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2057号 2019年10月8日

「お魚PDCA」から学んだ、今以上の、より良い成果を得るための原則

(本日のお話 2678字/読了時間3分半)


■おはようございます。紀藤です。

日曜~月曜午前まで、
道志村のキャンプ場にてキャンプ。

昨日午後は、都内に戻りお仕事でした。

ちょっとだけずらして週末を楽しむのも、
空いていて良いものですね。

おすすめです。



さて、早速ですが本日の話です。

先日のキャンプの際、
”鮎釣り”をいたしました。

その釣りのプロセスの中で、
素人なりのものではありますが発見があり、

これは人生で大切な考えだな、思いましたので、
本日はその学びと気づきを、皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「お魚PDCA」から学んだ、今以上の、より良い成果を得るための原則】


それでは、どうぞ。


■先日それこそ、10年ぶり位に、
昨日、釣りをいたしました。

「道志村フィッシングセンター」という、
渓流を囲って作った釣り堀で、
10月に入った今でも釣りを楽しむことができます。

そこに

「キャンプをするなら、
 鮎の塩焼きと焚き火のコラボレーションでしょ!」

ということで、キャンプ場に行きすがら
鮎釣りに行くことにしました。

(もしかしたらニジマスだったかもですが、、、)


■ちなみに、その釣り場では、
8匹までは持ち帰りが無料で、
9匹以上になると有料になります。
(釣竿、エサを含めて参加費4300円)

そして、自分が割り振られた番号の”渓流の囲い部分”がエリア。

そこに、養殖をしていた鮎(ニジマス?)を8匹ほど、
係りの人が投入します。

すなわち、
少なくとも8匹はその囲いの中にいる、
と言うことになります。


魚いねーじゃん!とならないよう、
そして釣りを楽しめる配慮ですね。


■そして早速釣りを開始します。

エサは、”いくら”。

いくらをつけた針を、
釣り堀の中に投入します。

、、、

すると、食いつく、食いつく。

まさに入れ食い状態。

私と、また一緒に釣りをした友人も、
幸先よく2-3匹釣ります。

「こりゃ、すぐ8匹いっちゃいそうだね」

と私と友人。


■しかし、自体はそう甘くありません。

魚も、何か良くない気配を感じたのでしょうか。
少し経つと、全く釣れなくなってしまいました。

投入した餌のイクラも、
水にふやけて白くなり、
ただただ時間だけが過ぎていきます。

釣れない。

釣れない。

さっきの入れ食いはなんだったのか。。

うーん、鮎3匹に4300円は高い。


ということで、
どうしたらもう一度釣れるのかを、
Google先生に聞いて、調べることにしました。

すると、以下のような情報が手に入りました。


<魚釣りのポイント>

1,魚は放流されて30分の間は食いつきが良い。
  それまで「エサ断ち」をされているため、開始が勝負。

2、しかし、30分-1時間経つと、
  人の気配や、釣られる様子を感じ、警戒心が高まる。
  そして、釣れなくなる時期が必ずくる(不活性状態)。

3,その時は、餌の種類を変える。(いくら→幼虫)
  再度刺激を与えることで釣れるようになる。

4,また、「食いついた時」は手首で竿をひかず、
  腕全体で引き上げ、針をしっかりと引っ掛けることがポイント。


、、、とのこと。


■フムフム、なるほど。

つまり魚も馬鹿じゃない、と言うことか。


そんなことを思い、
いろいろ試してみることにしたのでした。


魚がうっすらと水面下に見えるので、

”針がない状態で餌を投入したら魚を食べるのか”

ということを実験してみました。


すると、針がない状態で、
自然に水流にエサが流れて行く時は食べる。

しかし、針がついていて、

・魚からきらりと光るものが見えている時、

・エサ付きの針が自然に流れていないときは、

魚は”直前で食べるのやめる”のです。


何で判断してるのかはわからないのですが、
きっと魚たちは「なんか変な感じだぞ」という違和感を、
直前で察知している様子でした。


■素人考えではあるものの、
それらの得た情報、観察した情報から、
「新たなアクション」をしてみることにしました。

----------------------------------------------------------
・針をエサで見えないように隠す(いくら3つつける)

・他の餌を放り込んだ後、その中に紛らせてエサ針を投入する

・竿を短く持ちかかった瞬間に引っかける
----------------------------------------------------------

というアクションプラン。

多分、”釣り”をする人は、
普通にやっていることなのかもしれません。


しかし、素人の私でも、
少なくとも、ただ”浮きを浮かべているだけ”では、
何も変わらないことがわかりました。

ゆえに、よく言われる、


【違った結果を求めるならば、違った行動をすること】


という言葉を思い出し、試してみたのでした。



■すると、面白いように、
再度、釣れ始めました。

撒き餌の中に、
エサ付きの針をこっそりと忍ばせると、
他のエサを食べる勢いで、躊躇なくガッツリと食べます。

そして、追加で1匹、もう1匹と釣り、
持ち帰り上限の8匹まで釣れたのでした。

見事に作戦がはまって、
魚との果し合い(?)を制することができた、

そしておかげで夜はバーベキューのつもりが、
”魚だけ”になったのでした(汗)


、、、という、本当にちょっとした成功体験でした。



■そして、この魚釣りの一連の流れを振り返り、
改めて思うこと。

それが、


『違った結果を求めるならば、違った行動をしなければならない』


と原則でした。



『狂気とはすなわち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること』

という格言がありますが、まさしくその通り。


自分がより多くの成果を得たい
(=今回の場合は鮎)のであれば、

自分がより多くの成果を得るためにできる、

・今と違った行動は何なのか

・まだやっていない、しかしやってみたら、
 結果が変わるかもしれない行動は何なのか

・成果を出している人がやっている行動とは何なのか

、、、

など考え、アイデアを出し、実行すること。


■経験がなくとも、情報がなくとも、
今もっている限られた資源の中で、


『何かできる事はないだろうかと考え、やってみる』


このことが、魚釣りの話ではなく、
”自分の人生の幅を拡げる”という意味でも、
極めて重要だと思うのです。


ビジネスシーンにおいて、
”新しい行動ができない言い訳”としてよくでる話は、

情報不足、時間の不足、権限の不足

の3つであると何かの本で読みましたが、
そんな中でも、できることはあるはずなのです。


エサの種類が他になくとも、
代わりにできる対策、アクションもあるはず。

「だってこのエサしかないし」と言っても、
何も始まりません。


■『違った結果を求めるならば、違った行動をしなければならない』

ということ。そして、

『今あるものの中で、何かできる事はないだろうかと考え続ける』

こと。


お魚とのPDCA(Plan-Do-Check-Action)を回しつつ、
仕事と人生の大切な原則に思い馳せた次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

仕事のできないことを、設備、資金、人手、時間のせいにしてはならない。
それでは全てを世の中のせいにしてしまう。
良い仕事ができないのをそれらのせいにすれば、
あとは堕落への急坂である。

ピーター・ドラッカー(オーストリアの経済学者/1909-2005)

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