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1924号 2019年5月26日

元外資系コンサルから学ぶ「人を動かすための2つの武器」

(本日のお話 2606字/読了時間4分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、1件のアポイント。
また私用で病院へいき、夜は友人で元モデルの経営者が主催する
「ウォーキングセミナー」への参加でした。



さて、本日のお話です。

5月頭と本日にわたって、

『元外資コンサルによる「戦略的プレゼン資料作成講座」2日間集中講義』

なるものに参加をしてきたのですが、
その内容が非常に深く、学びに溢れるものでした。

今日は学びについて、
感じたことを皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは


【元外資系コンサルから学ぶ「人を動かすための2つの武器」】


それでは、どうぞ。



■長らく営業やっていて思うこと。

それは、

”「人を動かすこと」と「組織を動かすこと」は別物”

ということです。


例えば、お客様で意志決定を下すのが
”目の前の方お1人だけ”であれば、

・情熱的なプレゼン
・自分を信じてください的な想い
・人としての信頼関係

などなど、誠実さや意図など、
姿勢だけで契約となることもあります。


しかし一方、相手が”複数の意思決定者”が集まった組織(会社)であれば、
情熱的なプレゼンや、人としての誠実さがあっても、

「確かに私は賛成なんだけど…」(でも周りを説得できるかどうかは別)

ということが、非常に多く起こるのです。


すなわち『情』で納得できても、
その背景に、

『理』(=論理、理屈、根拠)

がなければ、背後にいる多くの「人々」を動かすことは難しい、
ということです。


これがいわゆる、

”BtoC(対個人)の営業と、
BtoB(対法人)の営業の大いなる違い”

とも言えるかもしれません。



■そして、この『理』と『情』のバランスこそが、
人と人々を動かすための、超重要なキーメッセージです。


『理』だけで綺麗事言ったとしても、”人”は動かない。

『情』で目の前の人を動かせても、背後にいる、
『理』を冷静に見極める人々その気にさせることができなければ、
組織は動かせないのです。

ゆえに、「冷静と情熱のあいだ」ならぬ


”『理』と『情』のあいだ”


を絶妙に撃ち抜く技量が、
人と人々を動かすために必要になる、

そのように私自身の営業の経験でも感じてきました。


■そして、私が本日受講した


『元外資コンサルによる「戦略的プレゼン資料作成講座」2日間集中講義』


が、この”『理』の組み立て方”において、
一部の人のみぞ知る秘中の秘の考え方、スキル、ツールを
実践的かつ即効性を持って教えてくれるものすごく優良なセミナーだったのです。

正直、1000万円以上これまで研修に投資してきましたが、
もっとも「金額対価値」が高いセミナーとすら感じました。

(ちなみにセミナーのことを熱く語っておりますが、回し者ではありません。
 一受講者としての感想です)



■当たり前の話ですが、我々は

”明確にアウトプットできないものは、理解できていない”

ものです。

「これってどういうこと?」と問われたとき、

「要するに、〇〇です。
 その根拠としては〇〇があり、
 2番目に△△があり、
 3番目に□□があるためです」

と、”シンプルかつ要点”をまとめて回答ができず、
ダラダラと何が要点なのかわからないような答えしかできないのであれば、
それはすなわち、

「自分でわかっていない」

ことを表します。

まあ、当然の話ではありますが、そうなのです。


しかし、伝わらなくとも、徹底的に詰める人もあまりいませんし、
それこそ”外資系コンサル”のように理論的思考に慣れていない上司でなければ、

「何が理論的でないのか?」

についても指摘することはできませんので、
結局、理論的でない人も「ロジカルに話しなさい」と言われるだけで、
どうしたらよいかわからないまま年月が経っていく。

そして、社内も、社外も動かせず、
結果が出ず、悶々とし続ける…

こういうことが、意外と多く起こっているように感じるのです。


■これはその人が悪い、というより、
”その人の思考のパターン”に影響しているので、
感覚的に物事を捉える人は「整理する思考」に慣れていないだけなのです。


・”ロジカルなアウトプット”の基準がわからなかったり、

・”ロジカルなアウトプット”の形の仕方がわからなかったり、

・”ロジカルなアウトプット”の練習方法を知らなかったり、


というように、「知らない」ことに由来します。

ゆえに「世の中は理屈だけじゃない」とかいって、
ロジカルに伝えることを諦めるのではなく、
多くの人と人々を動かすために、私達は、

”『理』の技術”

を一定基準以上、学ぶ必要があると思うのです。



■では、どうずればよいのか。
そのための一つの手法とは、

”デキる人の思考を学ぶこと”

につきます。

すなわち、世に言うコンサルタント、
「わかりづらいことを順序・優先順位をつけてわかりやすく伝えるプロ」が、
どのよう人を説得するために技術を用いているのか、学ぶこと。

例えば、

・誰が/誰に/何のアクションを求めてメッセージを作るのか
・どのように図やグラフを使うのか
・情報をいかに整理しまとめるのか
・それをどんな順番で並べるのか

等々、コンサルの頭の中の「手順」を知ることが、
一つのステップとなりえるのでしょう。


■もうこれくらいにしておきますが、今回のセミナーは、
非常にわかりやすく、絞りに絞った結晶化された内容を、
濃厚なワークショップにして届けてくれています。

私は社会人15年目となりますが、
15年間、誰もこのような

・ロジカルな「スライド」の作り方
・ロジカルな「図」の使い方
・ロジカルな「矢印」の使い方
・頭を整理する「PowerPoint」の使い方

等々は、教えてくれませんでした。

パッと見、スキルのような話なのですが、
実際は「論理的思考力を鍛えるためのスキル」を学ぶ講座でした。


教育に必要な「実践」と「具体的なスキル」と「フォローアップ」と、
加えて「強制力」と「復習」がこれでもかと言うことに詰まっているセミナーは、
なかなかお目にかかることができないセミナーだと感じます。


■特に20代、30代の人で

・3分で誰もが分かる資料を作りたい
・お客さんの組織を動かす資料作りたい
・自分の思考をわかりやすく整理する技法を学びたい
・ロジカルになりたい
・話をわかりやすくまとめたい

と思う人がいれば、間違いなく、レベルアップするはずです。

気になる方は、是非、先述のタイトルで調べてみてください。
ストアカなどで募集していると思います。


講師の方も、素晴らしいお人柄で、
元外資系コンサルという肩書きに見合わない、
ハートフルで「理と情のバランス」が最高の方なのもよかったです。

ということで、

【元外資系コンサルから学ぶ「人を動かすための2つの武器」 =「理と情」が大切】

というお話でした。

良い経験ができました。
そして、このクオリティで研修をしたいな、と思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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<本日の名言>

知識は、われわれが天に飛翔する翼である。

ウィリアム・シェイクスピア
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