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1914号 2019年5月15日

「昼ごはんを粗食にする事」が、生産性アップにつながる理由

(本日のお話 2156字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は新入社員研修の実施。

また、1件のアポイントでした。
その他、ホームページ作成など。

家に帰ってからは、
ウルトラマラソンに向けて8キロのランニング。



さて本日のお話です。

ウルトラマラソンに向けて、最近の取り組みの一つとして、
「体重を落とすこと」に取り組んでいるのですが、
そのことが”思わぬ副産物”を生み出していると感じています。

それの副産物とは、

「生産性の向上」

です。

このテーマは最近良く言われる内容でもあり、
参考になる話かと思いましたので、

本日はその気づきと思うところについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【 「昼ごはんを粗食にする事」が、生産性アップにつながる理由 】


それでは、どうぞ。


■私事でありますが、
5月1日時点で私の体重は「65.5キロ」。

そして、昨日体重計に乗ったとき、
5月14日時点の私の体重は「61.5キロ」。

つまり、約2週間で「ー4キロ」。

なかなかのペースの減量だな、と感じます。
(自分で言うのもなんですが)


■これは、ウルトラマラソン(100キロ)完走プロジェクトの一環です。

100キロを走り切るためには、
様々な”要素”が必要になってきます。

ちなみに、100キロマラソンは、制限時間は14時間。
朝5時からスタートして、夜19時の制限時間まで、走り続けます。

出場者の中で完走するのは、
60~70%くらい(場合によっては50%以下のこともある)なので、
舐めてかかると完走できないのです。


完走のために必要な”要素”とはなにかというと、
1番は「日頃の練習量」です。
(当たり前ですね)

そしてもう1つが、

『荷物(体重)を減らすこと』

なのです。

14時間も走るので、1キロ体重が違うと、
その分足にかかる負担も変わります。

ゆえに、

・ランニングバックの中身を減らして負担を減らすとか、
・前の晩に下剤を飲んで宿便(荷物)を出す
・体重をできるだけ落としておく

と、少しでも軽く、少しでも負担が少なく、という工夫が、
極めて重要になってくるのです。

ゆえに、完走のために、
「荷物(=脂肪)」を減らしてスタートしたい、
そんな思いから減量を始めたのでした。


■「体重を落とす」という行為は、
非常にシンプルな計算式で成り立ちます。

・脂肪1gあたり9cal
(うち、2gの水分を含んでいるため実質7kcal)

なのです。

そして、減量のメカニズムとは、

“「摂取カロリー」ー「消費カロリー」=体重増or減”

の式に当てはめてなりたちます。

全体が「ー(マイナス)」になっていれば、
物理的な計算としては、体重(脂肪)は減りますし、
「+」であれば増える。実にシンプル。

ですから、日々の生活で

サラダ=+250kcalだ、
豆乳=+100kcalだ、
鮭=+200lcalだ、合計1日で700kcal摂取だ。

消費したのは、
基礎代謝(1日何もしなくても減るカロリー)=―1850kcalだ、
ランニング10キロ=―500kcalだ、

今日は「トータルー2000kcal」だから、
2000kcal ÷ 脂肪年商 9kcal/1g 「230g、荷物が減った!」

と積み重ねていったのでした。


■、、、と、ダイエット論みたいになってしまいましたが、
この「減量のプロセス」の中で思ったことがあります。

それは図らずも、

『ダイエット活動中、「生産性」が極めて高かった』

という副産物を体感していた、ということです。



『超一流は無駄に食べない──「少食」×「空腹」で活力がよみがえる!』
(石原 結實 (著))

という本がありますが、

その本には、超一流の人、
あの大統領も、あの芸能人の大御所も、

「お昼は粗食」

であることが生産性に繋がると語ります。

先日ネットラジオにて、
キッズラインの経沢香保子氏(元最年少・女性上場社長)
幻冬舎の箕輪氏(ベストセラーを量産する凄腕編集者)という方が語っていたのですが、
やっぱり

「お昼は粗食だよね」

と話をされていました。

私の尊敬する先輩経営者も

「昼メシを豪勢に食べている人は、自分に負けている」
(でも晩御飯は美味しいものを食べたい)

と言っていました。


■そういう文脈では、長らく私自身、
「自分に負けている」部類の一人だったわけですが、
この2週間ほど、

「お昼は粗食」

を体験している中で、確かに自分自身に、
明らかな変化を感じたのでした。



体というのは不思議なもので、
何かを食べ続けていると、すぐにお腹が空きます。

「空腹の時間」があることが耐えられなくなるのです。
つまり、常に間食し続けます。
すると、常に消化しているので、頭がぼーっとしています。

しかしながら、節制をし始めると、「空腹の時間」に慣れてきます。
『1,間食の時間がなくなる』のです。

かつ、少しの量でもお腹が満たされるようになるので、
『2,体重が減る』ようになります。

加えて、お昼を粗食にすると、
消化にエネルギーを使わないので、
『3,昼食後、眠くならない』のです。

そうすると、常に高いレベルで脳をフル稼働させ、
日中駆け抜けられるので、
『4,集中力が高まる』効果があります。

さらに言うと、それらの活動を通じて、 
”自分を律している感”が芽生えるため、
『5,自尊心が高まる』という精神的な作用も。

かつ、当然ながら身体の事を考えますから、
高血圧、肥満を防ぎ、生活習慣病を遠ざけることになるので、
『6,健康の増進』すら実現できます。


■つまり、上記の項目をまとめると、

『1,間食の時間がなくなる』
『2,体重が減る』
『3,昼食後、眠くならない』
『4,集中力が高まる』
『5,自尊心が高まる』
『6,健康の増進』

となり、時間も増え、集中力も高まり、
時間の質と量が向上するため、


【「昼ごはんを粗食にする事」が、生産性アップにつながる】


と言えるのです。

これは私自身の実感としても、
諸々の理屈や理論からも、
強くそう感じています。


■私の場合は現在、ウルトラマラソン完走という目標に向けて、
急激に体重を落としておりますので、若干やりすぎ感がありますが、

ただシンプルに、

・1口1口を丁寧に食べる
・食べすぎない(暴飲暴食を減らす)
・ゆっくり食べる
・食べる物の質を考える

それだけでも、体感できることは多いのではなかろうか、
そのように思う次第です。

よろしければ、是非試してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

健康は実に貴重なものである。
これこそ人がその追求のために、
単に時間のみならず、汗や労力や財宝をも、
否、生命さえも捧げるに値する唯一のものである。

モンテーニュ(フランスの思想家)

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