上げたいのが、そうではなくて、
”一生懸命、前向きにやろうとしている”
のに、「もったいないケース」で人付き合いがうまくいかない、
という場合。
それを考えたいのです。
そして、その一つのパターンが、
『あの人、何を考えているかわからない』
という思われ、敬遠されるケースです。
■人は、
「思考・行動が”予測しづらい”人」
に対して、ストレスを感じるものです。
*
例えば、ある上司がいたとします。
その人が先週、
「戦略が大事だからな、まずはじっくり企画を練ってくれ。
じっくり考えてな!」
などといっていたのに、
次の月曜日になったら、
「いやいや、いつまで考えているんだよ、
とにかく行動だろう。考えるより、行動、行動」
みたいになったとしたら。
つまり、
”言っていることがコロコロ変わる”としたら、
部下からすると、
「何を考えているかわからない」
「どう行動したら正解かわからない」
「予測できない、、、」
となり、結果
「あの人は、付き合いづらい」
となってしまうのです。
■「付き合いやすい人」、というのは、
”シンプルで、一貫している”
という傾向があります。
例えば、
・彼は、これが好きで、いつも喜ぶ
・彼は、これをしたらイヤで、いつも怒る。
・彼は、いつもこういう行動をしている
というように、誰から見ても、
「一貫していて、行動が読みやすい」と、
先程の上司の例の逆で、周りの人は、
”予測できる”
ようになります。
「まあ、あの人はいつもそうなんだよ」と、
良くも悪くも「諦め」がつく。
そうすると、予想外のストレスを受けずにすむので、
「付き合いやすい」となるわけです。
だから、
『単純(シンプル)かつ、一貫している人は付き合いやすい』
といえるのです。
■一つ、私の体験談をお伝えします。
私の前職のに、ある”せっかち”なマネージャーがいました。
彼は、
・いつも早口
・歩くのが異様に速く、人を置いていく(気づかない)
・電話をしても「どうぞ」のみ。要件だけ聞きたい。
・結論を速く出したい
・保留は嫌い、すぐやりたい
・結果が一番大事(結果は出す)
・でも人に対して愛情はある
というタイプ。
いつも、そうなのです。
そしてその性格も、行動も、周りは認識している。
「まあ、彼は、”せっかち”だから仕方ない」というのです。
同時に、
「ゴメン!俺、超絶に”せっかち”だから、申し訳ない」
と、本人も認めている。
物事をブルドーザーのように推し進める力、
巻き込み突き進む力はすごいのです。
周りは一目を置いているし、期待している。
しかし、細かい部分は全く気にしない、
だから周りがダメージを食らうこともある。
それらを全て含めて、
『自他ともに認めて、予測できる』
これが伝わっているから、
ある意味、「付き合いづらい」とは思われない。
その彼に併せて、行動を決めることができるから、です。
(場合によっては”かわすこと”を含めて)
■世の中には、”完璧な人”など、
そうそうにいません。
やっぱり、”自分の思考のクセ、行動のクセ”、
というものはあるものなのです。
それを無理に「別のものになろう」とするから、
どうしても疲れてしまう。
だから、一貫性が保てなくなる。
そういうこと、あるのではなかろうか、と思うのです。
*
「素の自分」を受け止めてもらうには、
・自分が、泳ぎが得意な魚なのか、
・あるいは、飛ぶのが得意な鳥なのか、
・あるいは、走るのが得意なウサギなのか、
”自分のタイプ”を知ることが最初です。
一貫性は、自己認識、から始まるのです・
すなわち、
1,まず、自分自身が、自分のタイプを認識すること
から始まり、
2,「素の自分」である予測しやすい行動を宣言して、一貫してとり続けること
に続き、
3,そのことを周りに理解してもらおうと発信し続けること
それが、「素の自分」を受け止めてもらう、
小さな工夫になりえるのでしょう。
■ちなみに、単なる「わがまま」とは違います。
特に組織においては、
最も力を発揮するという”周りへの貢献”が前提でしょう。
「私は、これもできない、あれもできない、
これが素の私だから許してね」
だと許されるはずもなく(だって貢献していないので)、
「私は、これが得意で貢献できる。でもあれは苦手。
できないこともあるけど、その点、どうぞご容赦ください」
というニュアンスかと思います。
■いずれにしても、
「素の自分」でいるためには
『単純(シンプル)かつ、一貫している人は付き合いやすい』
という原則を知ることです。
そして、
【「素の自分」を、周りに受け入れてもらいやすくする工夫】
として、お伝えしたような、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1,まず、自分自身が、自分のタイプを認識すること”
2,「素の自分」である予測しやすい行動を、宣言して、一貫してとり続けること
3,そのことを周りに理解してもらおうと発信し続けること
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これらの行動を、実行してみてはどうでしょうか。
人は、結局、自分以外のものにはなれないものですから
それを、理解してもらう工夫をして、周りにも
”諦めて(明らかに認めて)もらう”
ことができたら、生きやすくなるのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今週も、皆様にとってよい1週間となりますように。
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<本日の名言>
欠点は魅力のひとつになるのに、みんな隠すことばかり考える。
欠点をうまく使いこなせばいい。
これさえうまくゆけば、何だって可能になる。
ココ・シャネル
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