無意識のクセがもたらす「もったいない仕草」にご注意
(本日のお話 2132字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のコーチング。
ならびに夜は企業人事交流会の開催でした。
「生産性向上」について話をいたしましたが、
誠に深く、色々な話が広がる時間でございました。
ご参加いただきました皆様、
三連休の前の夜に、ありがとうございました!
次回の「企業人事交流会」は11月1日。
「社員エンゲージメント」について考えます。
(以下ご案内です)
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■第12回 企業人事交流会 ~社員エンゲージメントについて考える~
◯日時:11月1日(金)15:00~18:00
◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
◯費用:無料
◯詳細・お申込み: https://forms.gle/sXPGrzjyYBb3VQc27
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また次回以降、諸事情により
(というか私の英語強化学習期間に入る、という事情ですが)
企業人事交流会は少しの間、お休みさせていただきます。
ということで、交流会にご興味がありましたら、
お気軽にお越しいただければ嬉しく存じます。
(人事に関わっていると感じられている方であれば、
どなたでも、大歓迎でございます)
*
さて、本日のお話です。
ここ最近、システムコーチング、
コーチング含めて行っておりますが、
その関わりの中で感じていることがあります。
それは、
”「無意識のクセ」がもたらす影響”
について。
今日はこのテーマについて、
皆様に学びと気づきをご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【無意識のクセがもたらす「もったいない仕草」にご注意】
それでは、どうぞ。
◼︎しばしば言われることですが、
私達は「自分の姿」が見えません。
そして、なかなか自分の姿を、
目視する機会も少ないものです。
だから自分の声とか、動画を見ると、
「私、こんな風に見えるんだ、、、」
と愕然とすることもしばしば。
コーチングの練習や、
講師の練習をするときに、
自分の音声や動画を撮って見てみることがありますが、
大体の場合、愕然とします。
(もちろんショックで、です汗)
◼︎例えば、
・自分って、こんなに背中曲がって立っているんだ、とか
・自分って、こんなにごにょごにょ喋ってたんだ、とか
・自分って、こんなに無駄な動きが多かったんだ、
、、、などなど。
このように、
自分で自分のことを見つめてみると、
良い悪いに関わらず、それだけでも多くの発見があるものです。
そして、それに加えて更にパワフルなのが、
「自分で見ても気づかないけれども、
周りから見ると、こんな風に見える」
を取り上げてみるケースです。
つまり、
『他者からのフィードバック』
に注目してみること。
これは大変多くの気付きがあります。
■私が以前、関わりが合った方で、
こんな”不本意な評価”をされている方がいました。
”不本意”というのは、
自分では普通に過ごしているつもりでも、
周りから、当人はよくわからない評価をされていた、
、、、という意味です。
例えば、
・無表情で冷たい、威圧的と評価されている
・人の話を真剣に聞いていない、と評価されている
・人を見下した態度である、と言われている
というように。
でも、当人としては、
「なぜ、そう言われるのかわからない」という。
◼︎しかし、その状況を深ぼってみると、
やはり火のないところには煙は立たないもので、
実は「無意識の癖」(=特に非言語の癖)が、
その”不本意な評価”の元になっていたことがわかりました。
先ほどの例でいえば、
・無表情で冷たい、威圧的と評価される
(=なぜならば、無意識に、話を聞くときアゴをあげる癖、
そして腕を組む癖があったから)
・人の話を真剣に聞いていない、と評価される
(=なぜならば、無意識に、携帯やパソコンを見て話す癖があったから)
・人を見下した態度である、と言われがち
(=なぜならば、無意識に、人の話を聞くときに首を傾けて、
唇の片側だけ上げて笑いながら聞く癖があったから)
と、いうように。
つまり、『無意識の癖』によって、
周りに何かしらの影響を与え、
その評価につながっていたのでした。
■考えるべきところは、
「本人にとっては普通のこと」
である、ということ。
本人には、冷たい、とか威圧的という意図はない。
しかし、周りからすると、
ネガティブなに捉えられていたりするのです。
そしてそれが1人ではなく、
複数人であったとしたら、残念ながら本人の意図に関わらず、
「事実」として認められることとなります。
すると、やはり自分に原因がある、
と捉えて対処したほうがよいのでしょう。。
■『メラビアンの法則』という、
”人に与える印象”を分析した有名な法則があります。
私達は「人の印象を決める」上において
・「言葉」(話の内容)が7パーセント、
・「言葉以外」(視覚や聴覚/しぐさや声のトーン)が93パーセント
という割合になっている、と示した、
1970年代にアメリカの社会学者メラビアンが発表した法則です。
注目すべきは「言葉以外」が与える影響の多さ。
そして「言葉以外のクセ」(しぐさなど)は、
なかなか自分では気づかないのです。
しかしこの仕草などの習慣は、
予想以上に大きな影響を与えているのです。
◼︎「無意識の習慣」とは、パワフルなものです。
そして、その「無意識の習慣」がプラスであれば、
そのままで逓増していくのですが、
もしマイナスなものであれば、
歩くほどマイナスの影響が撒き散らされることとなります。
ゆえに、自分の「無意識の習慣」に、
「マイナスの評価が伝わるような仕草」があれば、
早急に調整したほうがよいのです。
たった一つ、
【無意識のクセがもたらす「もったいない仕草」】
があるだけで、
せっかく素晴らしい成果や評価されるべきものが、
ネガティブな印象で打ち消されてしまうこともあります。
そしてそれは「勿体ない」ものです。
■ゆえに、
1,自分の無意識の癖に意識を向けること
2,必要であれば周りにも聞いて、
どんな影響を与える癖を持っているのか確認する
このことはとても重要なのであろう、
そんなことを思った次第です。
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<本日の名言>
経営者に役立つのは、耳ざわりな直言である。
安藤百福(日清食品創業者/1910-2007)
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