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1779号 2018年12月31日

動画『100日間拒絶チャレンジで学んだこと』から学んだこと

(本日のお話 1950字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

本日は大晦日ですね。

皆様、ご実家などでゆっくりした時間を、
過ごされているのでしょうか。

私は、まだ自宅ですが、本日夕方から
妻の実家(茨城)に帰り、ゆっくりしてまいります。

それまでは、ここぞとばかりにひたすら

”リベラルアーツ(歴史)”

を学び、年明けのワークショップの準備をしたいと思います。
これはこれで贅沢な時間です。



さて、本日のお話です。

昨日、妻から
「ものすごい面白い動画があるよ!メルマガのネタになるよ」
と、熱く紹介されたある動画がありました。

それが、悔しいことに、
本当に素晴らしく学びになり、勇気を与えてくれる動画で、
感動をしてしまいました。

今日はその動画のご紹介と、そこから学んだことについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【『100日間拒絶チャレンジで学んだこと』から学んだこと】。


それでは、どうぞ。



■ジア・ジアンさんという方。

今回のタイトルの動画の、
プレゼンターであり、中国出身の青年です。

彼は、ビル・ゲイツに憧れて、
10代で渡米します。

そして起業をするのですが、
その挑戦の最中で、あることに気づきます。

それは、

「拒絶されることへの極端な恐れ」

でした。


■なぜ「拒絶されること」が、こんなにも怖いのか。

それを考えた時、理由は、
彼が6歳のときの体験にありました。

ある1日、クラスのみんなの前にで、
自分だけが取り残されるという、

「拒絶された、認められなかった経験」

が、小さな、柔らかい心に深い傷を追わせました。
それ以来、「拒絶されることへの痛み」が、
彼の中に影を落としていました。

そして、何か挑戦しようというとき、
例えば、起業後、資金調達などの依頼をしたときでも、

「NO」

と言われることが、本当に怖い。
怖くてしかたなくて、前に進むことができない。

でも、自分はビル・ゲイツになりたい。

これは、どうにかしなければいけない、、、。


■そうして彼は、その恐怖を克服するため

『100日間拒絶チャレンジ』

というものに挑戦します。

これは、

”「絶対に断られるお願い」を、100日間する”

という、荒唐無稽なチャレンジです。

例えば、

・初対面の人に「100ドル貸して下さい」とお願いする
・ハンバーガーショップで「無料でハンバーガーをおかわりさせてください」という

とか。

そんな行動を通じて、
「拒絶されることへの耐性」をつけよう、
そんなプロジェクトなのでした。

最初は汗ばみ、そして震えてしまう。
拒絶されそうになったら、そこから逃げたくなる。

しかし、何度もやる中で、
「拒絶への耐性」がついてきて、
その中で、ジア・ジアン氏は貴重な経験を重ね、


『拒絶への恐怖に対しての克服法』


について、多くの発見をしていくのです。

※詳しくは、ぜひ以下の動画を御覧ください。
 勇気をもらえる動画です。そして笑えます。

 『100日間拒絶チャレンジで学んだこと』(ジア・ジアン)
 https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection?language=ja#t-448777


■この動画を見たとき、
私は、非常に感銘を受けました。

というのも、きっと、私達は誰もが、

”拒絶されることに対する恐怖心”

を持っているから。

私も、その一人です。



だから大人になり、断れれた古傷を持てば持つほど、
そして経験を経て、色んなことが予測できるようになればなるほど、

「絶対にOK」

と言われることしか、お願いしなくなる。
いつからか、試そうともしなくなる。

「きっと無理だから」と、自己完結をしてしまう。

本当は言ってみたら無理ではないことでも、
自分の中で、可能性を否定してしまう。

それは、断られる、拒絶されることが怖いからです。


しかしながら、

「これは今までの流れから、無理でしょう」
「さすがに難しいと思います」

と、”可能性を低く見積る”ことをすれば、
自分の中で、「拒否されること」への、
防御線を張ることができる。

提案しなければ、「拒否」もされない。
お願いしなければ、「拒絶」もない。

、、、実はそんなスタンスを、
大人になるにつれて、無意識に持ち始めているのではなかろうか、

そんな風に感じたのでした。


■そして同時に、思うのです。

心の深い部分に、

「本当は、こうしたい」

という純粋な想いがあったとしても。

”拒絶への恐怖心”から、

「どうせ断られるに決まっている」
「絶対無理だ」
「断られるだけだ」

と、”可能性に蓋をするクセ”をつけていると、
それが、無意識の習慣になってしまう、ということ。

それを繰り返していると、いつからかその、

「本当は、こうしたい」

という想いを描くことすら忘れて、
描こうともしなくなる。

すると、

・挑戦する喜び、
・新しいことを得られる楽しみ
・自分の可能性を見つけた嬉しさ

を忘れて、同じ日々を繰り返すことになる。

確かに安全・安心だけど
「心が震える」ような喜びはない。

”断られない、失敗しない”
という暖かさの中で生きていく

、、、

そんな日々につながるように思うのです。


■穏やかな日々、否定するわけではありません。

それでも、私たちは多かれ少なかれ
「より良くなっていきたい」という思いが、
あるのでなかろうか、と私は感じています。

そして、このジア・ジアン氏の、

『100日間拒絶チャレンジから学んだこと』

の動画から感じたことは、

”「自分の可能性」に対する尊敬・尊重の姿勢”

なのです。


断られるかもしれない。
それでも言ってみる。
提案してみる、飛び込んでみる。

それは、「もしかしたら、、、」という、
”自分の可能性への、あくなき探求”
という姿勢だと思うのです。

そして、そういった姿勢が、
自分へ新たな機会を生み出し、
多くの視点を拡げてくれるきっかけになるのだろう。

そんな風に思ったのです。



2018年も終わりです。

2019年の始まりを思い馳せると、
「新たな挑戦」という言葉がふさわしいように思えます。


”断られるのが普通でもし、通ればラッキー”


それくらいのチャレンジフルな姿勢で、
無理そうなことも攻め続けていきたい、

そんなことを思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

生き残る可能性が50%もあるなら、
僕は迷わずパラシュートで降りて、
写真を撮りに行く。

ロバート・キャバ(報道写真家)
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