「お魚PDCA」から学んだ、今以上の、より良い成果を得るための原則
(本日のお話 2678字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。
日曜~月曜午前まで、
道志村のキャンプ場にてキャンプ。
昨日午後は、都内に戻りお仕事でした。
ちょっとだけずらして週末を楽しむのも、
空いていて良いものですね。
おすすめです。
*
さて、早速ですが本日の話です。
先日のキャンプの際、
”鮎釣り”をいたしました。
その釣りのプロセスの中で、
素人なりのものではありますが発見があり、
これは人生で大切な考えだな、思いましたので、
本日はその学びと気づきを、皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「お魚PDCA」から学んだ、今以上の、より良い成果を得るための原則】
それでは、どうぞ。
■先日それこそ、10年ぶり位に、
昨日、釣りをいたしました。
「道志村フィッシングセンター」という、
渓流を囲って作った釣り堀で、
10月に入った今でも釣りを楽しむことができます。
そこに
「キャンプをするなら、
鮎の塩焼きと焚き火のコラボレーションでしょ!」
ということで、キャンプ場に行きすがら
鮎釣りに行くことにしました。
(もしかしたらニジマスだったかもですが、、、)
■ちなみに、その釣り場では、
8匹までは持ち帰りが無料で、
9匹以上になると有料になります。
(釣竿、エサを含めて参加費4300円)
そして、自分が割り振られた番号の”渓流の囲い部分”がエリア。
そこに、養殖をしていた鮎(ニジマス?)を8匹ほど、
係りの人が投入します。
すなわち、
少なくとも8匹はその囲いの中にいる、
と言うことになります。
魚いねーじゃん!とならないよう、
そして釣りを楽しめる配慮ですね。
■そして早速釣りを開始します。
エサは、”いくら”。
いくらをつけた針を、
釣り堀の中に投入します。
、、、
すると、食いつく、食いつく。
まさに入れ食い状態。
私と、また一緒に釣りをした友人も、
幸先よく2-3匹釣ります。
「こりゃ、すぐ8匹いっちゃいそうだね」
と私と友人。
■しかし、自体はそう甘くありません。
魚も、何か良くない気配を感じたのでしょうか。
少し経つと、全く釣れなくなってしまいました。
投入した餌のイクラも、
水にふやけて白くなり、
ただただ時間だけが過ぎていきます。
釣れない。
釣れない。
さっきの入れ食いはなんだったのか。。
うーん、鮎3匹に4300円は高い。
ということで、
どうしたらもう一度釣れるのかを、
Google先生に聞いて、調べることにしました。
すると、以下のような情報が手に入りました。
<魚釣りのポイント>
1,魚は放流されて30分の間は食いつきが良い。
それまで「エサ断ち」をされているため、開始が勝負。
2、しかし、30分-1時間経つと、
人の気配や、釣られる様子を感じ、警戒心が高まる。
そして、釣れなくなる時期が必ずくる(不活性状態)。
3,その時は、餌の種類を変える。(いくら→幼虫)
再度刺激を与えることで釣れるようになる。
4,また、「食いついた時」は手首で竿をひかず、
腕全体で引き上げ、針をしっかりと引っ掛けることがポイント。
、、、とのこと。
■フムフム、なるほど。
つまり魚も馬鹿じゃない、と言うことか。
そんなことを思い、
いろいろ試してみることにしたのでした。
魚がうっすらと水面下に見えるので、
”針がない状態で餌を投入したら魚を食べるのか”
ということを実験してみました。
すると、針がない状態で、
自然に水流にエサが流れて行く時は食べる。
しかし、針がついていて、
・魚からきらりと光るものが見えている時、
・エサ付きの針が自然に流れていないときは、
魚は”直前で食べるのやめる”のです。
何で判断してるのかはわからないのですが、
きっと魚たちは「なんか変な感じだぞ」という違和感を、
直前で察知している様子でした。
■素人考えではあるものの、
それらの得た情報、観察した情報から、
「新たなアクション」をしてみることにしました。
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・針をエサで見えないように隠す(いくら3つつける)
・他の餌を放り込んだ後、その中に紛らせてエサ針を投入する
・竿を短く持ちかかった瞬間に引っかける
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というアクションプラン。
多分、”釣り”をする人は、
普通にやっていることなのかもしれません。
しかし、素人の私でも、
少なくとも、ただ”浮きを浮かべているだけ”では、
何も変わらないことがわかりました。
ゆえに、よく言われる、
【違った結果を求めるならば、違った行動をすること】
という言葉を思い出し、試してみたのでした。
■すると、面白いように、
再度、釣れ始めました。
撒き餌の中に、
エサ付きの針をこっそりと忍ばせると、
他のエサを食べる勢いで、躊躇なくガッツリと食べます。
そして、追加で1匹、もう1匹と釣り、
持ち帰り上限の8匹まで釣れたのでした。
見事に作戦がはまって、
魚との果し合い(?)を制することができた、
そしておかげで夜はバーベキューのつもりが、
”魚だけ”になったのでした(汗)
、、、という、本当にちょっとした成功体験でした。
■そして、この魚釣りの一連の流れを振り返り、
改めて思うこと。
それが、
『違った結果を求めるならば、違った行動をしなければならない』
と原則でした。
『狂気とはすなわち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること』
という格言がありますが、まさしくその通り。
自分がより多くの成果を得たい
(=今回の場合は鮎)のであれば、
自分がより多くの成果を得るためにできる、
・今と違った行動は何なのか
・まだやっていない、しかしやってみたら、
結果が変わるかもしれない行動は何なのか
・成果を出している人がやっている行動とは何なのか
、、、
など考え、アイデアを出し、実行すること。
■経験がなくとも、情報がなくとも、
今もっている限られた資源の中で、
『何かできる事はないだろうかと考え、やってみる』
このことが、魚釣りの話ではなく、
”自分の人生の幅を拡げる”という意味でも、
極めて重要だと思うのです。
ビジネスシーンにおいて、
”新しい行動ができない言い訳”としてよくでる話は、
情報不足、時間の不足、権限の不足
の3つであると何かの本で読みましたが、
そんな中でも、できることはあるはずなのです。
エサの種類が他になくとも、
代わりにできる対策、アクションもあるはず。
「だってこのエサしかないし」と言っても、
何も始まりません。
■『違った結果を求めるならば、違った行動をしなければならない』
ということ。そして、
『今あるものの中で、何かできる事はないだろうかと考え続ける』
こと。
お魚とのPDCA(Plan-Do-Check-Action)を回しつつ、
仕事と人生の大切な原則に思い馳せた次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
仕事のできないことを、設備、資金、人手、時間のせいにしてはならない。
それでは全てを世の中のせいにしてしまう。
良い仕事ができないのをそれらのせいにすれば、
あとは堕落への急坂である。
ピーター・ドラッカー(オーストリアの経済学者/1909-2005)
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