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1881号 2019年4月12日

自分の知識と能力を尖らせる方法

(本日のお話 1546字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
並びに夜は週一回の英語塾。

テーマは最近連日ニュースで見る「ブレグジット」ついて。

日々みかける話題のものの、実はいまいち全体像がわかっていないという己の無知さを、
ひたすら実感した夜でした(汗)



さて本日の話です。

昨日、英語塾に参加する中、自分の未熟な知識を反省しつつ、
「学びの法則」について思ったことがありました。
今日はこの話について、皆さまにご共有をさせていただきたいと思います。

タイトルは、


【自分の知識と能力を尖らせる方法】


それでは、どうぞ。


■コンサルティング会社 マッキンゼー&カンパニーの元日本支社長であり、
「日本の頭脳」とも呼ばれる大前研一氏は、
あらゆることに精通している教養人として知られています。

そして彼について、先日こんな逸話を耳にしました。
”何でも知っている”と称される大前氏は、

『毎年1つのテーマに絞り、本が書けるレベルまで、ひたすら学ぶ』

という学び方をしているそうです。

例えば、今年はロシア史と決めたらロシア史、
ヨーロッパ史ならヨーロッパ史、というようにテーマを絞るのです。

■また、国を越えてアメリカの合衆国憲法の父と言われたベンジャミン・フランクリン氏。

避雷針を開発し、郵便局を作り、
政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者として活躍した
世界的に知られるマルチな偉人です。

ベンジャミン氏は「13の徳目」と称して、

『毎年1つずつ、自分の中で磨くテーマを決めて、身につける』

というルールを自分を課して生きていたそうです。


【1つずつ】。

分野や国は違えど、
この”一つずつ”に何かしらの共通点があると感じます。


■一方、冒頭で私がお伝えした、
日々目にする「ブレイクジット」のニュース。

おそらく、皆さまも日々目にしているはずですし
もちろん詳しい方もいるはずです。

しかし同時に、”なんとなく気になるけど、全体像がわからない”という方も、
実は結構いらっしゃるはず。

つらつらと日々流れるニュースをかいつまんでいても、
「問題の本質は何なのか?」と言う事は、いつまで経っても見えないのです。

なぜならば、

・イギリスの歴史
・そもそもの国が成り立った背景
・国境問題
・移民問題
・課税の問題
・EUの成り立ち
・教育レベルの格差
・世界経済への影響
・政党間の意見のち外

など、たった一つのニュースでも、
それらを成り立たせるパズルのピースが無数にあり、

まとまった時間を投資して深掘りしなければ、
全体像を把握することもできず、
実体感を伴って見ることができないからでしょう。


■すなわち、情報を取ることはもちろん価値があるけれども、

「”つまみ食い”で学んでも、効果は限定的である」

ということもまた、一つの事実であろうと思うわけです。


■先程、大前研一氏、ベンジャミン・フランクリン氏の話をいたしましたが、
何かを学ぶ時にある基準を超えなければ、相対的に「価値」とはなりません。

ゆえに、自分の知識や能力を尖らせ、
それを自分が持つ「付加価値」を高め、昇華させようとするならば、
やはり、

【1つに集中して深ぼりする】

この姿勢こそが、突き抜けるために必要なことではなかろうか、
そんなことを思ったのです。


■私自身、強い自戒を込めて感じます。

それが、英語、ランニング、
コーチング、トライアスロン、マーケティング、などなど、
色々手を伸ばしてやっておりますが、結局気づく事は、

”すべてバランスよくやると言う事は到底無理!”

ということなのです。

本当に、あれもこれもやることは、
「能力の維持はできても、伸長はされない」のです。

色々手を出しても、自分の中で「これ!」と言う、
1つのことに集中して一つずつ深ぼらなければ、
「価値」というレベルには持っていくことはできないのです。


■ゆえに、いくつかのことをやりつつも
「価値を高める」という事を考えるのであれば、

「今はコレ!」

という心の掛け声と共に、
自分の中でテーマを打ち立てて一気に深掘りすること。

このことが、

【自分自身の知識や専門性を尖らせる方法】

なのであろう、そう思う次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

世界史に残るような偉大で堂々たる業績は、
すべて何らかの熱中がもたらした勝利である。

ラルフ・ワルド・エマーソン

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