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1908号 2019年5月9日

「相手を動かす発信力」を手に入れるには、”◯◯◯”をイメージする

(本日のお話 2152字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は朝から御殿場へ。
建設会社の事業所にて、「戦略実行」のコンサルティングの実施でした。
またその他1件のアポイント。

夜は、お世話になっている方が主催される、
人事交流会に参加してまいりました。



さて、交流会といえば、ですが
「企業人事交流会」を明日、開催いたします。

テーマは以下の通りでございますので、
ご興味がある方は、どうぞお越しくださいませ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<企業人事交流会のご案内>

皆さまが抱える、人事課題、組織課題についての状況を共有しつつ、
知見を拡げ、縁をつなげ、アイデアを拡げる場です。
交流を目的としたライトな会です。


■第7回 企業人事交流会 ~組織風土改革について考える~

 ◯日時:5月10日(金)13:30~16:30
 ◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
 ◯費用:無料
 ◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
 ◯お申込み: https://goo.gl/forms/XfigToRW65dIstrQ2


■第8回 企業人事交流会 ~多様な働き方(副業)を考える~

 ◯日時:6月14日(金)14:00~17:00
 ◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
 ◯費用:無料
 ◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
 ◯お申込み: https://forms.gle/3ALf4aQm8BvfkDJR8
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

またお越しいただける方、
明日お会いできますこと、楽しみにしております!
どうぞ、よろしくお願いいたします。



さて、本日の話です。

昨日の夜、人材教育会社の先輩経営者と話をする機会がありました。

その中で聞いたお話が、
「相手に伝える」ために考えさせられるものでした。

「相手に伝え、動かす」というのは、
多くの人にとって、重要なスキルです。

ということで、本日はそのお話の内容と気付きについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「相手を動かす発信力」を手に入れるには、”◯◯◯”をイメージする】


それでは、どうぞ。



■昨日の夜の交流会でのお話。

人材開発の領域で会社を経営されている
先輩経営者の方と、お話をする機会がありました。


枝豆をつまみながら、
ハイボールを飲みながら、
何気なく、個人的に気になる、こんな質問をしてみました。

それは、

「研修プログラムというのはどんなふうに作っていますか?」

という質問。
(ちょっとマニアックな質問ですが、、、)


■その問い対しての答えが、
予想を超える回答で、図らずも、

「相手に伝える」という、
基本的かつ、核となるコミュニケーションについて、
大いなるヒントを頂いたように思えて、はっとさせられたのでした。



ちなみに、こんな答えでした。

「自分が、研修を作って伝えるスタイルは、

 『シンガーソングライター』

 だと思っています。

 楽曲を提供されてそれを歌うスタイルよりも、 
 (誰かが作った良い研修プログラムをそのまま伝えるよりも)

 自分の中から出てきた曲とか詞を自分で歌う、
 「シンガーソングライター」のイメージのほうが、
 (自分が良いと思った内容だけを、自分で作ったほうが)

 私の場合は、「相手に伝わる」と思っています」


あくまでも、

「”自分のスタイルとしては”、シンガーソングライター」

だから、誰でも当てはまるわけではない、
というような文脈で語られていましたが、

この

【「シンガーソングライター」である】

このスタイルに、


『「相手に伝える」「相手の心を動かす」ための、コミュニケーションの本質』


を垣間見たような気がしたのです。


■この先輩経営者は、
以下のように続けました。

「結局、「相手に伝わる」とか、
 「相手の心を動かす」というのは、
 
 ”自分が心底そう思ったこと”

 じゃないと伝わらないと思ってるんですよね」


 だから、自分が本当に
 「大事だ」と強く思える内容じゃないと言わないし、
 そもそも、やらないようにしてますね」

、、、

「”自分が心底そう思ったこと”でないと伝わらない」

言われてみれば当たり前のような話。

でも、改めて噛み締めた時、
この言葉が、私の胸に、強く響いたのでした。


■世の中には、たくさんの「いい楽曲」のごときものが、溢れています。

・いい話
・名言・格言
・有名な経営者の言葉
・思考フレーム
、、、

つまり、「どこかで誰かから聞いたいい話」です。

例えば、よく聞くシリーズで言えば、

「幸運の神様は、前髪しかない」
「夢に日付を入れるんだ」
「まず、行動することだ」
「タイムマネジメントこそが重要だ」

など、そうかもしれません。

それは、”本質的”です。
ゆえに、多くの場所で見聞きします。

そして、”本質的”だからこそ、
「否定のしようがない」のです。

だから、「そうだよね」となるには、なる。
でも、同時に、どこか薄っぺらかったりもする。

あるいは、

・”手垢にまみれている”と感じたり、
・”本人の言葉っぽくない”ものだったりして、

結局、相手からすると、

「はいはい、そうですよね」

くらいにしか思えず、
相手に伝わらないということ、
往々にしてあるように思うのです。


■数年前、ある別の経営者が
こんな事を言っていたのを、ふと思い出しました。


自社の役員がグループ会議で発言するとき、
「ドラッカー」や「7つの習慣」を引用する人がいたそうです。

頻繁に「いい話」「原則」を語るのを聞くけれど、
どこか腑に落ちないところがあったのです。
その役員に対して、その経営者は

「彼はもっと、”自分の言葉で語らない”と伝わらないよね」

といっていました。

もしかするとそれは、
”自分が心底思った言葉”でなかったのかもしれない、
と今、改めて思います。


■もちろん、誰かの言葉を借りて、
引用して使うことも一つの需要なスキル。

だから、決して否定はしません。
(というか、私自身やりまくっています)

ですが、とはいっても、

『”自分の内側”から湧いてきた自分の言葉のほうが、
 より強く人を動かし得るものである』

これもまた事実であろう、と思うのです。


■自分のこれまでの経験、
価値観、信条、信念、悩み、辛さ、成功体験、、、

それらの経験を、自分の中にある「言葉」というもので、
的確に表現をしたとき、そこに力が宿ります。

それは、自分で苦しみながらも、
曲を生み出し、詞を編み上げていき、
それを自分の身体を通じて表現する、
 

【シンガーソングライター】

のようなものであり、
その状態で伝える言葉だからこそ、

「相手に伝わる」
「相手の心を動かす」

のではなかろうか、そんなことを思った次第。


ということで、

【「相手を動かす発信力」を手に入れるには、
 ”シンガーソングライター”をイメージする】

そんなお話でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。

本日も、皆様にとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

原稿を読んでいては絶対、人は口説けない。

盛田昭夫

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