自分の発想を拡げ、深めるためには「他者との知的交配」が必要
(本日のお話 2556字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は友人の経営コンサルタントが主催する、
「ロジカルシンキングセミナー」に参加してきました。
ロジカルシンキングは、書籍等で勉強をしたことはありましたが、
直接その道の第一人者から話を聞くことはありませんでした。
数多の会社にフレームワークを活用し、
思考の整理、問題解決を図ってきたその言葉には説得力があり、
大変参考になり、勉強になる時間でした。
また彼とのコラボレーションをして、
勉強会でもしようと(勝手に)考えていますので、
皆様楽しみにしていてください。
*
またその後、1冊の読書、英語学習、
夜は自宅にて、21キロのロードバイクの練習でした。
気づけば、
5月 野辺山100キロウルトラマラソン
6月 徳之島トライアスロン(ミドル)
7月 みちのく津軽ジャーニーラン177キロ
と、自己鍛錬の場が目白押しなので、
そこに向けて体を整えなければなぁと思っています。
完全に練習不足なので、不安極まりないですが、、、。
■さて、本日の話です。
昨日ロジカルシンキングのセミナーに参加し、
重要だなと思った気づきがあった、とお伝えしました。
今日はそのお話に絡めて、またイベントのご案内も合わせて、
皆様に気づきをご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【自分の発想を拡げ、深めるためには「他者との知的交配」が必要 】
それでは、どうぞ。
■ロジカルシンキングのポイントで、
昨日学んだ話が、以下の3つでした。
1、縦と横の発想
2、因数分解
3、順次戦略と累積戦略
という3つ。
「縦と横の発想」と言うのは、
広げること&深めること、この2つをできているかと言うこと。
「因数分解」と言うのは、
1つのテーマがあったときに、それがどのような項目で成り立っているのか、
もれなく抜けなく(MECEというやつですね)で考えること。
そして「順次戦略と累積戦略」とは、
順次戦略→ 目標を決めて逆算で考える戦略なのか、
累積戦略→ 目標から逆算することはできないけれども、効果的であると粛々と行動し続ける戦略を打つのか、という話。
この3つが「ロジカルシンキング」の基本的な思考である、
そんなお話を聞いたのでした。
■一つ一つを細かく説明すると大変長くなってしまうので、
ここでは割愛させていただきます。
しかし、改めて「ロジカルシンキングって大事だな」と思った理由が、
(特に私のような拡散型の志向の人にとっては)
”自分の思考の偏りを発見する上で役に立つ”
と、感じたのです。
しばしばこんな会話が、職場で繰り広げられることがあります。
特に上司・部下の報告の際でしょうか。
「なんでそうなの(why so?)」
「要は、なに?(so what?)」
、、、
なんだか賢い上司が、部下の分かりづらい話をイライラしつつ追求する、
みたいな光景が浮かんできそうなこんなフレーズ(汗)
でもやはり、上記のWhy so?So what?について、
「うまく説明できないことは、本人もわかっていない」わけです。
ちょっと乱暴な言い方をしてしまうと、
”自分の拡散した、とっ散らかった脳の状態をそのまま人に伝えること”は、
もらう側としては大変苦痛であり、生産性の低下、とも言えるでしょう。
そんなことを加味しつつ、改めてロジカルシンキングを学ぶ意味とは、
・「散らかった脳の中身を整理」して相手とコミュニケーションができる
・ 情報を整理して「形式知化」し、再現性が保てる
・「自分がうつべき戦略」に自身を、明確にうち立てることができる
という意味でメリットがあるのだなあ、と感じたのでした。
■…というのは、よくあるロジカルシンキングのポイントでしょう。
今更言うまでもない、という方もいらっしゃるかもしれません。
でもセミナーの中で、私が最も大切だと思った点は、
また別のところにありました。
それは、
【自分が気づいた「論点」だけに縛られない】
と言うキーワードです。
「論点」と言うのは、”着眼点”みたいなもの。
例えば、「飲食店の売上を伸ばす」と言うテーマがあった時、
いろいろな「着眼点」があります。
・「客単価」を増やす、という「論点」もあれば
・「回転数」を増やす、とい「論点」もある。
・「新規客」を増やすことが大事、という「論点」もあれば
・「リピート客」を増やすべきだという「論点」もある。
「論点」は、いくつもあるわけです。
■しかしながら、つい私たちがやりがちなのが、
『自分が気づいている「論点」に縛られがち』
ではないか、と思うのです。
人にはこだわりがあるもの。
いくつもの「論点」があったとしても、自分が大切なところに目が行きがち。
それは人間だから仕方ないのかもしれません。
それ以外に抜本的な解決策があるとしても、
なかなかその「他の論点」に行き着くことができない。
特に経験がない、未知の領域に関してはなおさらそのことが言えるはず。
■では、どうすれば「論点」が広がるのか。
そのためには一つ、
【他者から学ぶこと】。
このことに尽きるのです。
”他者”と言うのは、自分以外の誰か、何かです。
その同じ問題見たときに、別の視点を持つ、
あるいは既に経験をしたことがある人の意見を聞いてみるのです。
それにより、自分の「論点の偏り」に気づきますし、
そのことにより、思考の広がりと深まりを手に入れることができる、
ということになります。
■自分がバランスよくあらゆる「論点」に気づくためには、
「他者との知的交配」が大切です。
かつてトヨタの創業者、豊田佐吉は
「そこの障子を開けてみよ、外は広いぞ」
と語りましたが、まさしくそうなのでょう。
外に出てこそ、他者から学んでこそ、
今は見えてない世界が見えるはず。
■そんな文脈で、一つご案内です。
4月、5月に、人事の方向けではありますが、
皆様がお互い学び合うことができる「人事交流会」を企画しています。
人事に関わる人が、それぞれの意見を交換し合う、
「知的交配」を行いつつ、繋がっていただくための場です。
私もその意見の交わりの中で、学ぶことが多くあると感じていますし、
純粋に多くの人が、繋がって組織に役立てていただければと思っています。
(そのため無料での企画としております)
自分はいろいろ知っていると思っても、やっぱり世界は広いです。
知らないこともたくさんあり、影響受けることもたくさんあるもの。
ご興味がある人事・人材開発に関わる方(部門責任者、経営企画の方など)、
ぜひ、この機会をご活用いただければと思います。
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***<人事交流会のご案内>***
人材開発に関わる皆さま(人事・部門長・マネージャーなど)を対象とした
交流を目的としたライトな会です。ご興味がある方は是非お越しください。
■第6回 企業人事交流会 ~ミドルシニア教育を考える~
◯日時:4月19日(金)18:00~21:00
◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
◯費用:無料
◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
◯詳細&お申込みはこちら: https://goo.gl/forms/BRgxT6QIPL4tjXFl2
■第7回 企業人事交流会 ~組織風土改革について考える~
◯日時:5月10日(金)13:30~16:30
◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
◯費用:無料
◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
◯詳細&お申込みはこちら: https://goo.gl/forms/XfigToRW65dIstrQ2
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私自身も、積極的に他者から影響を受け、
もっともっと自分の視野を広げていきたい、
自分自身も改めてそのように思っている次第です。
皆さまのご参加、お待ち申し上げております。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
いつも自分を磨いておけ。
あなたは世界を見るための窓なのだ。
バーナード・ショー
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