「学び」を脳内に定着させやすくする2つの工夫
(本日のお話 2156字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、誕生日。
特に贅沢はしませんでしたが、妻が、
ちょっといい肉とパンを買ってきて焼いてくれました。
こういうのが一番幸せ。
また、読者の皆様から、
誕生祝いメッセージをいただき本当に嬉しいです。
メッセージを頂いた皆様、
本当にありがとうございました!
噛み締めながら、ありがたく受け取らせていただいております。
今年も「皆様の1日5%元気にする」をテーマに、
メルマガを配信してまいりたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。
*
さて、昨日は、1月に実施する
「リベラルアーツを探求するワークショップ」
https://goo.gl/forms/OYHDkk5c6ZrKB7Lq1
に向けて、資料をまとめていました。
かなり地味な作業なのですが、
その”作業”を行いながら、
気分が高揚している自分を感じました。
それは、
「学びが自分にインストールされている感覚」
を得たからです。
今日はそんな「研修準備」からの気付きについて、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【「学び」を脳内に定着させやすくする2つの工夫】。
それでは、どうぞ。
■「エビングハウスの忘却曲線」、
と呼ばれる有名な理論があります。
このメルマガでも何度か登場していますが、
有名な心理学者・エビングハウスが提唱した説です。
人というのは何か学んだ時、
・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・31日後には79%忘れる
という割合で、
どんどん記憶を喪失していく、と言うものです。
『1日経つと、70%近く忘れる』。
この事実だけでも、
「研修で学んでも、すぐ忘れる」
「一度学んでも、覚えられないし、ましてや実行もされない」
という私達の感覚を、証明してくれている気がします。
■私自身、この3年で、
日本史、世界史、
領土問題、米中派遣、
古典、哲学、AI、日本の問題、、、
など、
今まで全く触れてこなかったし、
触れようともしなかった分野について
学ぶ機会がありました。
その時は、本やディスカッションなどで深く考え、
そして語ってきました。
それらのテーマについて、
書籍も数十冊読んだ、、、、
”はず”、
なのです。
*
しかし、思うのです。
「じゃあ、何を学んだの?
具体的に言ってみて?」
と問われたと想像すると、
記憶が断片になって、そこかしこに散らばっている状態。
多分、明瞭・明確に答えられない。
語るには十分ではない、、、
そんなことを、
一人シミュレーションをして、
はたと気がついたのでした。
■そして、昨日の話に続きます。
改めてこの3年で学んだことを、
これまで読み返した本を引っ張り出して
「記憶の断片をつなぎ合わせる作業」
を行ってみたのです。
それは、本当に地味な作業。
具体的には、
『世界史を軸に、紀元前3000年位から、
起こった主要な出来事をまとめていく』
ということをやっていました。
しかも、補足すると、私は「歴史」は苦手科目です。
正直、好きでもなんでもありません。
(ストレングス・ファインダーも、3位「未来志向」ですし、、、)
■しかし、それをやりながら、
不思議なことに、”興奮"を覚えていたのです。
それは、なぜか?
その「記憶の断片をつなぎ合わせる作業」により、
これまで読みっぱなしになっていた、
学びっぱなしになっていた情報がが、
『"アウトプットを前提としたまとめ"、をすることにより、
「学び」が脳内にインストールされている感覚』
を覚えたからです。
記憶の断片がつながり、脳内のシナプスが繋がり、
ストーリーが繋がっていく感覚。
そんな感覚があり、”興奮”を覚えたのでした。
■先述の「エビングハウス忘却曲線」の話は
続きがあります。
"忘れてしまう"のは人間の脳の性質。
だから仕方がありません。
しかし、その性質を利用した、
「学びを定着させやすくする工夫」
もある、と思うのです。
以下、一般的に言われる内容、
そして私の個人的な意見もまとめてみました
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【「学び」を脳内に定着させやすくする2つの工夫】
1,アウトプットを前提とした「学び」にする
”知識が意味あるもの、重要なものであると場合、暗記は楽になり、
逆に、内容が意味のないものであれば、忘れる”。
これが「原則」です。
私の場合、「人に伝える」という目標を前提に学ぶと、
「意味あるもの」になるので、やる気が高まり、
格段に忘れづらくなります。なので、そうしています。
2,「言葉」にしてまとめ、発信する(面倒くさいけど、これが一番)
”一度目の学習より二度目以降の学習の方が簡単”。
”復習を重ねるごとに忘れにくくなる”。
”時間をかけて何度かに分けて学んだ方が、学習効率は上がる”。
これが「原則です」。
私の場合、
{1}本を読み漁る
{2}ノート/パワーポイントに整理する
{3}人に教える
という順番が、”歩留まりMAXの学び方”である、と感じてます。
3回学ぶし、何度も分けて学ぶし、復習もするし、
「原則」を全部抑えています。
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■いかがでしょうか。
おそらく、人によって、
合う、合わないなど、あると思います。
しかし、いくつになっても、
”学び続ける”
ということは、考えるための、
思考の軸を作り出すごとき必要不可欠なもの。
ゆえに、「学んだこと」を、
学びっぱなしにするだけでなく、
語れるようになることは、
”武器として使えるようになる”ことと同義であり、
とても重要なことではなかろうか、
と思います。
私自身、まだまだゆえ、偉そうな事は言えませんが、
こういった「お伝えする機会」を通じて、
自らをバージョンアップさせていきたい、
そのように強く思った次第です。
自戒を込めて。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今週も、皆様にとってよい1日となりますように。
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<本日の名言>
大切なのは問うのをやめないことです。
好奇心は、それ自体で存在理由を持っているのです。
アルベルト・アインシュタイン
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