トライアスロンに出場して学んだ、「実行する勇気」の大切さ
(本日のお話 2136字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日月曜日は、トライアスロンの翌日とのことで、
お休みをいただき、徳之島観光をしておりました。
今回初めて、トライアスロンの魅力がわかった気がしました。
来年は、アイアンマンレース(ロング)に挑戦をしたいと思います!
*
また、昨日(昨晩)
『<新企画>自信と勇気を手に入れるための「初めてのマラソン講座」~入門編~』
https://forms.gle/KVAvDyHv2GSxmNJR7
のご案内をお送りいたしましたが、
早速お申込みをいただき、ありがとうございます。
ご興味がある皆さま、ぜひ”新しい自分”と出会う旅路を、共に歩ませてください。
私も、楽しみにしております。
*
さて、本日のお話です。
今回、徳之島トライアスロンに出場しましたが、
その経験について振り返り、思うことがありました。
今日はその徳之島トライアスロンの体験の共有と、
体験からの学びを皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【トライアスロンに出場して学んだ、「実行する勇気」の大切さ】
それでは、どうぞ。
■2019年6月23日(日)。
「第32回 徳之島トライアスロン」が開催されました。
トライアスロンというと、
「スポーツマン」とか「鉄人(変人?)」、
イメージかもしれません。
ただ、興味深いことに、
出場する参加者のボリュームゾーンは40~50代。
10代の参加者などは、ほとんど皆無といっても過言ではなく、
20代では圧倒的に若い、30代の私でもかなりの若手、
という特徴的な競技です。
■その理由は、
・バイクが高い(いい物だと車が買える…私は中古の安物ですが)とか
・旅費がかかる(遠くで開催されることが多いので)とか
・普通にツラい(三種類競技があり、どれもそれなりに大変)
なども一員かと思いますが、
一番大きな要因は、
「己を試される競技」
(=弱い心の自分と戦う)
であることかと思います。
それは、表面的な快楽ではない、
「珍味」のような楽しさを、年齢を減ると感じるからかもしれません。
「甘いスイーツ」のようなわかりやすい食べ物が
若い人を中心に多くの人々に愛される一方、
食を追求していくと「珍味」のような、
なんとも言えない「渋さ」「辛さ」「酸っぱさ」こそが上手いと思える、
というようなイメージでしょうか。
(なんとなくイメージが伝わればいいのですが、、、)
そんな意味で、トライアスロンとは奥深いスポーツだな、
と感じているのです。
■競技に関して、まず恐いのがスイム。
「足がつかない海で泳ぐ」
のはやっぱり恐いのです。
私もほぼ初めての体験でしたが、
海で泳ぐと、圧倒的に”孤独”です。
たとえウェットスーツを来ていて体が浮いても、
周りにいくら人がいて泳いでいても、水の中で、一人。
密集している中で他の選手に蹴られたり、乗られたり…
ということが起こるため、近くにいてもツライ。
…かといって、集団から離れると、
自分がどこを泳いでいるかわからなくなり、
コースアウトをしてしまう。
一生懸命泳いで、息が上がってくる、
生命の危機すら感じ、少し泳いでは、すぐ立ち泳ぎ。
そんなことを水泳の素人の私は繰り返しながら、
なんとかクリアをしたのでした。
(コースが短縮されてたった600メートルだったのに、、、
ロングは3.8キロ。恐ろしすぎます)
*
バイク競技も同様に、
登りがひたすら続く坂道。
今回の場合、道には豪雨によるあふれる水。
でも降りるに降りられない。
降りても75キロあります。
また距離とは別に、スピードの恐怖があります。
下りでは60キロを超えるスピードになるのです。
雨で滑りそうな恐怖を抱えながら、
そのスピードに乗って進むため、一気に速度を上げていく。
これは、ランニングにはない感覚です。
またバイクではただ漕ぐだけではなく、
ギアをうまく変えたり、
風の抵抗を意識したポジションをとったり
技術的にも考えるところが多く、その作業を75キロ繰り返すのです。
やっぱり終わった頃、足の疲労はかなりのものとなります。
*
そして、最後のランニング。
20キロのハーフマラソンです。
バイクで疲れ果てた足で走ると、
普通のランニングと全く違う感覚になるのです。
まず、スピードの感覚がおかしい。
走っても、すごく遅く感じます。
走っても走っても前に進まない。。。
また、足の筋肉もスタートしたときから、
マラソン終盤のような足の重さです。
この”精神的な負荷”を背負った中、
前に突き進むのは、結構なツラさです。
しかしながら、その感覚に鞭を打ちつつ、ひたすら進みます。
1キロが3キロに感じます。
そんなことを繰り返しながら、
ひたすら続けるのがトライアスロン(ミドル)という競技だな、
と感じたのでした。
■100キロマラソンとはちがう、
「海の恐怖」「スピードの恐怖」「肉体の疲労」
それらを感じながら
『自分と向き合う』
というのは、大変でもあり、しかし同時に、
”新しい自分に出会える稀有な体験”
でもあったな、改めて振り返って、
そう感じるのです。
■大会の最後に、徳之島トライアスロンの実行委員長が、
こんな話をしていたのが印象的でした。
「一昨年の事故もあり、また昨年は台風の影響もあり、
スイムなどこれまで開催できませんでした。
今年も、梅雨前線による大雨によって、
開催をするかどうか、最後の最後まで悩みました。
、、、結果、スイムを2キロから600メートルにして実施をすることに決めました。
そして今回無事、大会を終えることができました。
「実行しない勇気」もありますが、
私達は『実行するという勇気』を選びました」
、、、会場から拍手が起こっていました。
スポーツにおいてリスクは避けるべきものです。
悩ましいものですから、主催者側の判断について、
素人がどうこう言えることではありません。
ただ、それでもなお、
『何かあった時のリスクを考えて”やらない勇気”』
も、もちろん選択することはできるものの、
それ以上に大切なのは、その言葉どおり、
【「実行する勇気」】
ではないか、と思ったのです。
確かに、やらなければ事故はない。
私達の日常でも、挑戦しなければ「失敗」もないのです。
しかしそれは同時に、
今回のトライアスロンでいば、選手の一人ひとりが、
一生に一度の感動体験を味わう出来ないことを意味しますし、
私達の日常でも、「挑戦する機会」を目の前にして、
”実行をしないこと”は、すると思うのです。
『まだ見ぬ自分と出会うチャンス』
『大きな成果を得るためのチャンス』
を失っているのかもしれない、
そのように思うのです。
■勇気を持って、挑戦するからこそ、
実行するからこそ、手に入るものがある。
そんなことをトライアスロンの参加と、
そして実行委員長の話から感じた次第です。
まずは「実行する勇気」を持つこと。
参加しただけで、8割、成功なのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
==================================
<本日の名言>
困難なことは頭からするな、成功のじゃまになる―という人がいる。
しかし、決してそうではない。
人間というのは、困難なことにあえばあうほど、
ますます新しい力が出てくるものだ。
ジョン・ワナメーカー(米国の実業家・政治家)
===================================