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1854号 2019年3月16日

「渦を巻く人」こそが、大変そうで実は一番得をする

(本日のお話 2122字/読了時間2分半)

■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、1件の個別コーチング。
並びに研修企画、事務作業など。

また本日土曜日は、半年前から実施をしている
「セルフイノベーション研修」のDAY6、最終日でした。

私も楽しい時間で、そして何より学びになる時間でした。

参加者の皆様も、真っ直ぐで、前向きで、優しく、
個性豊かな方であったと言うこと、そのご縁も素晴らしいものでした。
教育に携わるものとして幸せだな、と思った1日。

こういった動きを、もっともっと”渦を巻き”、
影響を与えていきたいと思った次第。

まだまだ道半ばです。



さて、本日の話です。

上述の話に関連しますが、
「自分を成長させよう」「影響を与えよう」「自分を変革していこう」
と思うのであれば、必須中の必須の姿勢が、

「渦を巻く」

という姿勢だと思っております。

今日はそのお話について、思うところを
皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、そのまま


【「渦を巻く人」こそが、大変そうで実は一番得をする】


それでは、どうぞ。


■「人を巻き込む」と言うのは骨が折れる事です。

忙しい仕事の中で、時間を捻出する必要もありますし、
多くの人との調整も大変だし、会を主催すると言う責任も発生します。

ですから、

「こんなことできたらいいな」、
「会社としてこんなことやればいいのにね」

と言いつつ、それを自らやることはなく、
”誰かがやるのをも待っている”という人も、多いのでしょう。

確かに、労力や、リスク等を考えると、
ある意味冷静な判断、とも言えるかもしれません。


■しかしながら、それは視点を「短期」で考えたときの話。

いざ、中期長期視点で見た時に、
「人を巻き込む」という意味を考えると、全く違うものが見えてきます。

それは、

『人を巻き込み、何かを立ち上げることで得られる大いなるメリット』

なのです。

「人を巻き込む」とは、いわば、

”流れを生み出す渦の中心にいる”

ということ。

すなわち、あらゆる人の「ハブ」になり、
要になっているとも言えるのでしょう。


■確か、『ユダヤ人大富豪の教え』という本(と記憶していますが)にて、
このようなエピソードがありました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(ある富豪が集まるパーティーにて・・・)

ユダヤ人大富豪
「あの集まっている人たちの中で、誰が一番力があると思う?」

青年
「さあ、、、あの一番威厳がありそうで、
 皆が頭を下げている社長みたいな人でしょうか」

ユダヤ人大富豪
「いや、違うんだ。その社長に横にちょこんといる、
 ”つなぎ”になっている普通の人のように見える彼。
 彼が一番力があるのだ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

みたいな話でした。

そして、その話で言わんとしていたのは、

『人と人のハブになっている人が一番強い』

という話でした。

そしてそれは「渦を巻く人」の力を、
表しているようにも思ったのです。


■私事ではありますが、

「リベラルアーツ(教養)を学ぶ」

というワークショップを今年初めて実施いたしました。

世界史や、日本史、外交問題、、、
多少本を読んだものの、正直まだまだ素人。

普通に考えれば「リベラルアーツを教える」などと言う事は、
甚だおこがましいし、ある意味リスクしかない、
と見ることもできるでしょう。

しかしながら、そこに
「こんなことできたらいいなあ」という、
おぼろげながらのイメージがありましたので、
とりあえずやってみることにしたわけです。

いざやると決まると、責任が発生します。

ワークショップに人も参加していただくので、
ちゃんと品質も作る必要があります。
ですから、プレッシャーもかかります。


しかし、いざやってみると
その「外圧」以上に、得られる事が大きかったのです。

・リベラルアーツをより学べた
・リベラルアーツに興味を意識が高い人とご縁が深また
・日本アスペン研究所と言う哲学に関する知見が増え、世界が広がった

そんな変化が、

「とりあえず飛び込んで、始めたこと」

によって生まれたのです。


■自分が発信して動き出すことで、
プレッシャーと責任と引き換えに

・多大なる知識の増大
・人とのご縁
・自分の能力を伸長させる機会

など手に入れることができた。

「短期」でみたら大変で骨が折れることですが、
人生100年時代の「中長期」でみたら、
大きな資産になるよな、と思うのです。


そして、それは、組織でも個人でも、
いつでも、その気さえあればできるもの。

1人でも、2人でも、
自分が発信すると「渦」が生まれ始め、
それを続けることで、どんどんその「渦」は大きくなるのです。


■繰り返しになりますが、
誰かを巻き込み「渦を巻く」事は、骨が折れます。

誰かが巻いた渦に、巻き込まれている方が、
意思決定もしなくてよいので、実は楽です。

しかし、その渦を自分から責任を持って巻くことで、

・一挙手一投足に質量が生まれ、
・日々の歩みのステップにも重みと力強さが生まれ
・自分に発生する磁力も強くなり、

そして「人と人をつなぐ要」となり、
中長期的に自分を助けてくれる武器になる、そう思います。

ゆえに、


【「渦を巻く人」こそが、大変そうで実は一番得をする】


そんなことを、改めて感じた次第。

私ももっともっと大きな「渦」を巻こうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>

自分の運命は自分でコントロールすべきだ。
さもないと、誰かにコントロールされてしまう。

ジャック・ウェルチ
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