今週の一冊『メモの魔力』
(本日のお話 2225字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日、並びに日曜日は、
ひたすら研修プログラムの作成。
新しい研修プログラムを作ると、
デザインやら、データ作成などで
予想以上に色々手間がかかってきます。
私一人の手ではもう足りず、
今は妻だけでなく、大阪にいる姉にも、
手伝ってもらうようになりました。
税金や決算などの仕事は、
は従姉妹の税理士のお願いして、
まるで昭和の家族経営のようになっております。
これはこれで楽しいですが、
きちんと価値を提供する仕事をして、
そして、継続的に発展できるように、
改めて貢献せねば、切に思う週末でした。
気合い入れてまいります。
また、夜はムエタイジムにて練習。
良い汗をかきました。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、おすすめの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『メモの魔力』(著:前田裕二)
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です。
■今最も注目される起業家の1人、前田裕二氏。
この本は、その彼の仕事術、
否、「人生そのもの」を作ってきた根幹となる習慣
「メモ」
について、彼の考えとその効能を
赤裸々に書いた本です。
ちなみに、前田裕二氏は、
『SHOWROOM』
というアプリを作った会社を作っています。
若い方であれば、ご存知の方も多い方と思いますが、
いわゆる「路上ライブのアプリ」みたいなイメージ。
アプリ上で、アイドルや、
路上ライブをするような歌手の卵、
あるいは芸人などが、自宅で歌ったり、漫才をやったりする。
それをスマフォで見ることができるのです。
ちなみに、コメントも送って直接対話もできるし、
「投げ銭」もできる。
つまり、それでお金を稼ぐこともできるのです。
新しい応援の形、とでも言えるのかもしれません。
このビジネスは元々中国で流行っていたのですが、
それを日本でも形にして、多くのファンを作っている、、、
そんなビジネスを立ち上げたのが前田氏でした。
■ちなみに余談ですが、私も友人から
「SHOWROOM」というものがある、とその存在を聞いてやってみましたが、
なかなか面白いのです。
私が見た時は、女性シンガーが、
オリジナル曲を歌っている「部屋」をのぞきました。
純粋に歌が上手だったので、
「上手いですね!お上手!」
みたいなコメントを送ったら、
歌い終わった後に、そのシンガーの方が
「やすさん(私のハンドルネーム)、
ありがとうございます!嬉しいです」
とコメントに対して喋ってくれたりして、
大変うれしかったり。
確かに、ファンになったら「投げ銭」するのも、
わかるかもなあ、、、などと思ったのでした。
■さて、話がそれましたが、
この『メモの魔力』という本。
誰もがやっているであろう「メモ」について、
熱く熱く語られている本です。
・いつ、どのように、
具体的にどんな方法で活用する良いのか
・そもそもメモをすると、どんなメリットがあるのか
(生産性向上、情報獲得の伝導率向上、傾聴力向上など)
・「言語化能力」が高まる理由
・メモを使うと「自分のミッション」が定まる理由
、、、
などなどが、「理屈」ではなく、
彼自身の「経験則」として語られています。
一つ一つの言葉を、
練りに練って書かれたというよりも、
「熱く語っている本」
というイメージです。
でも、本当にこれをやって、
そして成果につなげているんだな、ということが、
ひしと伝わってくるそんな内容です。
■私自身、よくメモするのですが、
非常に共感するところが多く(比較するのも恐れ多いですが)
「メモ」を完全に”習慣化”すると、
・記憶のメモリを失わずに住む
・よって、アイデアが広がる
・具体→抽象という言語化スキルが高まる
・記憶力、情報収集力が高まる
というようなことを、体感します。
もし、
・生産性を高めたい
・記憶力を高めたい
・情報収集能力を高めたい
・コミュニケーション能力(言語化能力)を高めたい
・話のわかりやすい人と言われたい
・文章を書くのが上手になりたい
・人の話を聞くのが上手になりたい
以上のどれかが当てはまり、
かつ今「メモ」をしていない、というのであれば、
きっと得られることがあるはずです。
■また、もう一つ、
この本のとても素敵なところ。
それが、「あとがき」です。
詳しくは読んでいただければと思いますが、
著者の前田氏は現在32歳で、両親を8歳で亡くしています。
10歳上のお兄さんが養ってくれて、
勉強したくても、塾に行けない。
だから11歳で路上ライブをしながら、
それでも勉強を死ぬ気でしてきた、という過去を持ちます。
そこで成功をする、、、というのは
よくある話かも知れません。
しかし、彼が幼少期、幼い心で
愛情に飢え、認められたくて、
そのもがいている中で出会ったのが、
"「メモ」という武器"
であった、という話が書かれています。
綺麗ないい話じゃなく、
今注目の起業家と呼ばれている前田氏が、
ある意味、生き残るために磨いてきたのが、
この本にある「メモ」という技術だった、、、
私はそのように感じました。
■あと、最後のページに、
「自己分析の1000の質問」
というのがあるのですが、それも素晴らしいです。
私はそこまでやっていないですが、
「自分が何をしたいかわからない」
という人は、その質問1000個答えたら、
おそらく分かるようになるでしょう。
セミナーを受けているような、
そんなライトな本ですので、すぐ読めます。
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<今週の一冊>
『メモの魔力』(著:前田裕二)
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