「学びの臨界点」に行き着くには、”5冊読む”を目標にすること
(本日のお話 1811字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日も、ひたすら「歴史の勉強」。
今年の年末年始は、これしかしなかったな、と振り返り思います。
紀元前3000年くらいから、
ひたすら起こった出来事をまとめていき、
ようやく昨日、「ソ連解体(1991)」まで辿り着きました。
不思議なもので、時間を忘れて没頭してしまっていました。
歴史が織りなすストーリーの面白さに、
生まれて初め魅了されております。
(歴史の勉強、嫌いだったはずなのに)
まだまだ知らないことだらけではありますが、
骨格はわかった気がしています。
ただ、ずっと机に座りっぱなしなので、
肩こりと体重の増加が尋常じゃないです。
今日は、近所のやたら力強いマッサージ店に行きたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
今回、歴史を学ぶ中で、
”急に学びやすくなるポイント”
”学びが楽しくなるポイント”
があるように感じました。
これは、あくまでも私の感覚。
しかし、一つ大切な基準なのように思いましたので、
皆様に、感じたことをご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「学びの臨界点」に行き着くには、”5冊読む”を目標にすること】。
それでは、どうぞ。
■私が師匠と仰ぐ、大変博識な方に、
起業後コンサルティングをしてもらっている最中、
とあるアドバイスをもらいました。
それは、税金に関する話。
色々対話をする中、決算を迎えつつあるのに、
あまりにも私が税務に関する知識がないことが露呈されました。
そして、言われた一言が、
「とりあえず、評価が高い
『税金についての本5冊』を買って、
読み漁ってみてください。
そうすれば、だいたい本筋は見えますから。
まずはそこからです。」
、、、
そんな言葉でした。
ちなみに「税金という分野」に対して、
5冊読み切ったかというと、まだ2冊くらい。
「おぼろげながらわかった気がする」という感覚です。
まだまだ道半ばです。
■しかしながら、この年末年始、
「歴史(特に世界史全般)」について学び、
『同ジャンルの本を5冊読む』
ことをして、確かに得られる感覚が違ってくる、
そのように感じたのです。
それが、私の場合、
「歴史」
なのでした。
これは、あくまでも、
”歴史”というと広すぎる領域なので、
他の専門領域とは少し毛色が違うもののように思います。
それでも、『世界史』について、
未熟ながらも、一旦読み通して見ると、
「俯瞰して見える感覚」
を覚えるのです。
■自分の内面で起こった変化を、
あえて言葉にすると、以下のような形でしょうか。
「5冊を読むこと」を通じて、まず、
”1,基本的な、知っておくべき知識、単語、事実が押えられる”
ことが起こる。
そして読み進めていくと、
”2,事実についての解釈が、著者によって違うことがわかる”
という気づきがあり、
更に熟読して対話をしていくと、
”3,自分のその事実に対する「考え」がある程度固まってくる”
という「内面の熟成」のようなものがが起こってくる、、、
そんなふうに感じたのです。
まだ偉そうに言えるほどではないことは重々承知で、
「入り口中の入り口』にしか経っていませんが、
それでもその感覚は「俯瞰する」イメージを持てるのです。
・基本的な知識、事実を押え、
・著者ごとの多様な解釈を捉え、
・自分なりの意見がおぼろげながらできる
その段階を、ひとつの
「学びの臨界点」(=急に楽しくなってくるポイント)
と考えるのであれば、やっぱりそのためには、
「ある程度の量」が必要で、そのためには、
”その分野の「5冊」を読むこと”
が、一つの基準になるのではなかろうか、
そのように思ったのです。
■私自身、勉強を全然してこなかったので、
「今さらだよなあ」
という感覚もあります。
きっと、中学生でも、高校生でも、
気づいている方は気づいていることでしょう。
しかし、
”一度は学校で習ったはずの歴史や政治だけど、
実はほとんど覚えていませんー”
”実は、新聞読んでるけど、よくわかってませんー”
という人、少なくないようにも思います。
(私も含めて、、、)
ゆえに、
「学び直しをする時の一つの基準」
として、ある分野において、
基礎的なことを磨き直したいのであれば、
そして、「学びの臨界点」(楽しくなるポイント)に到達したいのであれば。
読書の得意不得意は置いておいて、
その分野において、”5冊”が基準となるように思います。
すなわち、
【「学びの臨界点」に行き着くには、”5冊読む”を目標にすること】
そう、思います。
■私も「歴史」について、
読んだ本を思い返してみると、
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
『ビジネスパーソンのための「近現代史」の読み方』
『どの教科書にも書かれていない「日本人のための世界史」』
『昭和史』
『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』
、、、このあたりで、
なんだか急に面白くなってきた気がします。
今なら積読していた歴史の本も、読める気がします。
やっぱり、5冊くらい、
しっかりと読むと見えてくるものがありますし、
楽しくもなるのでしょう。
ここから掘り下げたら、更に面白くなりそうなので、
今年のテーマにしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
どんな分野の知識でも、それに熟達するには、
隣接するものについて学ばねばならない。
したがって何かを知るには、全てを知らなければならないのだ。
オリバー・ウェルデン・ホームズ
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