「黙っていてもわかってくれる」は、大いなる勘違い
(本日のお話 2600字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、研修の企画・作成、
お客様との研修実施の打ち合わせ、
夜からは妻とともに、自社の次の四半期の目標設定を行っておりました。
気づけば深夜2時。。。
若干、ブラック化しております。
私は楽しいのでよいのですが、
妻はどう思っているのか不明です(汗)
諸々付き合ってくれて、身内ながら感謝です。
*
さて、早速ですが本日の話です。
昨日、自社の目標設定を行ったのですが、
改めて思ったこと、それは、
「方向性を合わせること難しい」
ということでした。
本日はどの組織でもチームでもあるこの「方向性」を合わせることについて、
思うところを皆様に、ご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「黙っていてもわかってくれる」は、大いなる勘違い】
それでは、どうぞ。
■個人的な話ですが、私(紀藤)は、
目標を立てるのが結構好きです。
自分の価値観を明確にし、
人生の目標(ミッション)を考えし、
5年の目標を立て、1年の目標を立て、
今四半期は、1ヶ月は、1週間は、、、と、
「未来のこと」を考えるのは、
比較的好きで、得意な方であると自分では思っております。
しかし、昨日、私と妻の2人で、
カレッジの次の四半期の目標を決めるワークショップを行ったのですが、
これが、決まりそうでなかなか決まらないのです。
何度も同じことをやっているはずなのに、
しかも身近で、普段からコミュニケーションもたくさんしているのに、
実は細かい部分を見ていくと、大事にしているポイントが違うんだな、
ということに気づくのでした。
■例えば、昨日、次の四半期の目標として、
「ウェブサイトを完成させる」
(=メルマガ新サイトと、コーポレートサイト)
と言う目標を立てたときの話。
私は、WEBの進捗や、
メルマガの新規登録数について、
「これくらいいけるでしょ!」
と結構安易に、大風呂敷を拡げる一方、
妻は実に着実に、慎重に考えます。
ゆえに、必然的にこんな会話になるのです。
私「いやいや、目標は大胆に、だよ。もっといけるでしょ」
妻「ちょっと待って、前もこんな話があったけど
結局できなかったじゃん。簡単に言うけど、この数字はかなり難しいでしょ」
私「じゃあ、これぐらいの数字だったらいける?」
妻「うーん、どうだろう。ちょっと考えさせて」
、、、などとやりとりしていたら、
気づけば深夜1時前になっていたのでした。
■「夜9時」ぐらいからスタートして、
気づいたらなんだかんだ深夜1時近くになっていた。
こういった活動は時間がかかるので、
普通といえば普通なのですが、改めて、
”目線を合わせることの難しさ”
を強く感じたのでした。
「自分の目標」と言うのは、
自分がクリエイティブに想像するものです。
それはそれで、自分の頭の中でループするという、
別の難しさもあるのですが、
「2人の目標」「チームの目標」などというと、
一人ひとりが違う価値観、違う経験を持ち、
違う専門分野の人が話し合うのですから、
当然、答えは違ってしかるべきものです。
考えてみれば、言うまでもないことです。
なのに、実際蓋を開けてみると、
たいしたコミュニケーションの量も、
真剣にぶつかり合う質のある会話もなく、
「それくらい言わなくてもわかるよね」
「自分たちのチームが大事にしていることくらい、
普段から一緒に働いているからわかるよね」
と思っていたりする
(あるいは、そもそも目標なぞ考えたこともない)
という人、意外と多いように思うのです。
そして、もしそのように思っているのだとしたら、
それは”甚だ勘違いである”と言わざるを得ない、
そんなこと思ったのでした。
■最近、企業でビジョンをすり合わせるワークを行う機会を、
連続していただいています。
しかし、長く一緒に働いている、ずっと身近な関係である、
と言う人でも、その考え方が重なる事はほぼ100%ありません。
それくらい、人の考え方は違うし、
目標やビジョンについて目線を合わせることは難しいのです。
ゆえに、
【「黙っていてもわかってくれる」は、大いなる勘違い】
だし、同時に心がけるべきこととして。
・「何も言わずに伝わる」事は無いと知ること
・「我々がどこを目指しているのか」は、定期的に、しつこい位発信続けること
このことが共に働き、成果を出していく上で基本的かつ重要ななことであろう、
そんなこと思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も、皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
言い疲れた頃に、人は耳を傾け始める
ジェフ・ウィナー
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