生産性を考えるときに、最も気をつけるべきは「◯◯◯◯◯」である
(本日のお話 1553字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
並びに、研修企画、夜はウェブミーティングでした。
*
さて、早速ですが、本日の話です。
研修の企画をしていると、
自分の中のアイデアや工夫が、
アウトプットによってまとまっていく感覚がします。
アウトプットこそ、一番の学びである、
改めてそのように思います。
現在、「生産性向上研修」というテーマで研修の機会をいただいていますが、
生産性を高める上で「これはものすごく重要だな」ということを感じました。
今日はこのお話について、
皆様にご紹介させていただきたいと思います。
タイトルは、
【生産性を考えるときに、最も気をつけるべきは「◯◯◯◯◯」である】
それでは、どうぞ。
■『パーキンソンの法則』というものがあります。
これはどういう内容かと言うと、
”「仕事」は、与えられた「時間」を満たすまで膨張する”
という法則です。
つまり、どれだけ大したことがな、簡単な仕事だったとしても、
9時17時などの時間が与えられていれば、
その仕事は9時17時の労働時間を満たすまで膨れ上がる、という話。
例えば、ある社員が今日やる仕事が、
・メールの返信10本
・PowerPointの簡単な資料1つ
がタスクとしてあったら、
その内容は、1時間もあれば、
十分終わらせられる内容だったとしても、
・メールを一本一本をやたら丁寧にゆっくり書く
なんども修正しては書き直し、語尾を気をつけたりする
・PowerPointもそこまでやらなくても良いと言うレベルで、
装飾やアニメーションなど工夫をする
・時間があるから、とfacebookを開いたり閉じたり、
wikipediaでよくわからない調べ物のループにハマって時間がなくなる
、、、というような現象が起こり、
結局、9時か17時まで時間がかかってしまう。
というように。
(皆さまは、このようなことありませんか?)
■これは悪いわけではなく「法則」です。
ゆえに、誰でも起こり得てしまうのですが、
私は個人的に思うに、これが「生産性の向上」を阻んでいる
【やり過ぎ病】
とも呼べる病である、と思うわけです。
病というより、
ついやってしまう癖としては、
生活習慣病に近いかもしれません。
*
仕事には「質」も大事ですが、
「期限」が必ず存在します。
「期限」を無視して「質」を延々追求するものは、
ある意味、仕事とは呼べないかもしれません。
確かに「やったほうがいい」というwantの部分はある。
しかし、
”この仕事において、それほどの質が最低限求められているか”
という問いがなく、「質」しか考えていないとしたら、
それはそれで問題なのです。
時間が膨れ上がり、とても大事な、
種まきや、よくいうイノベーションや、
未来に向けての仕事もできなくなる。
1つのことをやる時間が、
ただただ質の追求のみで長くなってしまったとしたら、
「丁寧な仕事」は、「無駄の多い仕事」へと変貌します。
■ゆえに、いかなる仕事でも、
必ず「期限」を設けること。
”「求められる質」にちょうどよいレベルを見極め、最短で仕上げる”、
この心構えが極めて重要なのであろう、
そのように思ったのでした。
これがないと、本当に
【やりすぎ病】
なるものがむくむくと顔出してきて、
そこまでやらなくてもいいのに…、
膨れ上がると言うことが頻発しますので要注意です。
【生産性を考えるときに、最も気をつけるべきは「やりすぎ病」である】
皆様には、つい「やりすぎてしまう」事はありませんか?
このような、「質」と「期限」のバランス、
改めてみることが、大切かもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
時間を最も有効に利用した者に、
最も立派な仕事ができる。
嘉納治五郎
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