News Picksゼミに参加して思った「初心者であること」がもたらす価値
(本日のお話 1950字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は新入社員研修ディスカバリーの立ち会い。
並びに2件のアポイントでした。
夜からは「News Picks」の主催する3ヶ月のゼミ、
『事業を成長させるマーケティング』に参加の第一回目でございました。
Yahoo!のマーケティング本部長を務める井上氏と、少人数で学ぶという場で、
かなり濃厚な時間になりそうで、とても楽しみです。
*
さて本日のお話です。
「News Picksの学びの場」も「マーケティング」も、
私にとってはなじみがない場所です。
完全に素人です。。。
そこにとりあえず飛び込んでみましたが、
その中で、多くの刺激をもらった昨晩でした。
今日はそんなNewsPicksゼミで感じたことを、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは
【 News Picksゼミに参加して思った「初心者であること」がもたらす価値】
それでは、どうぞ。
■私ごとではありますが、色々なワークショップや研修に参加しています。
(そもそも、研修を提供している会社でございますので、、、)
しかしながら、昨日の「News Picks」のゼミなるものは、
申し込むのに少し抵抗がありました。
というのも、これは完全に私の偏見が理由です。
”賢そうな人が集うメディア「News Picks」”が主催しているからには、
・ベンチャー&テクノロジー
・スタートアップやIPOしてなんぼ
・MacBookとアップルウォッチがシンボル
・ビジネススクール出身者多数
・コンサルなど頭が良さげな人が多い
・生息地は六本木、見た目もおしゃれな人が多い
、、、であろう、あるいは、
「ロジカルマウント」(=ロジカルな物言いで賢そうに見せる)
「横文字マウント」(=横文字の連発で賢そうに見せる)
そんな勝手なイメージを持っており、
億劫になっていた自分が、確かにいたのでした。
(完全に偏見ですね、、、、苦笑)
■ちなみに実際、どうだったかというと、
昨日の「マーケティングのゼミ」に参加すると、
・現在マーケティング業界で日本を牽引するフロントランナーである講師が登壇
・参加する人も前線でその分野で活躍をしている若者中心である
・会場は六本木ヒルズだけどみんないい人
であり、逆によくあるセミナー好きが集まる場ではなく、
意識高く、かつ前のめりな空気が生まれている素晴らしい場でした。
よって、早口で、マーケティングの理論や現実について語る講師。
その早い内容についていき、深い質問を繰り出す参加者。
そして、そんな様子を見ていて、へーそうなんだ、と懐く私。
そんなこんなであっという間に2時間が経ったのでした。
■新しい世界ですから、知らない事だらけ。
というか、聞き慣れない言葉だらけ。
例えば、
「フリークエンシー」(頻度のこと)
「データドリブン」(データ中心に考える)
「アスピレーション」(意欲を中心に考える)
「ワンページャー」(1ページの資料)
「オーセンティシティ」(正当性、自分らしさ)
「MMM」(なんだっけ、、、。忘れました)
というように。
参加者がどれだけ解っていたか走りませんが、
私はよくわかりませんでした。
”言葉”はその世界の思考のパターンを切り出したものですから、
少なくとも上記の言葉を使う世界と私は、
これまで別の世界にいたということは間違いありません。
「私の世界」と「マーケティングの世界」の2つの世界に、接点はなかったのです。
ですから、居心地の悪さ、落ち着かなさなど感じるのも当然。
ここは今、自分の場所ではない。
そう、感じたのでした。
■しかしそんな中、同時にこうも思ったのです。
『「未知の世界にいる」と感じている今この時間こそが、
”成長のゴールデンタイム”だよな』
と。
知らない言葉。
知らない概念。
賢そうに見える周りの人たち。
そんな状況においては、
自分が「この分野における圧倒的な初心者である」ことを知らしめられます。
しかし「自分は何も知らない」というのは、
いつになっても、いくつになってもそうなのです。
ソクラテスが「無知の知」(=私は知らないことがあると、知っている)といったように。
「未知の世界」に身を置くということは、
学び続ける意欲を掻き立ててくれるようにも思うのです。
■ある特定の分野にずっといると、
「自分が実は何も知らない」と言うことを、つい忘れてしまいがちです。
特に、ひとつの会社や組織で長く、
その世界で未知のことが起こらない場合は、特にそう。
全て自分が知っているような気になってしまう「おっさん化」が進みます。
しかしそうなると、つい謙虚さを忘れてしまったり、
知らず知らずのうちに偉そうになってしまったり、
自分は能力があると誤解してしまう。
結果、中長期的には望まない結果、
・信頼されない、
・成長しない、
・固執する、柔軟性を失う、
・世界が狭くなってしまう、
ということに繋がっていくのです。
■ゆえに、狭い世界に閉じこもることを防ぎ、
常に挑戦を促し続けるためには、
【「自分が初心者である場所」に身を置き続けること】
が重要なのです。
初心者であることは、己の無知を知らせてくれ、挑戦を促してくれるのです。
だからこそ、
・普段、自分が行かない学びの場に行くこと
・普段、接することがない足を踏み出すのが怖い場所に、あえて参加すること
・自分の専門領域と全く違う領域に足を踏み出すこと
を、皆さまにも強くおすすめしたい、
そんなことを思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
目をさましているものには、
なにか虻(あぶ)のようなもの(刺激)が必要だ。
ソクラテス
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