イノベーションを起こす組織風土を作るには、「◯◯◯」が効果的である
(本日のお話 3054字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
また、研修の企画・準備など。
夜からは、昔からの人事つながり仲間と会食。
たまに会って元気をもらえたり、たくさんの情報もらえたり、
このような仕事以外の「共通の価値観を持つ人たちの場」
が与えてくれるものは本当に多いよなあ、と改めてそんなことを感じます。
(Mさん、Sさん、Wさん、ありがとうございました!)
またその後、21時からはオンラインでの、
コーチングの勉強会に参加でした。
*
さて、本日のお話です。
先日の会食にて「組織のイノベーション」について、
元人事であり、超有名企業の部活動を担当していたという方から、
大変面白い話を聞きました。
本日は、そのお話から学んだことについて、
皆様に学びと気づきをご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【 イノベーションを起こす組織風土を作るには、「◯◯◯」が効果的である 】
それでは、どうぞ。
■「人」に興味関心がある友人たち。
何気ない会食ですが、昨日集まって話したのも、
・生産性
・人との信頼を高めるには
・イノベーション
・挑戦
・自己研鑽
という、前向き極まりない(アツ苦しい?)トピックで、
しかしながら、「リアルな事例」だからゆえ、
どんな本よりも、どんなセミナーよりも、
参考になるのでした。
トヨタ創業者の豊田佐吉氏は、
『障子を開けよ 外は広いぞ』
と語りましたが、
社外に出て見識を広げるという事、
自分と同じ分野の別のプロフェッショナルの視点を得ることは、
自分がその道の専門家を目指す上では、
”社外の人との交流は、
やったほうがいいではなく、必須中の必須”
でないかとすら思います。
(という意味でも、私も『企業人事交流会』なるものをやっております。
ご案内は、冒頭にありますのでご興味がある方は、ぜひ↑↑)
■その中で、以前日本を代表する「イノベーティブな会社」(誰が知る人材輩出企業です)において、
『イノベーションを生み出す組織風土作り』に携わっていた友人から、
「イノベーティブな風土を作るには何が必要か?」
というテーマで、非常に興味深い話を聞いたのでした。
それが実に納得だったのでした。
内容としては、以下のようなお話です。
(以下、要約いたします)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・「イノベーション」と言うけれども、
”人の関係性”が良くなければ、部門内外の対話は生まれないし、
他部署との対話が生まれなければ、良いアイディアが生まれるはずがない。
しかし、今の世の中は、
簡単に飲み会に誘いづらい、パワハラ問題、
ダイバーシティでどこまでいっていいかわからない、残業問題等々で、
なんとも”何気ない対話”をしづらくなっているのも生み出しづらい。
(関係を強化することが難しい)。
業務中は、基本忙しく過ごしているわけであり、
”関係を深める”ような対話もできないし、
かといって、なかなか飲みに行こう!もやりづらい。
・では、どうすれば良いか。
その1つの方法が、【部活動】である。
自分の会社では(彼女の会社は誰もが知る有名企業)、
「部活動プロジェクト」があった。
全然、仕事とは関係ないところで、
共通の趣味、価値観、話題を通じて話すことで、
「〇〇部長って結構面白い人じゃん」
「隣の部署の〇〇さん、こんなに多趣味な面白い人だったんだ」
「△△さん、すごくプライベートではよく笑う人なんだな」
と「違う側面」が見えることによって、話しやすくなる。
・そうやって”人の関係性”が強化されると、
質問に行きやすくなったり、意見を伝えやすくなったり、
人と人とのつながりがタテ・ヨコ・ナナメにに縦横無尽につながり始め、
その結果、イノベーションが生まれやすくなる。
だから、【イノベーションのためには「部活動」】が効果的である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
、、、そんなお話でした。
私は、今まで部活動がある会社には勤めたことがないのですが、
これも人づての話で、非常に納得する話がありました。
■1つは、プロ並みにテニスが上手な私の友人の話。
彼は、大手のメーカーに中途で入社をしました。
経営企画的な仕事なので、色々な部署と関わる必要があります。
彼は、
「テニスが圧倒的にうまい」
ため、テニスの部活動に所属し、
そのテニスでの存在感を遺憾なく発揮しました。
他部署の偉い方にも当然、一目置かれ、
教えを乞われ、役職を超えて関係が深くなります。
伝統的な会社ですからその役職の壁も大きいはずですが、
彼の場合、普段の業務でかなり偉い人が協力してくれるようになった、
、、、という話を聞きました。
またあるいは、私の友人で、
社内に「ランニング部」を作った友人。
部活動を作り、渦を巻くことにより、
当然社内でのプレゼンスは高まるし、
影響力も高くなっているとのことでした。
■今、生産性やら、イノベーションやら、
いろいろなキーワードが飛び交っています。
でも結局、根底にあるのは
『人と人との関係性』
ここであり、全てはこの関係性が、
起点となっていると思うのです。
人は、理論ではなく、感情で動く生き物です。
理屈的に正しいそうなことをいって、
でもなんか好きになれないよくわからない人よりも、
すごく一生懸命で、でも大好きな人が、
「何とか協力してほしい」と言われた時の方が、
「一肌脱いでやろうか」
「協力できる事はないだろうか」
と思ってしまうのが、人間というものでしょう。
■今日の話は、
『イノベーションには「部活動」が効く』
というテーマでお伝えしましたが、
この背景にある「人との関係性」というのを考えると、
”ムダと思われることこそが要である”
とも言えるかもしれません。
仕事の効果性、
人の協力を得て組織で上手に泳ぐ方法、
、、、
それらは「効率よくドライに」の逆側にあるのかもしれません。
しばしば社内で部活動やパーティーや、
イベントが開催される会社様も多いと思いますが、
こんな「関係性の強化と、仕事の成果とのつながり」という視点で見てみると、
『”めんどくさい行事ごと”という視点から
”自分の仕事の時間を豊かにし,過ごしやすくし、成果を高めてくれるもの”』
というように視点が変わるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
無駄なもの、無用なもの、余計なもの、
多すぎるもの、何の役にも立たないもの、
それが私は好きだ。
ヴィクトル・ユーゴー(フランスの詩人 1802-1885)
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