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2041号 2019年9月22日

今週の一冊『ノーサイド・ゲーム』

(本日のお話 1234字/読了時間1分半)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は靴の修理で、朝から新宿伊勢丹へ。

その後、紀伊国屋書店で、
研修企画のための本などを購入しておりました。

三連休ですが、10月までは、
諸々チャレンジが続くため、
もうちょっと頑張る期間。

がんばります!



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
今週の一冊のコーナー。

今週の一冊は、

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『ノーサイド・ゲーム』(著:池井戸潤)


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です。

■ドラマ化もされ、
先日最終回を迎えたこの小説。

ラグビーワールドカップもあり、
非常に注目度が高まっているのは、
皆さまご存知の通りかと思います。

今回の一冊は、そんなラグビーの
「アツさ」を始めとして体感できる、
素晴らしき一冊です。

結論、泣きました(笑)


■著者の池井戸潤さんといえば、
「半沢直樹」を始めとした、
有名ドラマの元となった小説を次々に送り出してきた、
今が旬の有名な作家の一人。

そして、私の個人的な感想として
今回の『ノーサイドゲーム』の魅力を言葉にするのであれば、

”真っ直ぐな生き様のカッコよさ”

をラグビーという題材を通じて、
感じられるところでしょう。


■そもそもの「ノーサイドゲーム」の言葉の意味とは、

”試合のときは全力で戦い、
ノーサイド(試合終了)の笛が終わったあとは、
お互いの健闘を全力で称え合う”

そんなラグビー精神のことを言います。

そして、今回の小説『ノーサイドゲーム』は、
そのタイトル通り、全力で今を生き、戦う人々の物語です。



ストーリーは、ラグビーチームを持つ、
ある大手自動車企業の経営企画室で働く一人のサラリーマン(主人公)が、
ある社内政治の結果として左遷され、
ラグビーチームのゼネラルマネージャーに
就任するところから話が始まります。


ラグビーに関わったことがない素人が、
ラグビー業界に関わって見えた経営の闇。

そしてラグビー部門の赤字と、
そのチームを抱え続ける会社との間で、
存続に揺れるラグビーチーム、

その中でラグビーに賭け、全力で戦うラガーマン達。


■「ビジネスの世界での主人公の戦い」。

そして、

「ラグビーの世界での選手達の戦い」。

それらが交錯しながら、
一つの終着点へとつながっていくストーリーは、
否応なしに引き込まれ、そして感動のクライマックスを迎えます。

最後の試合のアツさといったら、
涙なくしては読めません。


読ませるストーリーラインと、
シンプルなのに、ラグビーの奥深さを疑似体験できる構成。

フィクションとはいえ業界を学べる内容。
(おそらく現実も似たような話はあるはず)

ラグビーの魅力を十二分に感じられる
魅力的な一冊です。


■読み終わると、
きっとラグビーが観たくなるはず。

2015年の南アフリカ戦の奇跡の勝利の動画を、
YOUTUBEで観ると、心震わされること必須です。

あとは、本書を読んで、
激アツの漢の戦いに、震えてくださいませ。

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<今週の一冊>

『ノーサイドゲーム』(著:池井戸潤)


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