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1952号 2019年6月25日

トライアスロンに出場して学んだ、「実行する勇気」の大切さ

(本日のお話 2136字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日月曜日は、トライアスロンの翌日とのことで、
お休みをいただき、徳之島観光をしておりました。

今回初めて、トライアスロンの魅力がわかった気がしました。
来年は、アイアンマンレース(ロング)に挑戦をしたいと思います!



また、昨日(昨晩)

『<新企画>自信と勇気を手に入れるための「初めてのマラソン講座」~入門編~』
https://forms.gle/KVAvDyHv2GSxmNJR7

のご案内をお送りいたしましたが、
早速お申込みをいただき、ありがとうございます。

ご興味がある皆さま、ぜひ”新しい自分”と出会う旅路を、共に歩ませてください。
私も、楽しみにしております。



さて、本日のお話です。

今回、徳之島トライアスロンに出場しましたが、
その経験について振り返り、思うことがありました。

今日はその徳之島トライアスロンの体験の共有と、
体験からの学びを皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【トライアスロンに出場して学んだ、「実行する勇気」の大切さ】


それでは、どうぞ。


■2019年6月23日(日)。
「第32回 徳之島トライアスロン」が開催されました。

トライアスロンというと、
「スポーツマン」とか「鉄人(変人?)」、
イメージかもしれません。

ただ、興味深いことに、
出場する参加者のボリュームゾーンは40~50代。

10代の参加者などは、ほとんど皆無といっても過言ではなく、
20代では圧倒的に若い、30代の私でもかなりの若手、

という特徴的な競技です。


■その理由は、

・バイクが高い(いい物だと車が買える…私は中古の安物ですが)とか
・旅費がかかる(遠くで開催されることが多いので)とか
・普通にツラい(三種類競技があり、どれもそれなりに大変)

なども一員かと思いますが、
一番大きな要因は、

「己を試される競技」
(=弱い心の自分と戦う)

であることかと思います。

それは、表面的な快楽ではない、
「珍味」のような楽しさを、年齢を減ると感じるからかもしれません。

「甘いスイーツ」のようなわかりやすい食べ物が
若い人を中心に多くの人々に愛される一方、

食を追求していくと「珍味」のような、
なんとも言えない「渋さ」「辛さ」「酸っぱさ」こそが上手いと思える、
というようなイメージでしょうか。

(なんとなくイメージが伝わればいいのですが、、、)

そんな意味で、トライアスロンとは奥深いスポーツだな、
と感じているのです。


■競技に関して、まず恐いのがスイム。

「足がつかない海で泳ぐ」

のはやっぱり恐いのです。

私もほぼ初めての体験でしたが、
海で泳ぐと、圧倒的に”孤独”です。

たとえウェットスーツを来ていて体が浮いても、
周りにいくら人がいて泳いでいても、水の中で、一人。

密集している中で他の選手に蹴られたり、乗られたり…
ということが起こるため、近くにいてもツライ。

…かといって、集団から離れると、
自分がどこを泳いでいるかわからなくなり、
コースアウトをしてしまう。

一生懸命泳いで、息が上がってくる、
生命の危機すら感じ、少し泳いでは、すぐ立ち泳ぎ。

そんなことを水泳の素人の私は繰り返しながら、
なんとかクリアをしたのでした。
(コースが短縮されてたった600メートルだったのに、、、
 ロングは3.8キロ。恐ろしすぎます)



バイク競技も同様に、
登りがひたすら続く坂道。

今回の場合、道には豪雨によるあふれる水。
でも降りるに降りられない。
降りても75キロあります。

また距離とは別に、スピードの恐怖があります。
下りでは60キロを超えるスピードになるのです。

雨で滑りそうな恐怖を抱えながら、
そのスピードに乗って進むため、一気に速度を上げていく。
これは、ランニングにはない感覚です。

またバイクではただ漕ぐだけではなく、
ギアをうまく変えたり、
風の抵抗を意識したポジションをとったり
技術的にも考えるところが多く、その作業を75キロ繰り返すのです。

やっぱり終わった頃、足の疲労はかなりのものとなります。



そして、最後のランニング。
20キロのハーフマラソンです。

バイクで疲れ果てた足で走ると、
普通のランニングと全く違う感覚になるのです。

まず、スピードの感覚がおかしい。
走っても、すごく遅く感じます。
走っても走っても前に進まない。。。

また、足の筋肉もスタートしたときから、
マラソン終盤のような足の重さです。

この”精神的な負荷”を背負った中、
前に突き進むのは、結構なツラさです。

しかしながら、その感覚に鞭を打ちつつ、ひたすら進みます。
1キロが3キロに感じます。

そんなことを繰り返しながら、
ひたすら続けるのがトライアスロン(ミドル)という競技だな、
と感じたのでした。


■100キロマラソンとはちがう、
「海の恐怖」「スピードの恐怖」「肉体の疲労」
それらを感じながら

『自分と向き合う』

というのは、大変でもあり、しかし同時に、

”新しい自分に出会える稀有な体験”

でもあったな、改めて振り返って、
そう感じるのです。


■大会の最後に、徳之島トライアスロンの実行委員長が、
こんな話をしていたのが印象的でした。

「一昨年の事故もあり、また昨年は台風の影響もあり、
 スイムなどこれまで開催できませんでした。

 今年も、梅雨前線による大雨によって、
 開催をするかどうか、最後の最後まで悩みました。

 、、、結果、スイムを2キロから600メートルにして実施をすることに決めました。
 そして今回無事、大会を終えることができました。

 「実行しない勇気」もありますが、
 私達は『実行するという勇気』を選びました」

、、、会場から拍手が起こっていました。


スポーツにおいてリスクは避けるべきものです。
悩ましいものですから、主催者側の判断について、
素人がどうこう言えることではありません。


ただ、それでもなお、

『何かあった時のリスクを考えて”やらない勇気”』

も、もちろん選択することはできるものの、
それ以上に大切なのは、その言葉どおり、

【「実行する勇気」】

ではないか、と思ったのです。

確かに、やらなければ事故はない。
私達の日常でも、挑戦しなければ「失敗」もないのです。

しかしそれは同時に、

今回のトライアスロンでいば、選手の一人ひとりが、
一生に一度の感動体験を味わう出来ないことを意味しますし、

私達の日常でも、「挑戦する機会」を目の前にして、
”実行をしないこと”は、すると思うのです。

『まだ見ぬ自分と出会うチャンス』
『大きな成果を得るためのチャンス』

を失っているのかもしれない、
そのように思うのです。


■勇気を持って、挑戦するからこそ、
実行するからこそ、手に入るものがある。

そんなことをトライアスロンの参加と、
そして実行委員長の話から感じた次第です。

まずは「実行する勇気」を持つこと。
参加しただけで、8割、成功なのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

困難なことは頭からするな、成功のじゃまになる―という人がいる。
しかし、決してそうではない。
人間というのは、困難なことにあえばあうほど、
ますます新しい力が出てくるものだ。

ジョン・ワナメーカー(米国の実業家・政治家)
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