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1799号 2019年1月21日

今週の一冊『メモの魔力』

(本日のお話 2225字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日、並びに日曜日は、
ひたすら研修プログラムの作成。

新しい研修プログラムを作ると、
デザインやら、データ作成などで
予想以上に色々手間がかかってきます。

私一人の手ではもう足りず、
今は妻だけでなく、大阪にいる姉にも、
手伝ってもらうようになりました。

税金や決算などの仕事は、
は従姉妹の税理士のお願いして、
まるで昭和の家族経営のようになっております。

これはこれで楽しいですが、
きちんと価値を提供する仕事をして、

そして、継続的に発展できるように、
改めて貢献せねば、切に思う週末でした。

気合い入れてまいります。

また、夜はムエタイジムにて練習。
良い汗をかきました。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、おすすめの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。


今週の一冊は、

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『メモの魔力』(著:前田裕二)


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です。


■今最も注目される起業家の1人、前田裕二氏。

この本は、その彼の仕事術、
否、「人生そのもの」を作ってきた根幹となる習慣

「メモ」

について、彼の考えとその効能を
赤裸々に書いた本です。


ちなみに、前田裕二氏は、

『SHOWROOM』

というアプリを作った会社を作っています。

若い方であれば、ご存知の方も多い方と思いますが、
いわゆる「路上ライブのアプリ」みたいなイメージ。

アプリ上で、アイドルや、
路上ライブをするような歌手の卵、
あるいは芸人などが、自宅で歌ったり、漫才をやったりする。
それをスマフォで見ることができるのです。

ちなみに、コメントも送って直接対話もできるし、
「投げ銭」もできる。

つまり、それでお金を稼ぐこともできるのです。
新しい応援の形、とでも言えるのかもしれません。


このビジネスは元々中国で流行っていたのですが、
それを日本でも形にして、多くのファンを作っている、、、

そんなビジネスを立ち上げたのが前田氏でした。


■ちなみに余談ですが、私も友人から
「SHOWROOM」というものがある、とその存在を聞いてやってみましたが、
なかなか面白いのです。

私が見た時は、女性シンガーが、
オリジナル曲を歌っている「部屋」をのぞきました。

純粋に歌が上手だったので、

「上手いですね!お上手!」

みたいなコメントを送ったら、
歌い終わった後に、そのシンガーの方が

「やすさん(私のハンドルネーム)、
 ありがとうございます!嬉しいです」

とコメントに対して喋ってくれたりして、
大変うれしかったり。

確かに、ファンになったら「投げ銭」するのも、
わかるかもなあ、、、などと思ったのでした。


■さて、話がそれましたが、
この『メモの魔力』という本。

誰もがやっているであろう「メモ」について、
熱く熱く語られている本です。


・いつ、どのように、
 具体的にどんな方法で活用する良いのか

・そもそもメモをすると、どんなメリットがあるのか
 (生産性向上、情報獲得の伝導率向上、傾聴力向上など)

・「言語化能力」が高まる理由

・メモを使うと「自分のミッション」が定まる理由

、、、

などなどが、「理屈」ではなく、
彼自身の「経験則」として語られています。


一つ一つの言葉を、
練りに練って書かれたというよりも、

「熱く語っている本」

というイメージです。

でも、本当にこれをやって、
そして成果につなげているんだな、ということが、
ひしと伝わってくるそんな内容です。


■私自身、よくメモするのですが、
非常に共感するところが多く(比較するのも恐れ多いですが)

「メモ」を完全に”習慣化”すると、

・記憶のメモリを失わずに住む
・よって、アイデアが広がる
・具体→抽象という言語化スキルが高まる
・記憶力、情報収集力が高まる

というようなことを、体感します。


もし、


・生産性を高めたい

・記憶力を高めたい

・情報収集能力を高めたい

・コミュニケーション能力(言語化能力)を高めたい

・話のわかりやすい人と言われたい

・文章を書くのが上手になりたい

・人の話を聞くのが上手になりたい


以上のどれかが当てはまり、
かつ今「メモ」をしていない、というのであれば、
きっと得られることがあるはずです。


■また、もう一つ、
この本のとても素敵なところ。

それが、「あとがき」です。

詳しくは読んでいただければと思いますが、
著者の前田氏は現在32歳で、両親を8歳で亡くしています。

10歳上のお兄さんが養ってくれて、
勉強したくても、塾に行けない。

だから11歳で路上ライブをしながら、
それでも勉強を死ぬ気でしてきた、という過去を持ちます。

そこで成功をする、、、というのは
よくある話かも知れません。


しかし、彼が幼少期、幼い心で
愛情に飢え、認められたくて、
そのもがいている中で出会ったのが、

"「メモ」という武器"

であった、という話が書かれています。


綺麗ないい話じゃなく、
今注目の起業家と呼ばれている前田氏が、
ある意味、生き残るために磨いてきたのが、
この本にある「メモ」という技術だった、、、

私はそのように感じました。


■あと、最後のページに、
「自己分析の1000の質問」
というのがあるのですが、それも素晴らしいです。

私はそこまでやっていないですが、

「自分が何をしたいかわからない」

という人は、その質問1000個答えたら、
おそらく分かるようになるでしょう。

セミナーを受けているような、
そんなライトな本ですので、すぐ読めます。


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<今週の一冊>

『メモの魔力』(著:前田裕二)



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