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1865号 2019年3月27日

「今日やり切った感」を持ち続けると言う幸福

(本日のお話 2053字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日はフランクリン・コヴィーの社内にて
新しい営業研修の受講でした。

以前からわかっていたような内容も含まれていましたが、
改めて学んでみると奥が深いことがたくさんあり、
非常に得るものが大きい1日でした。

営業を10数年経験して、
ようやく「ロープレ」の意味が、解ってきたような気がします。

このお話はまた後日。


また夜は、同じく社内の歓送迎会。
独立した後も、このように組織に所属させてもらえている事はありがたいなぁと、
しみじみ感じています。

独立して個人でやっている人は、所属すると寂しいとか、
心もとない、みたいな話を聞くことがあり、組織って大事だよな、とその価値を、
ちょっとだけ距離をおいて感じる今日この頃。



さて、本日の話です。

3月中旬、これまで取り組んできたプロジェクトが一段落したことにより、
ちょっと一息ついた感がありました。

そしてその”一息ついた気持ち”の中で、
改めて思ったことがありました。

今日はそのことについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「今日やり切った感」を持ち続けると言う幸福】


それでは、どうぞ。


■誰しもが胸の中では、

今日よりも明日、明日よりも明後日、
今年よりも来年、来年よりも再来年と、

常に今よりも未来の自分をより幸福に、
より充実した、逓増していく人生にしていきたいと言う、
そんな願いをもっているように思います。


「このままで十分幸せ」という人でも、

・だんだん年収が下がっていって、体も病気がち、みたいな人生より、
・ちょっとずつ年収が増えていって、体も心も健康になっていく、という人生のほうが、

当然ながら、幸せを感じるでしょう。

とすると、なんだかんだでやっぱり
「人はより良くなっていきたい」と思うわけです。


■「より良くなっていきたい」と思う気持ちの大小は、
人によりそれぞれ。

皆が皆、「来年はもっとでかくなるぞ!」と熱く思っているわけではないですし、
そうする必要もないと思います。

とは言え「自分が自分の可能性を生かし、日々生きている」と言う感覚は、
日々の充実感を得るためにとても重要なことではなかろうか、と思うのです。


■冒頭に、私が半年間取り組んできたプロジェクトが一段落した、
と言うお話をお伝えしました。

その時に思った事は、
「一瞬一区切りついたから、少し休もう」
と言うことでしたが、その時に思ったのが、

「このまま小休止がついていたら、おそらく
 ”不完全燃焼感”による不満・不安が大きくなるだろうな」

という予感も、同時に感じたのでした

これはもしかしたら、私が顕著なだけかもしれません。しかし、

”自分が自分の力を日々100%出し切れて、やりきれて、
日々小さくとも新しいことを挑戦することができる幸せ”

というものが、確かにあると思うのです。

それは、”昨日の自分より、より良くなっている”
と言う感覚を持ち続けたいという証拠になりうるからかもしれません。


■そして、同時に考えました。

どのようにすればその
「昨日の自分より、より良くなっている感」
を得続けることができるのか、と。

そう考えた時に、その答えとは、

『「重要なこと」を、今日どれだけできたか』

この質問に尽きると思ったのです。



「7つの習慣」では「第二領域」という言葉があります。
それは、”緊急ではないが、重要なこと”を意味します。
そして「第一領域」は”緊急かつ、重要なこと”を指し示します。

「第一領域」は、”やらねばならない必須の領域”であり、
「第二領域」は、”未来に繋がる投資の領域”です。

ただ、どちらも「重要なこと」です。


私達は、日々、
竜巻に巻き込まれるような毎日を送ろうが、
ぼーっとして毎日を過ごしていようが、
あるいは未来に向けての計画や仕込み、種まきをしようが、
同じように1日が過ぎて行きます。


■しかしながら、その”時間の使い方”によって、
「本当に自分が満足できた」と感じるかどうか、が決まるのです。

すなわち、自分の人生にとって、

『重要な活動を行ったと思える1日を、過ごせたかどうか』

このことが、日々の充足感に大きな影響を与えると思うのです。

・新しい仕組みづくり
・自分がまだやったことがない仕事への種まき
・これからの計画、目標設定
・人間関係づくり、メンテナンス
・知識を広げるための交流、学び
・自分を高めるための勉強

忙しい毎日でも、「重要な活動」を行えたかどうか。
「意義ある活動」で1日が埋まっていたかどうか。

このことに「充実感の源」があるのではないか、
そんなことを強く思ったのでした。


■本当は心のどこかで、「あれもやっておきたかった」と思っていたりするもの。

それは、

部屋の片付け、筋トレやら、本を読むことやら
家族のルールを創る、携帯のアプリを整理する、断舎離する、

人によって違ってくるでしょうが、
それらを意識しつつも、放置している自分がいたのであれば、
放置したままにしている、そんな自分にどこかで気づいているもの。


「いつかやろうは、ばかやろう」。

そんなダジャレのような、
でも考えていると結構的を射た言葉がありますが

日々日々、「いつかやろう」をやった日々、
そして少しでも前に進んだ感覚、やり切った感を持ち続けることが
実は今後の自分の未来に対する信頼感につながっていき、


【「今日やり切った感」を持ち続けると言う幸福】


に繋がっていくのではないだろうか、
そんなこと思った次第です。

結局、「やりきろう」ということでしょう。
体育会系みたいな言葉で締めてしまいましたが、
そういうことなのだろう、と思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

純粋な喜びのひとつは勤労後の休息である。

イマヌエル・カント

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