今週の一冊『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』
(本日のお話 2465字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日は、朝から友人のコンサルタントに、
今期の計画についての戦略の相談など。
その後、妻とともに神保町の美味しいと噂のカレー屋に食べに行き、
昼過ぎからはオフィスにて来週以降の研修の企画作成や、
溜まっていたメ―ル返信などなどでした。
今日はやや体調よくなかったため、
セミナー参加の予定でしたが急遽休むことにして、
ゆっくり自宅で読書や映画鑑賞などに予定を切り替えました。
1日でかなり充電された感があり、
やっぱり休息って大事なんだなあ、と痛感した次第。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する今週の一冊のコーナー。
今週の一冊は、
===========================
『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』
S・J・スコット (著), 和田 美樹 (翻訳)
===========================
です。
■これまでも「習慣化」にまつわる本は、色々とご紹介してきましたが、
今回の「習慣化」の本も良書です。
(ちょうど、1ヶ月前に『小さな習慣(著:スティーブン・ガイズ)』という
同じようなタイトルの本を紹介いたしましたが、それとは別物です。)
しかしながら、今回ご紹介の本も、
『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』
とのことで、「小さな習慣」がどれほど人生に大きなインパクトを与えるのか、
という点では、同じメッセージを含んでいるといえるかも知れません。
■さて、この今回ご紹介の本で、
とてもおすすめなポイントが2つあります。
1つ目。それが、【習慣化をタイプわけしている】ことです。
習慣には、次の「3タイプ」があるというのです。
具体的には以下の通り、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【習慣化の3つのタイプ】
<1,キーストーン習慣>
実行に30~60分かかるが、1つの変化で生活の他の側面にも次々に効果が現れるような
波及効果が高い習慣のこと。
例)「ランニングする」「瞑想する」「家計簿をつける」「1日の計画を立てる」など
※ちなみに私(紀藤)の場合は、「メルマガの執筆」です。
メルマガは平日朝イチで書きますが、そうすると様々な波及効果が現れます。具体的には、
・「精神面への波及効果」(=やる気がでる、スイッチが入る、自信がつく)
・「知性面への波及効果」(=学びのアウトプットになる、言語化能力・比喩力を磨く習慣になる)
・「人間関係への波及効果」(=お客様や読者の方との関係構築、信頼構築、家族への報告になる)
などなどの影響があり、自分の人生を「大きく変えている」と感じます。
<2,サポート習慣>
重要なキーストーン習慣を実行するための習慣のことです。
例)ランニングの場合/前日にウェアを準備する、体重計に毎日乗る、など。
※ちなみに私の「メルマガの執筆」の”サポート習慣”は、
「机に座り、パソコンを開く」&「■おはようございます。紀藤です。の冒頭の一文を打ち込む」ことです。
これさえできれば、後はやる気が不思議と出て、自動的にメルマガが書けるのです。
<3,マンモス習慣>
「マンモスをどうやって食べる?」「一口ずつ」。という話のように、
”コツコツと大きな仕事を片付けていく習慣”のことです。
例)家の片付けを1日5分ずつやる、TOEIC対策の勉強を1日15分ずつやる、
難しい本を1週間に1章ずつ読む、など。
※私の場合、「1日1個 断舎離する」がこれに当たります。
1日5分ずつでも掃除をすると、かなり家の美しさに変化が訪れます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この「3タイプ」ある習慣の中で、
「キーストーン習慣」を一つだけでも生活にインストールできたら、
間違いなく、連鎖的に生活がよくなっていきます。
そして、それをサポートする「サポート習慣」。
かつ、大きな物を片付ける「マンモス習慣」。
それぞれの習慣に濃淡をつけることで、
「自分が何を、どのように習慣化すると、生活が良くなるのか」について、
立体的に計画しやすくなるのです。
■そして、この本のお勧めポイントの2つ目。
それは、【「123の小さな行動リスト」が紹介されていること】です。
大体、こういう本に多いパターンが、
「じゃあ、具体的に明日から何を始めればいいのさ?」
と疑問に思えるけど、解消されずに読むだけで終わるパターン。
「具体性」&「イメージを詳細に持つ」ことができないと、
結局スタートができない、これは当然の話です。
しかしながら、この『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』では、
「人が習慣化したいこと」として、次の7つのカテゴリにわけ、アイデアを明示しています。
7つのカテゴリとは、
1,仕事
2,お金
3,健康
4,余暇
5,片付け
6,人間関係
7,癒やし
の7つです。
■この7つのカテゴリに対して、「123の小さな行動アイデア」が提示されています。
加えて、それらについて「効果」&「具体的なやり方」が半ページで明示されています。
例えば、<仕事>のカテゴリでいうと、
・1日のスケジュ―ルを決める(キーストーン習慣)
・最重要タスクを3つ特定する(キーストーン習慣)
・ネット上の誘惑を立つ(サポート習慣)
・デスクを片付ける(サポート習慣)
・アカウンタビリティパートナーに報告する(サポート習慣)
・ポモドーロ・テクニックを使って仕事をする(サポート習慣)
などなど。
並列に書くとたいしたことないかも知れませんが、
上記のものは、私自身も色々試して、「これは最高!」と思えるものばかりでした。
本当に習慣化すると「結果が変わる」と思えるものばかりです。
私も、上記は全てやっています。
そのような質の高いアイデアが、7つのカテゴリにわたって、
「123の小さな行動アイデア」としてまとめられていたことに、
私は感動すら覚えました。
■実際に、物事を習慣にするのは、
簡単なようでなかなか難しいものです。
しかし、このような先人のアイデアを知っているか知らないかだけで、
ダイエットも、健康習慣も、勉強も、人間関係も、片付けも、
成功率がやはり変わってくるものです。
ということで、「習慣化」に取り組みたい方にとって、
参考になる一冊ですので、ご興味ある方はご参考にされてみてください。
===========================
<今週の一冊>
『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』
S・J・スコット (著), 和田 美樹 (翻訳)
===========================