「伸び悩み」を感じた時の、手っ取り早いブレイクスルーの方法
(本日のお話 2028字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、朝から5キロのランニング。
また1件のアポイント。
夜からはNewsPicksアカデミアの、
『自走する組織の作り方』というゼミに参加してまいりました。
(ここでの学びについては、また後日!)
*
さて、本日のお話です。
私事ですが約1ヶ月前に、177キロマラソンを走ってから、
全く運動していませんでした。
(というより、風邪が治らず走れなかった汗)
そんな中、昨日は1ヶ月ぶりにランニングをしました。
すると、不思議な体と心の変化を感じるとともに、
ある”気づき”がありましたので、本日はそのお話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「伸び悩み」を感じた時の、手っ取り早いブレイクスルーの方法】
それでは、どうぞ。
■『プラトー』という言葉があります。
これは、あるスポーツなどで
「一時的な停滞状態」のことを指します。
例えば、テニスでもサッカーでも空手でも、
初めてしばらくは、すごく「伸びている」と感じるのですが、
ある程度やっていると、「伸び悩む時期」に差し掛かります。
一向に上手くなる兆候もない。
実際そのまま、同じようなレベルでウロウロする。
これはスポーツだけでなく、
英語の勉強でも、ひいては仕事のスキルでも
同じような「伸び悩み」は、起こるように思います。
そして、伸びないと、悩むのです。
(皆さまも、こういう体験、ありますよね)
■さて、ではこの「伸び悩み」の時期、
いかに乗り越えていけばよいのでしょうか。
この問いのヒントについて、
昨日のランニング中に、ふと思うことがあったのです。
ちょっとマニアックな私の体験談ですが、お付き合いください。
1ヶ月半前177キロを走って以来、
運動をほぼほぼせず、かつ夏休みを挟みましたので、
食べたり飲んだりして、お腹周りもカワイイ(みにくい)感じになってしまいました。
当然、体重も、体脂肪率も、
177キロの大会前より高い。
当然、走る時に「体の重さ」を感じても良いはず。
、、、がしかし、不思議なことに、
なぜだか、久しぶりに走った身体が、
たるんだ体のわりに、やけに軽く感じたのでした。
ただの偶然かもしれない。
でも、その時に、理由を探しに思考を巡らせた時、
ふとよぎった考えが、やたら腹落ちをしたのでした。
その考えとは、
『”177キロという未知の距離を走ったという「脳裏に刻まれた成功体験」が、
自分の中にブレイクスルーを引き起こしたのだろう』
という感覚です。
身体ではなく、「心理的なブレイクスルー」です。
■人の身体的構造から考えて、
30時間かけて177キロ走ったからといって、
急に何か筋肉が劇的に増大するものでありません。
「筋肉」は、一旦壊して再生し、また壊して再生し、、、
そんなサイクルを繰り返して筋肉が肥大しきますから
1日や2日で、筋肉が急にデカくなるという事はないのです。
、、、とすると起こったのは
やっぱり「内面のブレイクスルー」しかない。
これは感覚の話ですが、でも事実。
確かにそう感じたのです。
■しかも忘れていたのですが、実はこの体験、
「これまでに何度も起こり続けているブレイクスルー」
であり、加えて私だけではなく、
ランニング仲間の多くが語る、誰しもに当てはまること、なのです。
ランニングを始めた人は、必ずこう言います。
「最初は5キロなんて絶対に走れなかった。
でも一度5キロ走れた時は、自信がついて、
”新たなステージ”に行った感覚がした。」
「次に、初めて10キロ走ってみると、また世界が変わって見えた。
これまで感じていた5キロが短く感じるようになった」
そして、実際、軽く走れるようになったりする。
「20キロ走ったら、10キロなんて短いと感じました」
「40キロフルマラソンを走れたら、
10キロランニングなんて、普通です」
その後も、100キロ走れると、40キロが短く感じ、
と意味不明なところまで続くのですが、それは置いておいても、
「内面で起こる変化(ブレイクスルー)」の構造は、
同じことの繰り返しなのです。
■そして、このトリガーとなっているものは、
『できるかどうかわからないことを(半ば無理やり)やってみた時、
「心理的ブレイクスルー」が起こる』
こととなり、それが自信を生み、感覚にまで影響を与える
ということでしょう。
■そして、上記を実現するには、
「心理的ブレイクスルーを引き起こす、集中的な時間&挑戦」
が必要になってくるわけです。
勇気を持ってそのハードルを越えてみる。
ある一瞬、ある1日、ある1週間、集中的に本気でやってみる。
すると、意外とできてしまったりする。
そしてそれがきっかけで
心理的ブレイクスルーが起き、感覚が変わり、
新たなステージに行ける。
人生の航路が変わっていく。
そんなことだって、あり得るわけです。
■人には、もちろん肉体的や能力的に足りないゆえ、
超えられない壁が実際にあります。
でも、同時に、
”「できるかどうかわからないからやらない」という心理的抵抗感”
で勝手に壁を設けていることもあるものです。
だから、とにかくやってみる。
心理的抵抗感があろうが、やると決める。
そして、集中的に時間を投下する。
そんな姿勢が、
【「伸び悩み」を感じた時の、手っ取り早いブレイクスルーの方法】
になるのではなかろうか、と思ったのでした。
私がお世話になっていたテニスのコーチ曰く、
「テニスがうまくなりたければ、1週間合宿にこもれば一発」とのこと。
でも、そんなものです。
177キロ2日かけて走ったら、
人から馬に変化した気がしました。
走ることは移動手段なんだ、くらいの感覚になります。
人は意外とすぐに変わるのです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
事を成し遂げる秘訣は、
一時に、ただ一事をなすにあり。
エイブラハム・リンカーン(第16代米国大統領/1809~1865)
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