「コミュニケーション能力」を劇的に高める3つのスキル(後編)
(本日のお話 3102字/読了時間3分)
■メリークリスマス。紀藤です。
昨日は、「リベラルアーツを探求する」ワークショップの、
プログラム作成などでした。
また、その他、関連図書をひたすら読書。
ふと思えば、クリスマスイブが終わっていましたが、
これはこれでよい1日でした。
*
さて、本日のお話です。
昨日は、
”「コミュニケーション能力」を劇的に高める3つのスキル(前篇)”
というテーマでお伝えいたしました。
本日も続けます。
タイトルは
【「コミュニケーション能力」を劇的に高める3つのスキル(後編)】
それでは、どうぞ。
■昨日のお話の復習ですが、
「伝わらない理由」
として以下の3つがある、
という話をいたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<相手に伝わらない理由>
1,「テーマ(何の話か)」がわからない
2,「ボキャブラリー」が貧困である
3,「例えば」の話ができない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昨日は、「1」「2」をお伝えしましたが、
本日は続きの
『3,「例えば」の話ができない』
からお伝えしたいと思います。
■「例えば」というキーワード。
「相手に伝える」という意味で、
ものすごくパワフルな、
”キラーフレーズ”
であると思います。
ぶっちゃけ、これさえ上手に使えれば、
「あの人、話がわかりやすい!」となること、
間違いない、とさえ思います。
■あるコンサルティング会社で働く、
”理論的で話のわかりやすい友人”が、こんな話を教えてくれました。
そのコンサルティング会社は
「コンサルタントの採用面接のとき、必ずチェックするポイント」
がある、というのです。
そのチェックポイントとは、
『「抽象的な話」と「具体的な話」をセットで話せるかどうか』
であるとのこと。
*
「抽象的な話」だけで、
その事に関する「具体的な話」が出来ない場合、
フワフワした、雲を掴むようなイメージしか、相手に伝えることができません。
「抽象的な話」は解釈の幅が広すぎる。
ゆえに、相手に「自分の意図」が、明確に伝わらない。
それを、『具体的な話』(=「例えば…」)に
すぐに置き換えられるかどうか。
この「思考力」が、コンサルタント(話のわかりやすい人)であるために、
ものすごく重要だというのです。
■例えですが、
”「抽象的な話」を「具体的な話」に置き換える”
とは以下のようなイメージです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<抽象的な話>「些細なことで、生産性は高まるもの」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このテーマを、相手に伝えたいとします。
上記のテーマだけだと、ちょっと話が大きく、
どんな意図なのかを解釈する余地がありすぎます。
これを、”具体的な話”として、
こちらが何を言いたいのか、を伝えるのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<具体的な話> 「鼻毛カッター」の事例
「例えば、『些細なことで生産性を高める』の、
具体的な例があります。
それが、「鼻毛カッター」です。
「鼻毛カット」というのは、重要な外見のメンテナンスです。
しかし、ハサミで切っているとどうしても時間がかかる。
場合によると10分くらいかかるでしょう。
それを2週間に1回やるとすると、1年間52週間、
2週に1度で、1年間に約260分鼻毛カットをしている。
生産性のムダです。
しかし「小さな工夫」で「鼻毛カッターを使う」のです。
すると、鼻毛カッターにより、
10分の作業がわずか30秒で終わります。
すると1年間でかかる「鼻毛カット」の時間は、「わずか13分」に圧縮されます。
『些細なこと』かもしれませんが、
こういったことがいくつも積み重なって
「生産性は高まる」、そう感じるのです。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
…と伝えたとすると。
おそらく、前半の、
「些細なことで、生産性は高まる」(抽象的な話)
だけ伝えるより、格段にわかりやすかったと思うのです。
より、こちらの「伝えたいこと」が、臨場感を持って伝わったと思うのです。
それは、
『「鼻毛カッター」の事例』(具体的な話)
が、伝えたいメッセージを強化したからです。
(まあ、「鼻毛カッター」という事例が
適切かどうかは置いておきますが…汗)
■と、昨日の話を含めて、色々話が拡がりましたが、
このような、昨日の話を含めた三つの「伝わらない理由」。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<相手に伝わらない理由>
1,「テーマ(何の話か)」がわからない
2,「ボキャブラリー」が貧困である
3,「例えば」の話ができない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これを解決することが大事です。
そのことにより、
「伝わりやすいコミュニケーション」
が実現できる、そのように思うのです。
■しかしながらこの三つのスキル。
言葉にするのは簡単ですが、
なんだかんだで難しい。
出来るようになるためには、
「スポーツ」と同じように訓練が必要なのでしょう。
腕立てふせで腕の「筋力」を鍛えるように、
何度も繰り返して「思考筋力」を鍛えるのです。
*
では、「具体的に」どうしたらよいのか?
そのために、強くお勧めしたい
『コミュニケーション力を高める習慣』
があるのです。
それは、
【ブログ/メルマガを書くこと】
です。
本当に、これに勝る、
「コミュニケーションを高める習慣はない」
と私は確信しています。
■ポイントは、
”「日記」ではなく、「ブログ/メルマガ」”
であることです。
「日記」は素晴らしい習慣です。
しかし、こと
・「コミュニケーション力」を高めたい
・「伝える力」を伸ばしたい、
と願うならば。
”自分の中だけが分かる話”である日記と、
”人が読んでわかるかどうか”/伝わるかどうか”という「ブログ/メルマガ」の違いは
かなり大きいのです。
世に自分の考えを公開すると、
”「伝わりやすい表現」を意識せざるを得なくなる”
のです。
それをもし、繰り返す習慣にできたとすると、
「伝わりやすい文章を書こう」と思い続けます。
すると、上記の「伝わらない理由」を克服する3つのスキルについて
『思考筋力』が横断的に鍛えられるのです。
すなわち、
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<コミュニケーション力を劇的に高める3つのスキル>
1,「テーマ」を最初に伝える
2,「言葉の幅」を広げる
3,「例えば」を使う
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これらのことを、使い、
自分の血肉にする訓練ができる、ということ。
そして、これらの思考筋を自然に使う「練習」ができ、
慣れてきた頃には、格段に「伝える力」が身についているはず。
そう、思っています。
■私自身、
このメルマガを1700回以上繰り返す中で、
今日ご紹介した「三つの点」がコア中のコアと感じます。
そして、それを「メルマガ/ブログの習慣」で
日々鍛えると、その進捗は亀のように見えても、
確実に進歩していくのです。
結局、日々の積み重ね。
たった3つのスキルです。
1,「テーマ」を最初に伝える
2,「言葉の幅」を広げる
3,「例えば」を使う
これらを愚直に身につけるだけで、
”「コミュニケーション力」は磨かれていくものである”
そのように、強く、強く思います。
もし「コミュニケーション」に課題を感じている方がいらっしゃれば、
ぜひ、1週間に1度でも、
【ブログ/メルマガを書くこと】
をお勧めいたします。
なんだか「メルマガ/ブログを書きましょう」
みたいな話になってしまいましたが、
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【「コミュニケーション能力」を劇的に高める3つのスキル】
1,「テーマ」を最初に伝える
2,「言葉の幅」を広げる
3,「例えば」の話を多用する
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というお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、良い1日となりますように。
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<本日の名言>
手に入れる価値があると判断したら、
私はそれを手に入れるまで何度も何度も挑戦する。
トーマス・エジソン
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