「いつも腹が立ってしまう、自分と合わない人」に対応する3つの工夫
(本日のお話 2132字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件の個別コーチング。
並びに1件のアポイント。
夜は、空手の稽古でした。
3ヶ月前の指の脱臼がようやく治りつつありますが、
また別の怪我をしそうで、いつも緊張しながら参加しております(汗)
ムエタイジムで、もっと練習しようと思います。
*
さて、本日のお話です。
先日、知人と話をしていた時に、
「腹が立ってしまう人にどう対応するか」
という話で盛り上がりました。
その時に私が思った、
”自分の心のコントロール方法”について、
有用かと思った考え方がありましたので、
本日はその話を皆様にご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「いつも腹が立ってしまう、自分と合わない人」に対応する3つの工夫】
それでは、どうぞ。
■誰にでも、
「合う人、合わない人」
というのはいると思います。
「合う合わない」というのは、
ある種、価値観の組み合わせのようなもの。
自分が大切にしている考え方が「まずやってみる」で、
相手が大切にしている考え方が「リスクを最小化する」であれば、
何か物事に決定をする際の判断軸も違ってきますし、
ある意味「信念」が違うわけですから、
お互いに、
「なんで、そこでそれ、するかなあ」
と、相手に腹を立てたり、
時に衝突し合うということも起こり得ます。
価値観のズレが「腹立たしさ」を生むパターンです。
■または、そういった価値観の違い云々でなく、
理由もわからず腹が立ってしまう、
というパターンもあります。
・嫌味っぽい、対応が冷たい、
・ネガティブ、人のせいにする、
・相手を見下しているような態度にイラッとしてしまう
、、、
というような話です。
人によって違うと思いますが、
「この人のここは腹が立って仕方ない」
という事は、やっぱりある程度、
あるものなのでしょう。
■では、そんな時にどうすれば良いのか。
どのように気持ちを鎮め、
相手に対応することが良いのか。
これは、いくつか方法があると思いますが、
私が自分の内面で工夫しているのは、以下の3点です。
1,相手を変えることなどできない、
相手のキャラクターであると「あきらめる(=明らかに認める)」。
2,ストレングスファインダーの結果を思い出し、
この人は「〇〇の資質が強いんだな」と、
自分との違いを「資質」のせいにして、自分を納得させる
(相手の人格のせいにしない)
3,その人の親や、家族がいる。
歩んできた幼少期が有り、今があるというように、
その人の「人生の軌跡」に思いを馳せる
というような工夫です。
■思うに、なぜ腹が立ってしまうかと言うと、
色々なケースがあるものの、
『自分が正しく、相手が間違っている』
この立場にいることが、
「怒り」を生みだします。
でも、そういった時は、
大体相手も同じように思っていたりします。
そして意地を張り合い、一向に歩み寄れなかったりする。
そして、腹を立てているときは、
『相手のことを、「人」として見ていない』
こともあります。
「アイツは一体何なんだ」
と怒りに囚われているとき
その人の一部分しか見ていない、
ことがありえます。
その人が持つ、
肉体的な悩み、人間関係の悩み、
家族がいて、趣味もあり、
今気がかりなこともある、
これらのことを考えられなくなる、
ということもあるのかもしれません。
■もちろん、
道徳的、倫理的に許せないと言うこともありますし、
怒って当然、ということもありますが、
日常で腹が立ってしまうシーンの多くに、
『自分が正しく、相手が間違っている』
『相手のことを、「人」として見ていない』
と、知らず知らずに思ってしまう事、
意外に多いのかもしれません。
■その時に、上記でご紹介したような3つの工夫、
1,相手を変えることなどできない、
相手のキャラクターであると「あきらめる(=明らかに認める)」。
2,ストレングスファインダーの結果を思い出し、
この人は「〇〇の資質が強いんだな」と、
自分との違いを「資質」のせいにして、自分を納得させる
(相手の人格のせいにしない)
3,その人の親や、家族がいる。
歩んできた幼少期が有り、今があるというように、
その人の「人生の軌跡」に思いを馳せる
と、少なくとも私は、
自分が腹を立てている相手も、
自分と同じように喜怒哀楽があり、
大事にしていることがある1人の人間であると、
リアルに想像できるとともに、
少しだけ「優しくなれる」と感じています。
■世界的名著『7つの習慣』では、
「第一の習慣 主体的である」
において、”主体的な人”とは、
『刺激と反応の間にスペースを空ける』
ことができる、と定義しています。
例えば、何か自分に好ましくないことが起こったとき、
正しく誰かの何かのアクションで腹が立った時などに、
「感情に流されて腹を立て相手に怒り散らす、ではなく、
一時停止をして、最適な反応を選ぶことができる」
これが、『刺激と反応の間にスペースをあける』ということです。
■怒りなどの感情に任せて、
それを放出させても、実は自分にとっても、
相手にとっても何のいいこともありません。
合わない、腹が立つ、
それは誰にでも起こりうることですが、
誰かを非難、批判するよりも、
「腹を立てない自分、立ててもうまく対処できる自分を作ること」
を目指す方が、より近道なんだろう、
そのように思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
自分が正しいと信じることをすればよい。
しても悪口を言われ、しなくても悪口を言われる。
いずれにせよ批判を免れることはできないのだから。
エレノア・ルーズベルト(婦人運動家・米国大統領婦人/1884-1962)
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