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2034号 2019年9月16日

今週の一冊『ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント』

(本日のお話 1578字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

この週末にて3日連続で『システムコーチング』の
ワークショップを受講してまいりました。

いやはや、疲れました。。。

学べば学ぶほど、何も知らないのだな、
と色々と自分の未熟さを感じつつ(本当に)、
多くの気づきを得ております。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日はオススメの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

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『ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント』
(著:藤田勝利)


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です。


■『もしドラ』
(もし高校野球の女子マネージャーが
 ドラッカーの『マネジメント』を読んだら)

の本で、一般にも知られるようになった、
ピーター・ドラッカー氏。

多くのビジネスパーソンに読みつがれ、

”「現代経営学」「マネジメント」の発明者”
(Wikipediaより)

と言われています。

(読者の皆様には、今更言及することもないほど、
 皆さまも十二分にご存知のことかと思いますが、、、)


■さて、今週の一冊は、
そんなドラッカーが創立したマネジメントスクールにて学び、
理論だけではなく、ビジネスの現場でも
ドラッカーマネジメントを活用してきた、
藤田勝利さんの著書です。


この本が素晴らしいところ。

いくつもあることと、
あと藤田さんが友人で、その人間的魅力を知っているので
感情的にも、なかなか表現が難しいところですが
あえて言葉にすると

1,ドラッカーのマネジメントの考え方の、
  ”核”の部分を、端的に伝えてくれている

2,わかりやすい事例を元に、
  ドラッカーの言葉を肌感覚を伴った理解へと、
  昇華させてくれる

ことでしょうか。


■どうしてもマネジメント本というと、
「理論」の部分が多くなりがちなイメージがあります。

読んでみると、確かに賢くなった気がするものの、

「じゃあ、実際、
 メンバーを持つマネージャーとして自分は、
 何を、どうしたらいいのか?」

と考えると、よくわからないこともしばしば。

それが「賢そうなマネジメント本あるある」だな、
と私は感じることがあります。


■しかし、この著書では、
「マネジメント発明者」であるドラッカー氏の、
きちんとした理論的背景や言葉を軸としつつ、

『マネジメントとして携わるあなたが何をするのか?』

で一貫して書かれているのが特徴。

ゆえに「理論」を「現実」へと橋渡しをし、
食べやすく届けてくれる、

そんな感覚を持つことができる本なのです。


■なぜ小難しい理論がわかりやすく凝縮できるかと言うと、

それはおそらく、藤田さん自身の体験なのでしょう。

ドラッカーのマネジメントスクールにて、
成績優秀者として勉学に励みつつ、
多くの教授陣との対話をしたゆえの

「核の言語化」

が可能となり、かつそれを実践されたがゆえの、
事例のわかりやすさになっているのだろうな、
と思います。


■また、よくMBAで言われる、

「5force」「PPM」「3C分析」

などもきちんと触れられています。

「戦略フレームワーク」も、
大変重要なものではあり、説得力もあります。

そして、それらの「戦略や論理」を、
実際に形にするものは「人」であることを踏まえ
それらの「戦略や論理」と「人」を統合し。
”持続可能な成果”に繋げる方法を提案しています。


■読み終えた頃には、

『マネジメントは肩書ではなく、
 誰でも身につけておくべき教養である』

その言葉の意味をひしと感じているかと。

新任マネージャーや、
メンバーの力を活かしきれていないと思うマネージャーには、
特にお勧めですし、

マネジメントに関わる、
すべての人に読んで頂きたい一冊だな、と思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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<今週の一冊>

『ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント』
(著:藤田勝利)


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