「目標を打ち立てること」で、質量を持った重力体が発生し、無意識の意思決定が引き寄せられる
(本日のお話 2564字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日はフランクリンコヴィー研修の
『プロジェクトマネジメント・エッセンシャル』の研修実施立ち会い。
働く多くの方は「プロジェクトマネージャー」と言う名前はついていなくても、
“多くの人を巻き込み、期限や、予算を持って物事を進めていく”、
という役割を持つ事があるものです。
そのような人達を私達は、
「非公式のプロジェクトマネージャー」と呼ぶのですが、
それらの人が、利害関係者のニーズを満たし、プロジェクトを成功に収めるための、
”「人&プロセス」への取り組み方を美しいフレームワークで学ぶ”という研修です。
良い研修には、マインド(考え方)と、それを実行するツール、
そしてとスキル(どうやればいいか)がセットになって、
実効性が高まり、結果も変わりますが、それらが揃った良い研修だな、
と(手前味噌ながら)研修プログラムにほれぼれした1日でした。
また家に帰ってからは、室内で23キロのバイクの練習。
今年のトライアスロンに向けて、地道に練習をしていきたいと思います
*
さて本日の話です。
最近改めて思うことが「目標を打ち立てることの大切さ」です。
本日はこの話について、思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
タイトルは、
【「目標を明確に打ち立てること」で、質量を持った重力体が発生し、
無意識の意思決定が引き寄せられる】
それではどうぞ。
■1日の中には無意識の決定が約20,000回あると言われます。
意思決定と言うと、
・転職するとか、結婚するとか、
・ルンバを買うとか、パソコン買い換えるとか、
そのような“大きいこと”をイメージしてしまいますが、
実は多くの意思決定は、「無意識」です。
例えば、朝起きてから、
・二度寝しようか or 起きようかも、
・朝コーヒー飲もうか or お茶飲もうか、
・朝ご飯、ご飯にしようか or パンにしようか、
・テレビをつけようか、つけまいか、
・今日はどの靴履いていこうか、
・コンビニ立ち寄ろうか、立ち寄るまいか、
・電車に乗って、読書をしようか or YouTubeを見ようか、
これらも全部「意思決定」です。
ただ、私達はそれらの意思決定に気づいていません。
「無意識の意思決定」として、何気なしにやっているのです。
■そして、私たちは脳の性質上、放っておくと
「易きに流れる」傾向にあります。
そして更に恐ろしいことに、
巷に溢れる動画も、アプリもものすごく上手に出来ています。
開いたが最後、その世界から抜け出すことは非常に難しいです。
「強力な磁石」で引っ張られているかのようです。
*
私も全然興味がないのに、なぜかYOUTUBEを開いたら、
「カマキリが子ゴキブリを捕食する動画」があって、
なんとなく見ていたら、“おすすめ動画”で
「ぼうふらの入った水槽にメダカを入れてバクバク食べる動画」
が次に出てきて、ふと気づいたら1時間経っており、愕然とした経験があります。
この時間はなんだったんだ、、、と(汗)
しかし、ほうっておくとそうなるし、
そっちのほうが楽なのです。
■しかしながら。
ご存知の通り、それらの「取るに足らない時間」を延々と繰り返していると、
どこかで『自尊心の毀損』が起こり始めます。
皆様もきっと1度くらいあると思いますが、
“せっかくの週末、延々とよくわからないYouTube(アプリ・ゲーム)を、
ひたすら4時間見続けて、気づいたら夕方だった“
と気づいた時の「なんとももったいないことをしてしまった感」、
あるのではないでしょうか。
(私だけ?)
まさしくあの状態です。
短期的にはアプリや動画も気持ちいのですが、長期的には必ずしもそうではない。
私体は、やはり心のどこかでは、
「意義あることに時間を使いたい」と感じているのだと思います。
■では、どうすればよいのか。
どうすれば、その不毛な時間、取るに足らない時間に、
自分を持っていかれないようにできるのでしょうか。
そのときに大切なこと、基本中の基本の行動が、
【目標を打ち立てること】
であると思うのです。
自分の時間を奪っていく、取るに足らないものの「磁力」から、
自分を引き剥がすには、「別の引力」を発生させる必要があります。
そして、それが「目標」です。
タイトルにもあるように、
【「目標を打ち立てること」で、引力を持った重力体が発生し、
無意識の意思決定が引き寄せられる】
そんな現象が、不思議なことに起こるのです。
■意思決定をするときには「基準」が必要です。
ただただ気分に応じて行動していたら、
「無意識の意思決定」が定まらず、右行ったり、左へ行ったり、
あっちへウロウロ、こっちウロウロとなってしまうのです。
ですが、1つの方向に力が働かせつづけなければ、
「そこ」に行けるはずもないのです。
いつ何時も、同じ選択を、“無意識でも”し続けるためには、
「基準」を刷り込むことです。
不思議な話ですが、「脳幹網様体賦活系」という脳の機能は、
「明確に言葉にしたもの(必要と思ったもの)」を打ち立てると、
その情報を集め、それ以外のものはブロックするという性質があるそう。
軸となるもの、意思決定の基準となるものとして、
「目標」を掲げると、不思議と無意識の選択が引っ張られるのには、
そんな理由もあるようです。
■世界的なビジネス書『7つの習慣』でも、
“第2の習慣 終わりを思い描くことから始める”
において、自分のミッションを立てることが非常に重要であるということを、
強く、強くコヴィー博士は伝えていました。
その「ミッション」を言語化することによって、
その言葉に質量が生まれ、引力が生まれ、
無意識の意思決定が、そちらに引っ張られるのです。
そしてそれは、
明確で、リアルで、ありありと描けるものであればあるほど、
「そこに発生する引力」も大きいものになっていきます。
■「目標を立てよう」「志を立てよう」、
などと言う言葉は、言われすぎていて、
しかも暑苦しいし、今時あまり流行らないかもしれません。
それでも、目標を立てること、
目標を明確に言語化し、形にし、
物質として質量を、そして重力を発生させること。
このことは、
“ありたい自分に近づくために必要な不可欠な要素である”
そのように思ってなりません。
不思議なのですが目標を打ち立てると、引っ張られるのです。
ということで、まだの方は、ぜひ時間を取って言語化することを、
強く、強くおすすめいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。
================================
<本日の名言>
自分の運命は自分でコントロールすべきだ。
さもないと、誰かにコントロールされてしまう。
ジャック・ウェルチ
================================