怒りの感情に「ボブ」と名付けることで、怒りをコントロールしやすくなる
(本日のお話 1319字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、友人が講師をする
「管理職研修」に見学へ行きました。
ハーバード大学のケースを読み解くワークでしたが
非常に面白かったです。
また夜からは、
「NewsPicsk自走する組織の作り方」
の講座に参加でした。
*
さて、本日の話です。
今日は『自分をコントロールする』というテーマで、
とある工夫をお伝えできればと思います。
タイトルは、
【怒りの感情に「ボブ」と名付けることで、怒りをコントロールしやすくなる】
それでは、どうぞ。
■「認知行動療法」という、
カウンセリングの技法があります。
これは、
”自分の感情や行動の癖を客観的に見つめる”、
ことをします。
自分を客観的に見つめることで、
・自分の考えがただの被害妄想であったり、
・事実ではなく、解釈が肥大していたり、
・悪いほう悪いほうに考えているだけ
などに気づきます。
そのプロセスを通じて、
”ストレスをより軽く、
楽に生きられるようになる”
ことを実現する、そんな療法。
■その認知行動療法のテクニックの一つに、
「感情に名前をつける」
というものがあります。
その話から派生して、
「自分の感情をうまくコントロールするテクニック」として、
こんなことをやっている、という面白い体験談を聞いたのでした。
*
それは、自分が怒りを感じた時に、
【怒りの感情に「ボブ」と言う名前をつけてみる】
のです。
そして、「怒り」がこみ上げてきたとき、
こう思うわけです。
「あー、またボブが暴れている」
、、、と。
(別に、キャサリンでも、マイケルでも、
竹蔵でも、何でも良いのです)
または「自分を責める」という感情の癖がある人は、
その自分を責める感情に「ジョン」と名前をつける、とか。
■人は、「感情=自分」となりがちです。
そうすると、自分と感情を、
切り離して考えることが難しくなる。
その中で、
【感情に名前をつける】
ことにより、
自分と切り離して考えやすくなるのです。
■これを応用すると、こんな使い方もできます。
例えば、「ストレングスファインダー」という、
自分の才能に順位をつけてくれるテストがあります。
(これまでも何度かご紹介してきましたね)
それを受講すると、
「自分が持っている才能」が分かるのです。
ここでいう才能とは、
”自分の無意識の思考・行動・感情”のパターン。
だから、プラスに働くときもあれば、
マイナスに働くときもあります。
例えば、
「共感性」
の才能があるとわかったのなら
人の気持ちに寄り添うときは、
ガンガン前に出てもらえばよい。
そんなとき、
「共感性くん、頑張って!」
と、その才能を”客観視”して、
フルに動かすイメージを持つ。
逆に、人の気持ちに寄り添いすぎて疲れたら
「共感性くん、今は少し後ろに控えておいて」
と、ボリュームを落とす。
■これもまた、自分と感情、才能を分けて、
上手くコントロールするテクニックです。
これは、シンプルですが、
立派な「思考スキル」の1つです。
*
自分の「感情」に名前をつける。
そうすると、
客観的に自分を見つめやすくなり、
気持ち的にも楽になります。
自分のことをコントロールできることは、
大切な技術の1つ。
ぜひ試してみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
怒りは他人にとって有害であるが、
憤怒にかられている当人にはもっと有害である。
レフ・トルストイ(ロシアの小説家/1828~1910)
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