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1838号 2019年2月28日

「金メッキ・キャリア理論」で、機会と実力を獲得する

(本日のお話 2600字/読了時間3分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。
並びに研修企画、事務作業を日中にし、
夜からは個別コーチング。

終わってからは、ムエタイに行き、
サンドバック3ラウンド、ミット打ち3ラウンド、
最後、筋トレをし汗を流してきました。

やっぱり運動をすると、体の調子が良くなります。
腰痛も、運動をすることで治ってきました・

ちなみに大事な話なのでご共有いたしますが、
「静的疲労」と「動的疲労」があり、
”腰が痛い”ときは、ベットで寝てばかりいると、逆に辛くなります。

ウォーキングやランニングで、筋肉をほぐすこと。
「静的疲労」(=じっとしているから逆に凝り固まる)の存在を意識して、
運動をすることは、健康を維持する上でとても大事だと思います。

ぜひ気になる方は、運動がおすすめでございます。



さて、本日の話です。

昨日、個別コーチングをしている中。

「自分を育てる」ために大切な考え方があるな、
とふと、ひらめいたお話があります。

今日はその話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「金メッキ・キャリア理論」で、機会と実力を獲得する】


では、どうぞ。



■”自分の可能性を発現させる”こと。

すなわち、キャリアを築く上で、
とても大事だと思うキーワードがあります。


それが『錯覚資産』です。


『錯覚資産』とは、

「この人すごい!実力がある」
「この人何か可能性を持っている!」
「応援しよう、チャンスをあげてみよう」

とお客様や上司等、周りの人に思ってもらう力のことです。
チャンスが得られる、そう思わせる力のことです。

しかし、あくまでも、「そう思わせる」だけなので、
本当に実力があるかどうか、本当に可能性があるかどうかは、
正直確かめようがありません。


だから「錯覚させる」ということで
『錯覚資産』と言います。


■何かの記事で読みましたが、

「スタートアップの企業のピッチ」なども、
この『錯覚資産』がものすごく重要だ、

などという話を聞きました。

当然、スタートアップは、実績を出せる何の証拠もないわけで、
ピッチにより夢や可能性について熱く語ることで、
「投資家を錯覚させる」わけです。

そして資金を調達する。

ゆえに(あくまでもその記事では、ですが)
スタートアップの起業家とは、ある意味、人に夢を見させる、
一種の詐欺師な能力が必要になるのではないか、

そんな話を見てなるほどな、と思った記憶があります。

まさしく、『錯覚資産』です。


■しかし、このスタートアップの企業も資金がなければ、
挑戦の機会も得られず、新たな経験も出来ないのです。

同様に我々も、”新しい仕事へ挑戦する機会”がなければ
”自分の実力を著しく伸ばす機会”もなくなるわけです。

・チャンスをもらえるから実力がつくのか
・実力があるからチャンスをもらえるのか

と言うのは、卵が先か鶏が先かと同じような理屈で、
何とも判断しがたいところがあります。



しかしながら、1つ言える事は、

”新たな世界に行き、
 自分の実力以上の仕事に取り組む機会を得られる、あるいは、
 自分の実力以上の人と一緒に仕事をする機会をもらえると、
 それは「自分の実力」を高めてくれる”

と言うこと。

これは間違いないと思うのです。


私自身起業してから、
自分の実力を超えた仕事もいただきましたが、
(もちろん、本当にまだまだではありますが)

それによって自らを成長させ、自分自身が大きくなった、
少しだけ自分が受け止められる容量が大きくなった、

そんな感覚を覚えています。


■そして、その話を例えるのであれば、


『”自らの可能性を発現させるプロセス”とは、
 「金メッキ」を貼り、機会を得て、実力をつけ、
  更なる金メッキを貼りつつ、自らを「純金」に近づけていくプロセス』


だと思うのです。


「金メッキ」とは、先ほど『錯覚資産』のこと。


ちょっと背伸びをして、”自分の可能性”をアピールする。
ちょっと背伸びして、”上の世界”に飛び込んでみる。

自分の「金メッキ」は、自分よりはるか上にいる大先輩、
3段階以上レベルが上の人からは、
その背伸びをしている、ある意味「イタい状況」も丸見えなのですが、

実は自分と同じ、または1つ上や、
あるいは自分と全く違う分野の人だと、
その「金メッキ」は見抜かれなかったりします。


ですから、自分の可能性を発現させる、
そのための挑戦の機会を得る上で、この

”「金メッキ」を貼る”

という行為は、キャリアを築く戦略的技法の1つである、
とも言えるわけです。


■しかしながら、自分が大きくなり、
より大きなステージに関われるようになると、
この「金メッキ」が、自分の体を覆いきれなくなり、
だんだんと隙間から鉛の肌が見えてきたりする。

隙間がひび割れて、「金メッキ」が自らの全身を覆える範囲が少なくなっていく。

「あれ、この人、言ったよりも大したことないぞ」となる。


これは選択の問題であり、
だからこそ、ゆっくり着実なステップを踏む、
というのは否定できるはずもないし、それはそれで1つの選択肢です。

しかし、駅伝の大会前の合宿のように、
もし急速な成長を願うとするのであれば、

敢えて、空気の薄い山頂でトレーニングをする、
敢えて、自分を追い込む環境でプレッシャーを感じながら成長する、

という選択、すなわち「背伸びをする」ことも、
大切な選択肢ではなかろうか、と思ったのです。


■金メッキを貼ること、
錯覚資産を使うことは、
”居心地の悪い世界に敢えて飛び込む”ことでもあります。


実力が伸びたら次のステージヘ、は確かにそうかもしれない。

でも、どんどん自分の身の丈に合わないようなものを吸収し、
どんどん新しいチャレンジをしていく。
そして、どんどん実力をつけていく。

これが最も過酷だけれども、最も楽しく刺激的な「自分の能力の伸ばし方」であり、
「自らの可能性の発現のさせ方」であると感じます。


ということで、積極的に
「金メッキ」を活用してはいかがでしょうか。

やり方は、シンプル。

1,「できます、やらせてください」とビビりながら言う
2,自分が居心地悪いレベルが高い人の集団に混ざってみる

この2つだけでも、かなり効きます。

よろしければ、お試しください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

心配ならば私達は行動を起こすべきであって、
憂鬱になるべきではない。

カレン・ホーナイ
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