『自分の小さな箱から脱出する方法』のワークショップで学んだ、”「自分認識」をすることから、問題解決が始まる”という話
(本日のお話 2443字/読了時間分)
■こんにちは。紀藤です。
今週、木~金曜日で、世界150万部の不朽の名作、
『自分の小さな箱から脱出する方法』
https://www.amazon.co.jp/dp/4479791779/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_Q1CLCbEXPK9RB
の書籍で知られるワークショップ研修に参加してきました。
内容をまとめて見ると
「人間関係に起因するあらゆる課題を解決するあり方の研修」、
とでも言えるのでしょうが、色々と考えることが多く
非常に多くの気づきをいただいた二日間。
世の中には、本当に多くの学びがあるな、
と改めて感じた次第です。
得た学びを、皆様にも還元できるように、
しっかり消化していきたいと思います。
*
さて、本日の話です。
早速ですが、今回学んだワークショップの中から、
特に強く感じた気づきについて、皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは
【『自分の小さな箱から脱出する方法』のワークショップで学んだ、
”「自分認識」をすることから、問題解決が始まる”という話】
それでは、どうぞ。
■先日のワークショップ。
『自分の小さな箱から脱出する方法』の書籍でも紹介されている、
重要かつ、根幹となる考え方があります。
それが、自分自身のあり方が
”「内向き」か、「外向き」か”
というお話。
少し解説させて頂くと、
「内向き」と言うのは、興味・関心・意識が、
”自分にしか向いていない”という状態を指します。
自分の目標、ニーズ、課題。
それが何よりも重要で(むしろそれしか大事じゃない)、
よってその周りにいる人たちの目標、ニーズ、課題を見ておらず、
ある意味、無視している状態、と言えます。
対して「外向き」と言うのは、
自分の”目標、ニーズ、課題”と同じように、
他の人にも”目標、ニース、課題”があると認識しており、
自分と同じように、
他の人のことを考えている状態を指します。
■もう少し突っ込んで考えてみると、
「内向き」は自分のことしか興味がないわけです。
ゆえに、ちょっと乱暴に言えば、
周りの人たちは、自分の目標・ニーズ・課題における、
・「役に立つ道具」、あるいは
・「邪魔になる障害物」、あるいは
・「どちらでもない無関心なもの」
のどれかに分類されるのです。ゆえに、
”「内向き」状態は、他の人をモノとして扱っている”
ともいえます。
■でもこの状態、意外と私達陥ってしまったりするのです。
例えば、想像していただきたいですが、朝の通勤ラッシュ。
ものすごく混雑している、満員電車。
イライラして、ぶつかると睨みつけちゃったりします。
でも確かに、そこにいる一人一人は、
自分と同じように家族があり、仕事があり、
そして色々な悩みを抱えていているはず。
責任もあれば、それぞれ今日の事情も、
やるべきことも、プレッシャーもあり、
その中で電車に揺られているかもしれない。。。
でも、自分に余裕がなくなっていると、その当たり前の
「他の人も”人”である」
ことを、つい忘れがちでないだろうか、
ただの「障害物」みたいに思ってしまってはいないだろうか、
、、、そんなことを考えさせられたのでした。
■もちろん、私たちは聖人君子ではないので、
365日24時間、常に「外向き」とはいかないでしょう。
余裕が無いとやっぱり「内向き」になってしまいます。
しかしながら、自分が「内向き」である状態を、
”「今、内向きになっているな」と「自己認識」できているか”
これが重要だと思うのです。
今自分は、誰かをモノとして扱ってはいまいか。
便利な道具として、邪魔なものとして、無関心なものとして、
みなしてはいないだろうか。
「自分は内向きか外向きか」。
そのことを『自己認識』しなければ、
問題を問題と認識できていないわけですから、
その状態から抜け出すこともできないわけです。
■別に「内向き」だっていい。
別に「自己認識」できてなくても、それで構わない、
ともし仮に思ったとしても、やっぱり健全じゃない状態は、
悪い結果を導き出します。
「内向き」は、独りよがり、とも言えるので、
結果的に問題が起こることになります。
具体的に言えば、
”周りの人に(モノとして扱ってくる人だと)気づかれ、
そして人が離れていく”
のです。
不思議なもので、人は、
”自分のことをツールとしてみてくる人を、
なんとなく見抜けてしまうもの”
です。
ゆえに、最初は騙し騙しできていても、だんだんと
・使われている
・道具として使われている
・いいように利用されている
・あの人にとって私はどうでもいい存在だろう
と思われるようになっていき、
最終的には「内向き」だった人は孤独になってゆくのです。
そして、もし意図せずそうなったらな、
やっぱりとても残念なこと。
■では、どうすれば良いのか。
そのためには、繰り返しになりますが、
【「自己認識」すること】、
このことにつきます。
もし望むような成果が出ていないのであれば、
あるいは、小さな痛みを抱えているのであれば、
・自分は、何か間違った方に行ってはいまいか
・今の状態は、中長期的に見て、健全なのか
・このままでいて、本当に良いのだろうか
・何か自分に原因がなかろうか
そんな疑問を持ち、自分自身に疑問符を投げかけること。
そして、今回のケースでいえば
『「内向き」か、「外向き」か』
というような”適切な言葉と問い”を投げかけ、
自分に問うてみることなのです。
そうすると、問題に向き合いたくなくとも、
認めたくなくても、その違和感で気づけたりするのです。
(受け入れられるかどうかは、また別の問題ですが)
そして、そのためには、
”「自己認識」をするためのツール(=言葉や思考フレーム)”
があることで、自己認識は加速されます。
人類の同じ悩みを持ってきた人たちの知見が「学びの体系」です。
今回のワークショップも、
長年選ばれ、生き残ってきたものということというのは、
「人類の知見」なのです。
そのツールを持ち、自らを照らし合わした時、
ズレていないかどうかを確認できるようになるわけです。
ゆえに、そういった意味で、
課題や目標を達成する上で、最短距離を走るために、
あるいは泥沼に入らないために、やっぱり「学び」が大事になるのだろうな、
そんなことを改めて思った次第です。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
我々はつねに自分自身に問わなければならない。
もしみんながそうしたら、どんなことになるだろうと。
サルトル
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