相手に対しての自分の予測は、「70%はずれる」くらい思っておく
(本日のお話 1376字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件の個別コーチング。
ならびに夜は、お世話になっている職場の方の
ご結婚お祝いパーティーに参加でした!
(Kさん、今後とも末永くお幸せに!)
*
さて、本日のお話です。
最近連日コーチングを行っている中で、
あらためて思うことがあります。
それは、
「人の頭の中はわからない」
ということです。
今日はこのお話について、
シンプルですが、大切だなあと思うことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【相手に対しての自分の予測は、「70%はずれる」くらい思っておく 】
それでは、どうぞ。
■人が口から話す『意見』というのは、
本当にごく一部、氷山の一角のようなものです。
その背景には様々な想いがあり、
本人しかわからないこともしばしば。
しかし私たちは、
相手のその気持ちを勝手に推し量って、
そして無用なわだかまりを、
”勝手に感じる”ことがよくあるように思うのです。
■例えば、
「自分が話をしていて、
相手が集中していないように聞いている」
という状況を見たら、
(自分の話は面白くないのではなかろうか、、、)
と感じ、不安になったり、
あるいは別のケースで、
「部下が会議に参加しているのに
明らかに不快な顔をしている時」
などで、上司として
(彼はやる気がないのだ)
と断じて判断をしたり、、、。
そんな風に、
『(自分の聞いてもないのに)相手の気持ちを推し量る』
ことをして、そしてその推し量った事実を、
”確認もせず”、こうに違いないと半ば断じてしまう。
よく言う、
「事実と解釈をごっちゃにする」
ということで、自分が不快になったり、
相手を否定したり、ということが、
ままあるように思うわけです。
■しかしながら、先程のケース、
「自分が話をしていて、
相手が集中していないように聞いている」
ような時に、
「なんだか、集中して聞けていないようだけど、、、
何か理由でもあるの?」
と、決めつけずに広く聞いてみると、
結構な確率で「外れる」わけです。
よくよく聞いてみると、ただただ、
「朝、階段で転んで、スネをぶつけて、
未だ物凄く痛い」
とかかもしれないし、
「お客さんへの対応を残してきてしまって、
ソワソワしていた」
かもしれない。
予想だにしないことか、結構あるのです。
あるいは、
「部下が会議に参加しているのに
明らかに不快な顔をしている時」
も、単純にお腹が痛かっただけかもしれない。
■言いたいことは、
”ごく一部の表面化したモノ(言葉・表情)から、
相手の氷山の水面下の膨大な思いを、
100%予測することなど不可能に近い”
ということなのです。
もちろん、概ねあたっていたとしても、
人の感情は複雑に混じっていますから、
完璧に理解することは難しいのです。
この前提に立ちつつ、
話をすることがとても重要だと思うのです。
■『7つの習慣』では、自分と相手で、
素晴らしい結果(シナジー)を生み出すためには、
『第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される』
が必要であると言います。
ポイントは、「まず理解に”徹し”」ところ。
相手が何を感じているのか。
その理由はなにか。
他にも関わっていることはないのか。
まだ他にはないか。
もう一つ、その他にも、ないか。
、、、
そうやって、
相手のことを”勝手に推し量る”のではなく、
”100%理解しよう”と聞こうとすること。
このことが、極めて重要なのだろうな、
そんなことを改めて思ったのでした。
■基本、”相手への推し量り”ははずれるもの。
そして、それで勝手に凹んだり、
相手を攻めたりしたら、それこそ無駄以外の何物でもありません。
ゆえに、
【相手に対しての自分の予測は、「70%ははずれる」くらい思っておく】
くらいでちょうどよいのでしょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
「垣根」は相手がつくっているのではなく、
自分がつくっている。
アリストテレス(古代ギリシャの哲学者/BCC384-322)
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