「先延ばしグセ」をどうしたら解消できるのか?の答えは、『猿でもわかるタスクリストに◯◯◯すること』である
(本日のお話 1974字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、某建築会社様向けに『7つの習慣』研修の実施。
また、その他、研修の企画など。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
「生産性」について考える中で、
とても重要なテーマだな、ふと思うことがありました。
それが『先延ばしグセ』というテーマ。
今日はこの「先延ばしグセ」をどうしたら解消できるのか?
このことについて、気付きと学びを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「先延ばしグセ」をどうしたら解消できるのか?の答えは、
『猿でもわかるタスクリストに◯◯◯すること』である】
それでは、どうぞ。
■先延ばしグセ。
この「クセ」はなんとも手強い難敵です。
「今日こそは、この”企画書”を完成させるぞ!」
と大事な「やるべきこと」があったとします。
それが自分の1週間の計画の中で、
最も大きく重要な、「大きな石」。
しかし、なぜだか頭ではわかっていても、
そのタスクが大きく、大変なものであればあるほど、
どうしても後回しにしたくなる。
そして、その代わりに、
・メール返信 やら
・ごみ捨て やら
・お店の予約 やら
なぜだかごくごく簡単な、
とても打ち返しやすい「小さな仕事」をやってしまう。
そうやって気づいたら1日が終わり、
結局、今日もやろうと思っていた
「大事な仕事」(大きな石)
は動かず、減らず、やることリストの中心に、
未だ、でんと居を構えている。。。
これぞ「先延ばしグセ」の典型例。
、、、というようなこと、皆さまはありませんでしょうか?
■思うに人の本質は、
「めんどくさいことが嫌い」
「楽をしたい」
ここに行き着くと感じます。
脳は楽をしたいのです。
負荷は、やっぱり嫌なのです。
でも、かといって、その気分のまま仕事をしていたら、
一向に成果はでません。だから、悩ましい。
ゆえに、だましだまし、
「脳を上手にコントロールする」
方法を覚える事が大事なのでしょう。
■では、
”「企画書」をつくる”
という、「大きめのタスク」があったとき、
(企画書作成のタスクがが大きいか小さいかはさておき)
どうすればよいのでしょうか?
何をすれば、冒頭の
「先延ばし」を避けられるのでしょうか。
そのための一つの方法が、
【大きなタスクを、猿でも分かるタスクリストへと『細分化』し、スケジュールする】
こと、これが効果的であると感じるのです。
■まずはじめに、当然ながら、
「企画書をつくる」ことを
『スケジュールに入れる』
こと。これは超重要です。
というのも、そもそもスケジュールしなければ、
なぜか他の瑣末な仕事がその枠内に入ってくるからです。
ブロックしなければ”小さな石たち”で時間は埋め尽くされるので、
その予定を確保なければいけません。
そして、同時にもう一つ大事なことが、
「企画書をつくる」という作業を、
【猿でもわかるタスクリストにまで『細分化する』】
ことなのです。これが、極めて重要です。
例えば、「企画書をつくる」を、でん!と3時間、
と入れても、これ、だいたいやりません。
というか、こういう大雑把なスケジュールを入れても
ほぼほぼ「先延ばし」をしたくなる。
なぜかというと、ものごとは最初に手を付けるのが大変であり、
”「何をして、何をして」と考えないといけない”、
この事自体が、骨が折れるからです。
だから、
”考えなくてもできるレベルまで(猿でもわかるタスクリストにまで)、
『細分化』する”
のです。
「企画書をつくる」という作業でも、
以下のように『細分化』してみるとどうでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・前回のサマリをまとめる(10分)
※6/30の商談資料のまとめを見ながら思い出す。
・目次を書き出す(ラフでOK)(10分)
・スライドの見出しと、1行のまとめを書く(10分)
・全スライドの詳細を作成していく(30分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
、、、「企画書をつくる」より、
だいぶ、”やりやすい”イメージが持てるのではないでしょうか。
そんな風に「企画書をつくる」プロジェクトを、
小さく『細分化』すると、食べやすくなります。
お箸をつけるハードルも下がるというものです。
ゆえに、
【「先延ばしグセ」をどうしたら解消できるのか?の答えは、
『猿でもわかるタスクリストに「細分化」すること』である】
と思うのです。
■私も研修の企画などをするとき、
まるっと「研修企画・開発」みたいにスケジュールすると、
なんだか途方もないドラゴンのごとき強敵と戦う感じがします
そうすると「先延ばし」にして、
結局スライム(メ―ル返信)のような、
さして成果を生み出さないことに逃げてしまいがちになる。
それを少しずつ『細分化』すれば
ドラゴンも結局スライムのかたまりであったことがわかります。
倒すまでのイメージが湧き、
「倒そう!」という気にもなるというもの。
■これはまさしく、先週走った177キロマラソンと同じ。
「177キロ」でも、”10キロ”の集団でしかないのです。
10キロの目標を決めて、細分化して、
それをクリアをすることで全体を成し遂げる。
この『細分化』こそが、当たり前のようで、
意外と見落としがちな時間術のポイントである、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
天才? そんなものは存在しない。
絶え間なく計画を立て、ひたすら勉強し、
方法を探り続けることでその域に達するのだ。
オーギュスト・ロダン(フランスの彫刻家/1840-1917)
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