相手の視点に立ちたければ、『物理的に移動してみる』とよい
(本日のお話 1345字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、2件のアポイント。
午後からは『ビジョン浸透研修』の実施でした。
また夕方からはフランクリンコヴィーにて懇親会。
仲間とはいいものだなぁと、
しみじみ思った時間でした。
*
さて、本日のお話です。
昨日、普段からお世話になっている方と、
お話をしている際「将棋が趣味」という話を聞きました。
その中で、「将棋の話」から
「相手の立場に立つ」というテーマに広がり、
その話が気づきとなりましたので、
皆さまにその内容をご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【相手の視点に立ちたければ、『物理的に移動してみる』とよい】
それでは、どうぞ。
■小学校2年生の時から、
将棋が趣味のKさん。
曰く、将棋とは非常に奥深いものであるとのこと。
その一つのエピソードが、
棋を指しているときに、
自分が攻めている、と思っていても、
実際、相手の視点から見ると
「(自分が)攻められている」
あるいは
「攻めさせられている」
ことがままある、
と言っていました。
もちろん、自分の状況、
相手の視点は俯瞰して冷静に考えているつもり。
それでも、やっぱり「相手の視点」に立つというのは、
プロの棋士でも難しいそうなのです。
■では、どうすれば、
リアルに「相手の視点」に立つことができるのか。
そのために、プロの棋士もやる方法というのが、
『盤面を物理的にひっくり返す』
あるいは
『相手が座っている方に移動して見てみる』
ことだそうです。
つまり、
・頭の中で「相手の視点」を想像するだけでは難しく、
物理的に移動してみないと、その立場を想像することができない
と言えるのでしょう。
■そして、この話を聞いた時、
最近学んでいる
”システムコーチング”
(人の関係性を改善するコーチング)
でも、同じような話があったのです。
*
例えば、あなたが、
Aさんと言う方との関係に悩んでいたとしましょう。
その時にAさんの気持ちを”頭で想像する”だけではなく、
加えて、このようなアプローチをしてみるわけです。
1,まず自分が立って、
2メートル先に影さんがリアルに立っていると想像する。
2,自分が想像上のAさんに向かって、
本音で思っていることを伝えた後、
3,自分の心が今いる、自分の体から抜けて、
2メートル先のAさんに乗り移るようなイメージで、
「物理的に移動して」Aさんの場所に歩いて移動してみる
4,そしてAさん側から、今度は
抜け出たイメージの自分を見てみる
、、、ことを行ってみるのです。
すると、ただ頭の中で相手の視点を想像するより、
ずっとクリアに、生々しく想像できたりするのです。
(もちろん、この場面を適切に機能させるには、
コーチの存在が必要となりますが、一人でも想像しやすくなる、
と私は感じております)
■「心の動き」と「体の動き」と言うのは、
思った以上に連動しているものです。
ゆえに、
・相手の立場に立つ、とか、
・相手の視点に立つ、
ことをしようとしたとき、
『自分の頭の中の想像だけでなく、
物理的空間を移動させて想像する』
こと。
このようなことをやってみると、
よりイメージが膨らみやすくなり、
・関係性の向上の役に立ったり、
・お客様や、メンバーや、夫/妻、家族の気持ちがわかる
ことの手助けになるかと思います。
ご興味がある方は、ぜひやってみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
人は喧嘩する時、双方とも悪いと感じている。
ゲーテ(ドイツの詩人/1749~1832)
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