メールマガジン バックナンバー

2053号 2019年10月4日

「5〜7年の壮大な仕込み」を考え、実行すれば、人生の勝率はすべからくして高まるもの

(本日のお話 1789字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、5件の個別コーチング。
ならびに夜は、ある経営塾の説明会に参加してまいりました。

私の他に、もう1人参加者がいたのですが、
私(紀藤)が起業することになったきっかけになった恩師で、
大変に驚くとともに、思いがけない出会いを感じておりました。

こういうことを書くと極めて怪しいのですが、
「引き寄せ」的なものを、勝手に感じてしまった次第。
あるいは、世界は狭いと言うべきか。

いずれにせよ、大変ありがたい時間でした。



さて、本日の話です。

個人的な話ではございますが、
昨日の経営塾の帰り、その私が師匠と仰ぐ方と、
一緒に食事に行きながら世間話をしていたのですが、
その時の話が、大変ためになるものでした。

今日はそこから学んだことを、
皆様にも共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「5〜7年の壮大な仕込み」を考え、実行すれば、人生の勝率はすべからくして高まるもの】


それではどうぞ。


■”人は1年でできることを過大評価し、10年でできることを過小評価する。”


そういったのは、世界的なコーチの
アンソニー・ロビンスさんだったかと。


しかし、この言葉、本当にその通りで、
われわれはつい、結果を急ぎ過ぎるがあまり、

「今すぐに」、変化が欲しく
「今すぐに」、今の状況を劇的に変えたい

と、どこかで思っているもの。


また、ある実験では、

”今すぐもらえる10万円と、1年後にもらえる11万円。
 あなたはどちらを選びますか?”

という質問をすると、
「今すぐ10万円をもらいたい」という人が、
圧倒的に多い、という結果がでています。
(”確実性バイアス”というそう)

それくらい私たちは、

”今すぐに願望”

があるし、今すぐのほうが、
安心だし、重要だし、
優先させてしまうものなのかもしれません。


■そのことに関連した話で、
そんな「今」を重視した考えが市場に多いからこそ、

”人生の勝率を高めるために必要なことは、逆である”、

と思わされる話を聞いたのでした。

昨日、私が師と仰ぐ方と、
食事しながら話をしていると、
こんなことを語られていたのでした。

曰く、

「今スタート地点に立ったイメージですよね。
 これからいろいろ仕込みをして中期で一気に行きますよ!」

「大体、目標を打ち立て、何かに集中的に投下し続けていくと、
 だいたい5-7年位の時間を経ると確実に変化していきますよね。

 ただこれは実際やったことがある人じゃなければわからないんですよね。

 でも多くの人は、5年も待てないし、当然7年も待てないし、
 その間で、何かにつまずくと、そこでやめちゃうんですよね。

 ゆえに、”中期で何かを考える”ということは戦略として重要だし、
 その間には死屍累々が横たわっている(笑)

 逆に言えば、市場がそうなのだから、
 5年、7年で、中期的に計画をして、そこにPDCAを回し続ければ、
 ぶっちゃけ負ける気がしないですよね」


、、、というようなお話でした。


■私がその方を大変尊敬していると言う、
尊敬バイアスがかかっているのかもしれませんが、

あらためて、本当にその通りだよなあ、、、
と思ったわけです。


というのも私も、まだまだ成功とは、
言えるほどのものではありませんが、

少なくとも起業して、
この1年半の間、劇的なレベルアップは遂げてきたし、
見えてくる視点が変わってきた、

という自負はあります。
(あくまでも自分の中の相対的な変化率です)


そして、何を持って変わったかと言うと、

「約6年間、メルマガを配信し続けた」

ということ、これは非常に大きかったかなと思うのです。

ちょうど配信して6年くらいのタイミングで、
自らの形態が変容するように感じたのです。

蛹から蝶へ、とまでのものではありませんが、

・仕事への捉え方
・自分の思考を言葉にする力
・人と対峙するときに対等でいられる姿勢
・ある程度の話題は話せるという自負

など、多くのものがバージョンアップし、
それにより、6年前とは全く違う結果を出せるようになった、

と感じます。

そしてそれはやはり、

『5〜7年の壮大な仕込み』

があってこそだったと思うわけです。


■と、考えると、

【5年1クール、7年1クールという
 中期的な視点で人生戦略を練る】

という姿勢こそが、人生の勝率を高める上で、
とても大切なのかもしれません。

100年時代と言われて久しいですが、
実際、思ったよりも人生は続いていくもの。

そんな時に、

”「今すぐに」ではなく、「5年」で何ができるか。”

を考え、そのために自分が今、何に投資をして、
どんな時間の使い方をするのが望ましいのか、

と考えることで、また違う、
人生戦略・戦術・日々の計画が見えてくるのではないか、

そんなことを思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

===========================
<本日の名言>

人間のあらゆる過ちは、全て焦りから来ている。
周到さをそうそうに放棄し、もっともらしい事柄を
もっともらしく仕立ててみせる、性急な焦り。

フランツ・カフカ(オーストリアの小説家/1883-1924)
===========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す